二谷家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 17:14 UTC 版)
二谷コウキ(にたに コウキ) 声 - 酒井乃碧 / 演 - 佐藤瑠生亮 りんの幼馴染の少年。やんちゃな性格で小学校では問題児扱いされるが、不審者(だとコウキが思い込んだ近所の人)に出会った時にりんのことを守ろうとするなど、男らしい一面もある。両親が幼いころに離婚し、母親のゆかりと2人で暮らしている。両親の離婚後に父親とは会っておらず、覚えていない。ゆかりのことは「うっさいおばさん」「ガミガミおばさん」など評するが、性根は母親想いである。ゆかりとりんは「世界2大いい女」。 保育園時代から大吉を「ダイキチ」と呼び、「父ちゃんみたいなの」であり、Wii、ニンテンドーDSやPSP、果てはファミコンとおぼしきハードで一緒に遊ぶ仲である。ただ、大吉の名字を高校生になっても覚えていなかった。保育園・小学生時代 無愛想で友達が出来づらかったが、家庭の境遇の似たりんと保育園で出会い友達になる。りんと同じ小学校に進学し、クラスは違うものの学童保育(にこにこ学童クラブ)も同じだった。 小学校時代ではその性格から担任に目を付けられ、ゆかりを困らせる。先生の言うことを中々聞けなかったが、りんが一喝すると素直に言うことを聞くなど、りんに対しての想いが強い。夏休み前日の登校中に排水溝に落ちて額を切り、額に大きめの傷が残る。 中学時代 りんと同じ緑中学。1年の時に陸上部の2年の先輩のいざこざから部活へは行かなくなる。ゲームセンターにいた所を相原徳也に目を付けられ、妹の紅璃を紹介されてから生活が荒れる。髪を赤く染め、夏休み前には上級生とケンカをしてケガをさせてしまったり、その後も学校をサボったり、家に帰るのが遅くなったりと行動が酷くなっていった。 りんに対して相変わらず好意を抱いていたが、紅璃にりんを含めた脅しをかけられ無理矢理「付き合っている」状態にさせられ、りんとは疎遠になる。 中学3年の高校受験の際に、このままではりんと同じ高校へ行けないと初めて気づき、紅璃と別れ、髪染めを止め頭を丸坊主にしてりんにこれまでのことを謝罪した。りんがコウキを受け入れたことで、自身がりんの隣にいたかっただけだったことを思い出す。その後は、りんに教わりながら猛勉強して、一応進学校と言われるレベルの同じ高校に入学する。 高校時代・その後 容姿が母親に似てきて大きく変わり、女生徒にそこそこ人気があるようだが、りん一筋は変わっていない。背は、りんより高く180cm近くあるようだが中学入学のころは、りんの方がまだ背が高くコンプレックスになっていた。1年C組でクラスは違うが基本的に、大吉の家にりんを迎えに行って一緒に登校している。学校にはグレていたころの名残で「緑中(ミドチュー)のスーパーサイヤ人」として噂が流れている。 普段はりんとは今まで通りの幼馴染の関係だが、紅璃に対する過去のせいでりんが心傷になっているため、時おり関係をギクシャクさせている。さらに未だにコウキが紅璃に呼び出しをされ会っていることが、りんを不愉快にさせている。結果的にそれが致命的となり、一旦はコウキの想いを受け入れたりんだったが、結ばれることはなくなった。 母親の再婚が決まった時には、それまで応援をしていたものの、いざとなった時には気持ちの整理が着かなかった。 りんとは付き合うことは出来なくなったが(本人は諦めきれていないが)、お互いに家庭のことや進路の相談に乗っていた。大吉がりんの想いに戸惑っている時には、りんを幸せにするよう激励を込めて毒突いた。高校卒業後は地元を離れる。 二谷ゆかり(にたに ゆかり) 声 - 大原さやか / 演 - 香里奈 コウキママ。コウキの母親で、大吉とりんも驚く美人。大吉より2歳年上。夫とは離婚しており、コウキのことは女手一つで育てている。離婚の理由は、仕事の上での夫とのすれ違いや、夫の方にまだ子供のいる家庭のビジョンが出来ていなかったため。子供思いで真面目な性格であるが、落ち着きのないコウキのことで頭を悩ますことが多い。プリン好き。スポーツは苦手で、泳げない。父が病にかかっており、母親も元々体が丈夫でない方なので心配している。 保育園でのコウキのお迎えの際に大吉と出会ってから、何かとりんとコウキを通して交流を深めることになる。 大吉とは子育てについて語り合ったり、助けあったりしているうちに、プラトニックな恋愛関係を築くようになる。コウキが中学生のころには結婚の話も浮上していたが、この時りんとコウキの関係が良く無かったこともあり保留となり、後年には互いに惹かれ合いながらも、ゆかりの方から見合いを建前として身を引くことになる。 コウキが高校3年生の卒業のころには再婚していた。 実写映画では、茶髪でモデルをやっており言葉遣いもやや雑と原作から随分と設定が変更されている。また、夫とは離婚したとされているが、実際は死別している。
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