下町の人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 16:23 UTC 版)
「新竹取物語 1000年女王」の記事における「下町の人たち」の解説
始と弥生の住んでいる下町の人たち。TV版では町の名前が泉町と設定されている。始と弥生の両親以外はTV版のオリジナルキャラクター。 雨森夫妻(始の両親) 声 - 野島昭生(始の父/雨森元)、青木和代(始の母/雨森恵利奈) 始の父が自宅の電子鉄工所で作業中に爆発事故を起こしたため、始の母も爆発に巻き込まれて二人とも死亡してしまう。始は両親の死後も変わることなく誇りに思い、TV版ではその死を侮辱した者達には怒りを露わにしている。 〔漫画版〕始の父は弥生やセレンが発注した宇宙船の部品を製造していた。ラーレラは始の心を読み取り、それを利用して作り出された生前の両親の姿を影(立体映像)として登場させたが、アニメとは姿が異なる。 〔TV版〕父親は死の間際に「始よ広い宇宙を見ろ」という言葉を遺すと共に、彼にプレゼントした天体望遠鏡に大宇宙船の設計図を隠していたほか、始に対しては生前、人のために何ができるか考えることの重要性や生きる厳しさを説いており、始の回想にも頻繁に登場する。漫画版や映画版と異なり、セレンからは宇宙船の部品を発注されてはいない。母親は生前、始に対して自分の喜びは人に分け、人の悲しさは自分が背負ってやれと説き、他人と自分の区別をするなとも説いていた。 〔映画版〕映画版では父親の生前の姿が始の脳裏をよぎる場面で確認できる程度で、母親の出番も始の家が爆発するシーンで悲鳴が響くだけである。父親には雨森元と名前が設定されていて、エンディングのクレジットで確認できる。 ラーメン屋のおじさん、おばさん(雪野夫妻) 声 - 田の中勇、杉山佳寿子 漫画版とTV版に登場。弥生が父さん、母さんと呼ぶ老夫婦で、ラーメン屋「三食ラーメン堂」を経営している。二人とも行方をくらますことの多い弥生の身を案じており、いつか彼女がどこか遠くに行ってしまうのではないかと心配している。 おじさんは弥生と始が一緒にいることに対しあまりいい顔をしていないが、おばさんは始のことをまんざらでもないらしく、漫画版では二人が一緒に風呂に入ることを勧めたりもしている。漫画版でのおばさんの弁によれば、ラーメン屋を経営して50年くらいとのことである。 〔漫画版〕雨森教授から弥生を引き取り、一人娘として育ててきた。TV版に比べて肝が据わった性格のようで、非常事態でもマイペースで構え、地下空洞にラーメン屋が落ちる最中でも「空飛ぶラーメン屋が一軒くらいあってもいいじゃん」と豪語したり、空洞内の鳥を捕まえて、丸焼きにして食べたりしている。 〔TV版〕ラーメタルによって連れ去られた地球人の子孫で、聖女王によってラーメタルから地球へ幼少時の弥生を派遣する際に記憶操作で「弥生が実の娘である」というかりそめの記憶を植え付けられ、弥生の養育係として地球へ派遣されたことが34話で弥生の弁により明かされる。それゆえ弥生のことを実の娘と信じ愛を注いで育てていた。ラーメタル接近に前後して不審な行動を繰り返す弥生を案じたり、その周囲をうろつく始を警戒するものの始と弥生の関係が深まる中で心を開き、何度も弥生と始に助けられる事になる。最終回で瀕死の重傷を負った夜森から弥生が自分たちの娘でないことを明かされて衝撃を受けるも、弥生との親子の絆は本物でありそれが揺らぐことはなかった。 ※以下はTV版オリジナルキャラクター 番長、キザ 声 - 緒方賢一、山田俊司 始の同級生たち。当初は両親を失った始に対して心無いことを言ったこともあったが、やがて始のよき友人となり、特に番長とは妹のチコ絡みで関係が深まった。 番長は学生服の下に赤シャツを着ており、やや太めの体型をしている。 キザは学生服の下に青シャツを着ており、細めの体型で髪型はリーゼント。口から覗く2本の歯が特徴。 二人とも弥生目当てで三食ラーメン堂に来ることが多く、ラーメン屋のおじさんを怒らせている。始に弥生とのデートの約束を取り付けさせようとすることも。 先生 声 - 佐藤正治 始達の学校の先生。学校の場面では、遅刻したり授業中に居眠りする始を怒っていることが多い。 原作でも学校のシーンで教師は登場しているが、アニメとは風貌が異なる。 チコ 声 - 杉山佳寿子 18話より登場する番長の妹。突然の地震で起こった火災に番長の家が巻き込まれ、逃げ遅れるが始の捨て身の行動で救出される。そのことで始と仲良くなり、番長は「始はチコの将来の旦那になる」とまで豪語する程だった。 友人の女の子にアキが居て、誕生日は9月10日で、その時が来たら誕生パーティに参加して欲しいと始は約束される。 番長の父 声 - 玄田哲章 39話で登場。典型的なトラック野郎という感じのキャラクター。ラーメタルの接近による天変地異で逃げ遅れた人たちを、トラックに乗せて大空洞にある団地へ運ぼうと自主的に活動している。子供思いで、番長とチコの写真を車内に飾っている。
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