中入りの企画特集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:14 UTC 版)
中入り(幕内取組前)に日替わりの企画特集が行われる。 初日 今場所の展望 序盤の数日間 新十両紹介(その場所に初めて十両=関取として仲間入りを果たした力士全員を、毎日1名ずつ取り上げ、アナウンサーのインタビューを行う。インタビュールームでの生放送。ただし新入幕が多い時や、国会中継などにより総合テレビでの放送ができない場合など、中日以後の後半戦に回す場合もある他、新三役が誕生した場合は新十両紹介のフォーマットに倣った「新三役紹介」のコーナーを放送することもある) 同(新十両紹介の概ね翌日) 幕下のホープ(今後関取としての期待が高まる若手幕下力士を毎場所1名ずつ取り上げ、アナウンサーのインタビューを行う。こちらは事前に各部屋<地方場所はそれぞれの部屋ごとの宿舎や稽古場>にアナウンサーが赴いて収録することが多い。ただし新入幕十両が多い場所の時は割愛する場合もある) 中日 力士訪問(幕内主力力士に密着取材したコーナー)、幕下上位15枚目までの星取表(中間発表)、好角家(相撲愛好家の著名人)がゲスト解説として訪れる場合はそのゲストとの相撲談義が行われることもある 中盤の数日間 相撲に関係する様々なトピックス(新十両紹介の該当者が少ない場合は前半戦の数日間にも回す場合がある)、思い出の土俵(過去の名勝負や名力士の紹介、先場所限りで引退した親方の現役時代を振り返る)。 終盤の数日間 各段の優勝者インタビュー(ある時)、幕内の優勝争いなどの展望 千秋楽 三賞受賞力士インタビュー、幕下上位15枚目までの星取表(最終結果発表) ※新十両紹介、各段優勝者インタビューについては、ラジオ・テレビ同時に配信。幕下ホープは音源はテレビ・ラジオ同じものだが、録画・録音での収録の都合上同時放送ではない。幕内力士最高優勝者に対するインタビューは優勝決定後のほか、千秋楽の閉会・表彰式にも、天皇賜杯(菊花大銀盃)、内閣総理大臣杯、優勝旗の贈呈に続けて、場内共同インタビューの形で放送される(共同インタビューが行われる以前は、千秋楽の取組終了後、支度部屋、ないしはインタビュールームでのインタビューを放送していた)。 中入り後の審判交替の際(幕内の前半と後半の切り替え時)、かつては「相撲一口メモ」というコーナーがあり相撲に関する故事や話題などを1分間程度にまとめて放送していた。九州場所ではこのコーナーに代わって1年間の取組のうち名勝負や変わった決まり手が出た一番を放送していたが、平成に変わる頃にこのコーナーはなくなりその日の取組結果が放送されるのみとなり、事実上「一口メモ」に相当する箇所は中入りの取組前の企画に集約される形となった。2009年頃から2010年5月場所までは、今日の注目の一番のVTRを流していた。 千秋楽の優勝力士への表彰式においては1991年5月場所までは優勝決定戦などによって表彰式の開始が遅くならない限り人気のあったデビッド・ジョーンズによるパンアメリカン航空のトロフィー授与(アナウンサーも、彼の表彰中は授与の前に「おなじみのデビッド・ジョーンズさんです」という一言の後、黙して朗読の邪魔にならないよう配慮していた)までを中継した後、当日の取組結果や場所の総括、三賞受賞力士のインタビューなどを放送していたが現在は「NHK金杯」の授与までを画面で中継してから(放送席で会話が行われている場合でも中断し、必ず映し説明を行う)当日の取組結果などを放送するようになった。
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