五聖竜(ごせいりゅう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/09 16:21 UTC 版)
「ぼくと彼女に降る夜」の記事における「五聖竜(ごせいりゅう)」の解説
「魔女猟人」において最高の実力者であり、竜の二つ名を与えられた5人。魔乖咒とは別種の異能を操り、その実力は一人が万軍に値し、狙われて生きていられた魔乖術師は存在しない。また実戦部隊である「五聖竜」には、「魔女猟人」を運営するヘルブスト家の影響も及ばないようである。 突然変異によって異能力を得た存在であり、魔術師と同種の存在。「炎(エン)」「剣(ケン)」「鉄(テツ)」「天(テン)」「神(シン)」の5人がいる。 「炎」 「五聖竜」のメンバー。フルネームはフェン・ロン・ファン。漢字表記は「馮龍範」。本名か偽名かははっきりしない。日本人ではない東洋人らしい。「灼熱の炎龍帝(しゃくねつのえんりゅうてい)」の異名を持つ男。自分では「炎を呼ぶ男」と名乗っていた。 白いスーツに白い中折れ帽をかぶった姿でいることが多く、身長は190センチ以上ある。ローマ字混じりのキザな口調、キザな態度が特徴であり、飄々とした人物。異名の通り炎を操る異能を持ち、なにより戦うことが好き。だが女子供は殺さない主義らしく、本来は殺すべきだった杏子を見逃したこともある。いつかナイトと戦うことを楽しみにしている。 考え方の違いから「神」と対立し、五聖竜を抜けることとなる。キョウシロウのことはケンカ友達と思っており、仲間意識を持っていたため、キョウシロウの仇であるアイリスに勝負を挑む。だが返り討ちにあい、ナイトと戦えないことを悔やみながら死ぬこととなる。 「剣」 「五聖竜」のメンバー。名はシチガイ・キョウシロウ。「斬壕の剣竜王(ざんごうのけんりゅうおう)」の異名を持つ男。虚空から剣を生み出す異能と殺されても生き返る異能を持つ。ざんばら髪で頬に傷があり、目つきが異様に悪い。年寄り臭い口調だが、フェンと同い年くらいの若い男。 なにより戦うことが好きで、相手が女子供であっても容赦はしない。「五聖竜」の中で最高の戦闘力を持ち、その力は仲間からも恐れられるほど。普段は割りと冷静だが、強敵と戦って本気になると、見境なく貪欲に戦いを求めるようになる。無頼者で似たところのある「炎」とは比較的仲がいいようである。 かなりの実力者で、世界最高の剣客である「七剣八刀」の一人を斬り殺すほどの力を持つ。初登場時にはナイト、ヨル、ナナの3人と同時に戦いながらヨルとナイトを瀕死状態まで追い込む。限界を超えた力を引き出して捨て身で攻撃するナイトの前に敗れるが、不死身の異能でその後難なく復活。3人と戦ったとき、キョウシロウは手加減していて実力の一割も出していなかったと告白する。さらにその後「偽」の本家を壊滅させてしまう等、桁外れの実力を見せつける。 「鉄」 「五聖竜」のメンバー。「神」の護衛役。詳細不明。 「天」 「五聖竜」のメンバー。詳細不明 「神」 「五聖竜」のメンバーで盟主。「終末の焉竜神(しゅうまつのえんりゅうしん)」と呼ばれる人物。5人のリーダー的存在。「~でございます」という丁寧な口調が口癖。奥から指示を出す指揮官タイプの人間で、無頼者の「炎」や「剣」の内心を把握できておらず、折り合いがよくない。護衛役の「鉄」以外のメンバーを捨て駒程度にしか思っていないらしい。 源祖が持つ「星辰の金貨」を手に入れることを目標としていた。源祖がナイトの手によって倒されたために将来的に魔乖術師は弱体化していくと予測し、現在戦うのは得策ではないと考え、戦わぬまま地下に潜ることを決意する。
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