事務総長としての中立性とは? わかりやすく解説

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事務総長としての中立性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 07:21 UTC 版)

潘基文」の記事における「事務総長としての中立性」の解説

国連事務総長複数国家の代表として職務中立性求められる。しかし、潘は事務総長就任以来上記縁故採用問題などの他に下記あるような事務総長としての中立性を保っていないとされる出来事起こしている。 2007年10月24日の「国連の日においては毎年この日に恒例行事として国連本部行われる事務総長主催コンサート開催された。加盟192か国の大使外交官ら約1600人が出席した。この日、潘の意向によって母国ソウル・フィルハーモニー管弦楽団公演行いソウル市韓国国連代表部コンサート後援した。 このコンサートの場において、韓国国連代表が作成したWelcome to KOREA」と題された、日本海を「東海」と表記した英文パンフレット式次第とともに配られた。事務総長主催する国連コンサートこうしたパンフレット配布するのは過去に例がなく、国連側はその場回収するなどの措置も取らなかった。韓国側地名の表記方法などについて話し合う国連地名標準化会議で、日本海呼称を「東海」と併記するよう求めており、加盟国大使らが多数出席するコンサートの場を利用して自らの主張定着狙ったものとみられる[誰?]。翌日日本国連代表部国連事務局韓国国連代表部対し文書などで抗議行った2008年7月3日事務総長就任後初め訪韓した際に、訪韓感想問われて、「韓国人国連事務総長として韓国国力伸張貢献できるようベスト尽くす」と述べた一方で2008年になると、韓国国内政治混乱、また国際社会において韓国が自ら果たすべき役割規模小さ過ぎるという現状対しメディア等苦言を呈する場面出てきている[要出典]。 2011年11月30日釜山にある国連軍兵士などを埋葬したUN記念公園事務総長として初め訪問した2011年安重根日本元老である伊藤博文暗殺するミュージカルがニューヨーク・リンカーンセンターで公演されると、ニューヨーク滞在各国国連大使招待した2013年8月26日前任事務総長までの慣習である「歴史消し去ることはできない」との言及をやめ、「『日本政府政治指導者ら』は、とても深くみずからを省みて国際的未来志向ビジョンを持つことが必要だ」と中立的立場とらない対日批判行った。なお国憲章100条1には「事務総長及び職員は、その任務遂行に当っていかなる政府からも又はこの機関外のいかなる他の当局からも指示求め、又は受けてならない。」との記載があり、この規定抵触する可能性指摘されている。中国外務省はこの発言に対して「『積極的に評価する」と支持表明し韓国との共闘アピールした2015年5月9日ロシアによるクリミアの併合抗議して西側諸国欠席する中で行われたロシアモスクワ対独戦勝記念式典英語版)に出席同年9月3日北京行われた中国の「抗日戦争勝利70年記念式典軍事パレードにも出席日本菅義偉官房長官8月31日会見で「国連には190か国以上が加盟しており、国連あくまでも中立あるべきだと思う」と述べ国連内でも出席疑問を持つ声が上がるなど、中立性疑問呈された。2015年9月4日、この日本側の抗議対し、潘は中国中央テレビインタビューにおいて、「国連中立的な機関neutral body)ではない」と正面から反論したまた、人道に対する罪戦争犯罪ジェノサイド罪の容疑国際刑事裁判所から訴追されているスーダンオマル・アル=バシール大統領同席していたことに自ら国連加盟国逮捕状執行呼びかけていた潘が何ら行動しなかったことも非難された。

※この「事務総長としての中立性」の解説は、「潘基文」の解説の一部です。
「事務総長としての中立性」を含む「潘基文」の記事については、「潘基文」の概要を参照ください。

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