ヨドバシカメラの歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:53 UTC 版)
「ヨドバシカメラ」の記事における「ヨドバシカメラの歌」の解説
テレビCM・館内放送においては、「リパブリック讃歌」(The Battle Hymn of the Republic、日本では「権兵衛さんの赤ちゃん」や「ともだち讃歌」の替え歌で知られる)を各地仕様にアレンジされた替え歌を用いている。この替え歌をヨドバシカメラの歌という。新宿西口本店用に、山手線と中央線をフィーチャーした替え歌は、創業者・藤沢昭和自らの作詞である。 当初、男性のコーラス部隊がマーチ風のBGMにのせて歌っていたが、後に男女版や女性版(用途が多かった)、男性版、男女2人が歌う英語版も追加された後、1986年より女性歌手ポプラ1名によるロック系の歌となった(この当時はまだ山手線を「やまてせん」、英語版でも「Yamate Line」と呼んでおり、1990年初期まで使用された)。1990年からは女性アニソン歌手のMIQが歌うバージョンに変更されたが、まだ「やまてせん」のままであった。こちらは短命に終わっている。 客から「(1985年版の)歌詞が未だにやまてせんになっている」と指摘されたため、MIQ起用時の1991年頃よりインストゥルメンタル系やまのてせんバージョンを作り直し、同時に新たな英語版も作成された。旧来のマーチ風を思わせるアップテンポ系の曲で、こども合唱隊が歌うバージョン(2015年から3代目に代わり、のちに店内放送でも使用されている)も合わせて作成され、インストゥルメンタル系の歌とともに使用されていた。 マルチメディアAkibaバージョンもMIQに依頼する予定だったがスケジュールの都合が付かず、他の女性歌手で収録したものを現在使用しているが、その後2008年頃に新宿西口本店バージョンが現状にあった歌詞に修正した際にも、Akibaと同じくこの女性歌手で収録し使用されている。なお、MIQは2006年8月26日にマルチメディアAkibaに来館し「おたまじゃくしと権兵衛さんのすべて」発売記念イベントにて生歌を披露した。 初代CMソング(新宿西口本店用の日本語版と英語版)を収録したソノシート「ヨドバシカメラCMソング」が存在する。ジャケットには山手線で使用されていたウグイス色の国鉄103系電車のイラストが描かれている。 ヨドバシカメラ各店の電話保留音もこの歌になっている。 携帯サイト「モバイルヨドバシ」では着信メロディが無料でダウンロードできる。 2008年頃から使用しているレジ袋には旋律の楽譜がプリントされている。 初代の歌詞では「8ミリ」、1991年版では「ワープロ」「ラジカセ」など時代を感じさせる単語が使用されている。 2009年にマルチメディア横浜を除く関東地区の店内放送(但しマルチメディア吉祥寺は2012年12月から)はこども合唱隊が歌うマーチ風のバージョンに変更された。関東地区のテレビCMでは1番(マルチメディアAkibaバージョンの歌詞の1番と同一)と5番(クリスマスセール時のみ)が使用されている。関西地区、北海道、福岡県のテレビCMでは5番の歌詞をアレンジしたものを使用している。 2010年11月にオープンしたマルチメディア京都も店内放送にマーチ風のバージョンを使用しているが、関東地区とは異なり女性歌手1名とこども合唱隊の混成になっている。 2015年11月にオープンしたマルチメディア名古屋松坂屋店については、最寄り駅である矢場町駅と栄駅に乗り入れている名古屋市営地下鉄名城線と名古屋市営地下鉄東山線をフィーチャーした歌詞となっている(栄町駅に乗り入れている名鉄瀬戸線については触れられていない)。名城線が山手線同様環状線であることから、関東地区版からの歌詞の変更が小規模に留められている。 楽器売場に陳列されている鍵盤楽器に楽譜が備え付けられており、試奏することができる。 2019年には公式YouTubeチャンネルが開設され、10店舗分(新宿西口本店・Akiba・札幌・宇都宮・さいたま新都心・横浜・名古屋松坂屋・京都・梅田・博多)のCM曲が公開されている。 夏場には、上記10店舗ごとの歌詞と楽譜が記されたうちわが配布される。 このCMソングは通信カラオケ(UGA、DAM、JOYSOUND)にも収録されている(歌詞は91年版)。なお、前記の通信カラオケ主要3機種全てにCMソングが収録されたのは、家電量販店ではヨドバシカメラが初である。また2004年11月には、家電量販店9社のCMソングを集めたコンピレーションアルバム『エレクトリックパーク』(ポニーキャニオン)も発売された。 以前には上新電機がヨドバシカメラと業務提携により大阪市内で営業していた「X'cit(エキサイト)」のCMソングとして、同じ曲の替え歌を用いていたことがあった(X'citは現在すべて閉鎖され、ヨドバシカメラとの業務提携も既に解消)。この替え歌も女性歌手のポプラが歌った。 コナミの『セクシーパロディウス』にはリパブリック讃歌をモチーフにしたBGMがあるが、スタッフによると「某電気店の曲で使われている曲」と紹介していた。
※この「ヨドバシカメラの歌」の解説は、「ヨドバシカメラ」の解説の一部です。
「ヨドバシカメラの歌」を含む「ヨドバシカメラ」の記事については、「ヨドバシカメラ」の概要を参照ください。
- ヨドバシカメラの歌のページへのリンク