中欧、東欧
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中欧・東欧ではまずハンガリーのバルトークとコダーイの2人が挙げられる。特にバルトークは民族的な語法から純粋な音楽現象としての作曲理論を確立させ、調性音楽における転調理論の極限までの発展と、新ウィーン楽派の十二音技法とは別の流儀での12半音階の完全組織化を試み中心軸システムと呼ばれる音組織やフィボナッチ数列を用いた独自の作品を残した。 チェコではシュレーカーやニールセンと同様の後期ロマン派と近代の架け橋的存在としてスーク、ノヴァーク、より民族主義的独自性の強いヤナーチェクがおり、より後の世代としては新古典主義に進んだマルティヌー、微分音を追求したハーバがいる。ポーランドではシマノフスキが重要な存在で、ポーランド楽派の基礎となった。一連の交響曲などによって民族的でありながら同時に極めて印象主義的な作風を示している。
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中欧・東欧
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スラヴ神話の竜は、ズメイと呼ばれる。この竜は人間とよく似た性質を持っている。たとえば、ブルガリアなどの伝説では、竜には雌雄があり、人間同様の外見の差異が認められる。雌雄の竜は、まるで兄弟姉妹のように見えるが、農耕神としては全く違う性質を持っている。 メスの竜は、人類を憎んでおり、天候を荒らしたり作物を枯らしたりして、兄弟であるオスの竜といつも喧嘩をしているとされる。それに対してオスの竜は、人を愛し、作物を守るとされている。炎と水は、ブルガリアの竜の神格を表すのによく使われ、メスの竜は水の特質、オスの竜は炎の特質とされることが多い。ブルガリアの伝説では、竜は3つの頭を持ち、蛇の体に翼を持つ生物とされている。 中欧・東欧の竜は、竜王として人間と共に生きていたりする。「フェルニゲシュ」(ハンガリー)、「ストイシャとムラデン」(セルビア)、「天までとどく木」(ハンガリー)といった民話に登場し、善の竜王もいれば悪の竜王もいる。竜王と勇者が支配地域を半分ずつ分け合うといった説話が多い。「ラドカーン」は、竜退治のご褒美に王が自分の領土の半分を勇者へ譲渡するという話である。リュブリャナのズメイには守護獣の側面がある。一方、東欧の竜人(ズメウ)は人間に虐げられたりする。 バラウルやヴァヴェルの竜は人間に退治される竜である。 ロシアやベラルーシ、ウクライナでは、竜は悪の存在であり、四本の足を持つ獣とされている。そう高くはないが知性を持ち、しばしば小さな町や村を襲い、金や食物を奪う。頭の数は1〜7つ、もしくはそれ以上であるが、3 - 7の頭を持つのがもっとも一般的である。頭は、切り口を火であぶらなければ復活するとされる。ロシアでは竜(ズメイ)は『ブィリーナ』に登場するトゥガーリン・ズメエヴィチのように遊牧民族の象徴であり、邪悪の象徴でもある。しかし、ユランのような例外的に敵対的ではない竜もある。ロシアは中央アジアの遊牧民族の侵攻を度々受けており、それにより中国や中央アジアの竜信仰が伝播されたためである。ジラント(ユラン)はテュルク系民族にとっては守護獣としての性格が強く、意味が反転している。 東欧伝承では竜の血はとても有毒であり、地表にも吸い込まれないとされる。
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中欧・東欧
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「現代音楽/地域別の動向」の記事における「中欧・東欧」の解説
中欧・東欧はソ連・スターリン政権の下、文化活動についても制限が加えられていた。しかし、こうした圧政はスターリンの没後に緩和された。
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