五胡十六国という呼び名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:57 UTC 版)
「五胡十六国時代」の記事における「五胡十六国という呼び名」の解説
五胡とは匈奴・鮮卑・羯・氐・羌の5つのことである。匈奴は前趙、夏、北涼を、鮮卑は前燕、後燕、南燕、南涼、西秦を、羯は後趙を、氐は成漢、前秦、後涼を、羌は後秦を、漢族が前涼、冉魏、西涼、北燕をそれぞれ建てた。 また、匈奴によって建てられた前趙、鮮卑慕容部によって建てられた前燕といった説明がされるが、これはあくまで中心となって建てた民族であり、その国家の中には複数の民族が混在していた。 「胡」の字には異民族に対する差別的な意味合いがあるので、近年使用が控えられるようになり、それに代わり東晋十六国の名前が使われるようになってきた[要出典]。ただし、五胡十六国時代の範囲には東晋滅亡後の20年ほども含むため、この用語も完全に適切とは言いがたい。
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