中沢啓治とは? わかりやすく解説

なかざわ‐けいじ〔なかざはケイヂ〕【中沢啓治】

読み方:なかざわけいじ

19392012漫画家広島生まれ自身被爆体験をもとに、原爆戦争テーマにした作品発表。特に「はだしのゲン」はベストセラーとなり、多く外国語翻訳されている。


中沢啓治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 19:04 UTC 版)

中沢 啓治(なかざわ けいじ、本名同じ[注 1]1939年昭和14年〉3月14日 - 2012年平成24年〉12月19日[2])は、日本漫画家


注釈

  1. ^ 広島市立図書館のホームページでは、「沢」を旧字体にして「中澤 啓治」としている[1]
  2. ^ 後述の『原爆の子』に掲載された中学一年当時の作文では、登校後に忘れ物に気づいて学校の裏門を出たところで、同級生の祖母(原文では「おばあさん」と記述)に呼び止められて話していたとある[5][6]
  3. ^ 妻に対しても、後述の『おれは見た』を執筆するまで、一切語らなかった[17]
  4. ^ 昭和天皇の原爆死没者慰霊碑訪問や、病院で療養する被爆者への訪問も否定している。
  5. ^ 川崎のぼる著『どうどう野郎』の初版の巻末に刊行告知が記載されていた。
  6. ^ 製作にはTBS系の中国放送が参加しているが、オンデマンド放送に関しては日テレオンデマンドのラインナップに含まれている。

出典

  1. ^ a b 広島ゆかりの人物情報|広島を知る”. 広島市立図書館. 2020年12月1日閲覧。
  2. ^ a b c d “中沢啓治さん死去、73歳”. 中国新聞. (2012年12月25日). オリジナルの2012年12月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121231220127/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212250114.html 2012年12月31日閲覧。 
  3. ^ 中沢、1987、p.3
  4. ^ 中沢、1982、pp.2-3
  5. ^ a b 岩波文庫版『原爆の子』上巻、1990年、pp.50 - 51
  6. ^ a b “原子野、灰白色、陶冶、朝に紅顔、被服支廠(毎日ことば)”. 毎日新聞. (2015年8月). http://www.mainichi-kotoba.jp/2015/08/blog-post_16.html 2018年5月28日閲覧。 
  7. ^ 中沢、1987、p.117
  8. ^ 中沢、1987、pp.139-141
  9. ^ 中沢、1987、pp.155-156
  10. ^ 中沢、1987、p.157
  11. ^ 中沢、1987、pp.161-162
  12. ^ 中沢、1987、pp.170-171
  13. ^ 中沢、1987、p.175
  14. ^ 中沢、1987、pp.177-179
  15. ^ 中沢、1987、pp.183
  16. ^ 中沢、1994、p。196
  17. ^ はだしのゲン完全版7巻(金の星社発行)402 - 403頁『読者の皆さまへ』より
  18. ^ “『はだしのゲン』の故・中沢啓治氏が原爆をマンガにした理由”. ダ・ヴィンチニュース. (2013年3月5日). https://ddnavi.com/news/125663/a/ 2018年6月10日閲覧。 
  19. ^ 中沢、1994、pp.194-195、221
  20. ^ 中沢、1994、pp.197-198、221
  21. ^ 中沢、1987、p.202
  22. ^ 中沢啓治さん漫画家引退 白内障悪化 「次は油絵で」(中國新聞・ヒロシマ平和メディアセンター、2009年9月16日)
  23. ^ 「蓋棺録 中沢啓治」『文藝春秋』2013年3月号、p.550
  24. ^ 中沢、1987、p.213
  25. ^ a b 「原爆と原発 怒りの表現者たち 中沢啓治」『週刊金曜日』2011年8月5日・12日合併号、pp.14-17
  26. ^ 大村、2013、pp.73-74
  27. ^ “「ゲン」の大人編、幻に 中沢啓治さん漫画家引退”. 中国新聞. (2009年9月15日). オリジナルの2009年9月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090924031200/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200909150108.html 2009年9月24日閲覧。 
  28. ^ 大村、2013、p.108
  29. ^ “「ゲン」作者が資料など寄贈”. 中国新聞. (2009年12月9日). オリジナルの2009年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091214140854/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912090235.html 2009年12月14日閲覧。 
  30. ^ 大村、2013、p.93
  31. ^ “漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さん死去 広島で被曝”. 産経ニュース. (2012年12月25日). オリジナルの2012年12月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121225204649/http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121225/ent12122510120006-n1.htm 2012年12月25日閲覧。 
  32. ^ 朝日新聞デジタル:漫画家の中沢啓治さん死去 「はだしのゲン」作者 - おくやみ・訃報” (2012年12月25日). 2012年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月26日閲覧。
  33. ^ 白球に平和への思い、はだしのゲン作者が始球式 サンケイスポーツ2011年8月5日配信
  34. ^ はだしのゲン作者・中沢啓治さんが始球式…広島・巨人戦 おおさか報知2011年8月5日配信
  35. ^ 【ワイドショー通信簿】『はだしのゲン』中沢啓治「きれいごとじゃなくもっと怒らなくちゃいけない!」”. J-CASTテレビウォッチ (2010年8月10日). 2011年8月6日閲覧。
  36. ^ “中沢啓治さん死去:平和と怒りゲンに託す 原爆に鋭い批判”. 毎日jp. (2012年12月25日). オリジナルの2012年12月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121225072919/http://mainichi.jp/select/news/20121225k0000e040132000c.html 2012年12月25日閲覧。 
  37. ^ 大村克巳『「はだしのゲン」創作の真実』中央公論新社、2013年、p.59
  38. ^ 天皇制'
  39. ^ きょうされん:広島で全国大会 「障害者と被爆者の連帯を」/広島10月6日12時2分配信 毎日新聞
  40. ^ 中沢啓治「原爆投下はヒロヒトの責任」(週刊金曜日 1995.8.4号)
  41. ^ はだしのゲンの作中・「原爆と原発―怒りの表現者たち」(週刊金曜日 2011.8.5号)
  42. ^ 永井隆記念館に「ゲン」色紙 中沢さん寄贈「平和願う思い一緒」 雲南
  43. ^ 『はだしのゲン わたしの遺書』朝日学生新聞社
  44. ^ 『はだしのゲンはヒロシマを忘れない (岩波ブックレット)』
  45. ^ 「バトンタッチ!」中沢啓治さんを追悼して Remembering Nakazawa Keiji
  46. ^ 「「はだしのゲン」からオバマ大統領へ 被爆者の声、聞いて 生前の手紙発見」毎日新聞2016年5月26日夕刊(「はだしのゲン」からオバマ大統領へ 被爆者の声、聞いて 生前の手紙発見
  47. ^ (毎日新聞 2007年- 07月03日 20:51)
  48. ^ 中沢啓治さん・児童漫画家 中国国際放送局
  49. ^ 新聞マンガ研究所データベースより


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