人物寸描とは? わかりやすく解説

人物寸描(五十音順)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 10:12 UTC 版)

山藤章二」の記事における「人物寸描(五十音順)」の解説

井上ひさしとは夕刊フジ連載巷談辞典」(1974-1975)で組んだこともあり、親しく交流があるが、1986年には、井上私生活に関するニュースを「ブラック・アングル」であえて揶揄対象にしている。そこでは、からかったブラック氏に対し井上拳骨与える絵が添えられている。2010年4月9日井上逝去した際も、「ブラック・アングル」で井上追悼する似顔絵山藤コメント掲載した沢田研二については、1976年暴力事件(「いもジュリー事件以降、しばしば画題取り上げている。「いもジュリー事件の際は、「はじめ人間ギャートルズ」の主人公一家おびやかす新原人間」として沢田描いた1977年常用漢字試案から「」「殴」が削られた際は、それを惜し沢田登場させた。 1979年沢田PARCOポスターに初の男性ヌードモデルとして起用された際は、「時代鼓動を鳴らすのは誰だ」のキャッチコピーをもじって「男か女かわからないのは誰だ」と揶揄した田中角栄については、定期連載開始時から1993年死去まで幾たびも風刺対象にしてきた。1983年12月衆院選挙の際に、野坂昭如が「打倒田中」を宣言して新潟3区(旧)から立候補すると、田中銅像兵馬俑)を蹴っ飛ばす野坂の絵を掲載した当時展示され武官俑が破壊される事件があった)。結果は、田中トップ当選果たし野坂次点落選田中にとって、これが健在の頃としては最後の選挙であった寺尾聰は父の宇野重吉似てきたといわれるが、山藤はそれを予見する作品1981年掲載している。この年寺尾は「ルビーの指環」を歌い「ザ・ベストテン」などの音楽番組10以上にわたり1位をマークした音楽賞総なめし、「紅白歌合戦」にも出場した山藤は、その寺尾代わりに、父の宇野サングラスをかけさせ、マイク持たせたところを描いた。「父の日プレゼントのつもりで」若い格好をさせたという趣向であるが、宇野の姿は寺尾にそっくりであった張本勲は、読売ジャイアンツ移籍した当時いかつい風貌からよく暴れ者曲解されていたという。山藤はこれをもとにした作品掲載した1976年園山俊二画風模して暴れ者有名人描いた新原人間ギャートルズ」の中に張本の顔があった。 1980年張本トレードにより退団すると、巨人ユニフォーム食いちぎる猛獣として描いた同時に舌禍退団した青田昇猛獣にされた)。 同じ年に日本初5つ子が誕生すると、張本暴れ者赤ん坊として描いた背負っているのは当時長嶋茂雄監督)。 美空ひばりの絵は、他の媒体では多く描いているが、「ブラック・アングル」では少なく2点ほどである。1976年には、小野吉郎NHK会長当時この年引責辞任)と子ども同士のように睨み合っているところを描いたまた、1979年には、「紅白歌合戦」に7年ぶりに特別出演決まったことを取り上げ同様に特別出演藤山一郎と並ばせて、ブラック氏に「敬老特集」と評させた。作家石堂淑朗は、山藤の絵について「ひばりをこんなにひどく描いた絵かきはいない!!」と「ホメてくれた」という(『とりあえ!?講談社 1990)。山藤はひばりの「『野暮ったさ』、『くさみ』、『高慢ぶり』または『コワイ周辺』といった、小生好きでない部分を画想のベースにした」という(同)。 読売新聞グループ本社会長渡邉恒雄については権力誇っていた1990年2004年読売新聞社長兼主筆時代風刺対象にしている。

※この「人物寸描(五十音順)」の解説は、「山藤章二」の解説の一部です。
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