マルキオ導師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:03 UTC 版)
「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事における「マルキオ導師」の解説
声 - 中井和哉 盲目のナチュラルで、教会とログキャビンからなる伝道所をオーブ連合首長国に近い群島の1つに構え、リン、オロ(第38話でアスランの脚を蹴った男児)、ロイなど多くの孤児を引き取って生活している。 元々は巨大な宗教界(具体的な宗派は不明)に属していたが、ジョージ・グレンの出現からはじまった激動の遺伝子改変時世の中で宗教闘争に失望して法衣を脱ぎ、「SEEDを持つ者」の可能性を “遺伝子操作による優劣とは関係のない、ヒトと世界が融和しうる認識力の変革” であると説くようになり、次第にナチュラルからもコーディネイターからも共感する者が増え、現在では地球連合・プラント双方からも一定の信頼を得ている人格者として周知されている。また、過去にはジャンク屋組合を国際組織として認めさせ、戦時下でも完全中立の立場で自由に活動できることに成功しており、一個人でありながら世界への影響力はかなりのものがある。 アニメ本篇では第30話から登場。連合側の事務総長を務めるオルバーニから託された親書「オルバーニの譲歩案」をパトリック・ザラ政権となったプラント最高評議会へ提出するために渡航しようとしていた頃、別件であるギガフロート計画について来宅する予定になっていたロウ・ギュールの到着を同じジャンク屋メンバーの山吹樹里と共に待っていたが、アークエンジェル隊とザラ隊の戦闘が島内まで及ぶ事件が起こる。その後、重傷の少年を救助してきたロウから身柄を引き受けたマルキオは、少年の所持していた認識票の刻銘から彼がラクス・クラインの話していたキラ・ヤマトであることを知り、クライン邸へ運ぶに至った。しかし、シーゲル・クラインを介して提出した譲歩案は「愚にもつかぬ講和条件」として却下され、さらにオペレーション・スピットブレイクを控えた宇宙港に規制が布かれたことでプラント滞在の延長を余儀なくされたが、意識を取り戻したキラやラクスと過ごす間に2人を指してSEEDを持つ者であることを伝えた。 一方、裏ではシーゲルと共に地上のエネルギー問題解決のため、ニュートロンジャマーキャンセラー (NJC) に関わる陰謀に深く関与し、プレア・レヴェリーを使者としてジャンク屋組合に派遣したりするなど(ときた洸一『X ASTRAY』第1巻)、かなり危ない橋を渡る事件に手を差し伸べてもいた。停戦後はキラ、ラクス、アスラン、カガリらが加わった生活が始まり(「AFTER-PHASE 星のはざまで」)、ほぼ同時期にプレアの遺志を継いでNJCを届けに来たカナード・パルスから謝罪されるも、一切を咎めずに「プレアはあなたと共にある」と助言して新たな旅立ちを後押しした(同『X ASTRAY』第2巻)。 続篇の『SEED DESTINY』にも登場。キラ、ラクス、カリダ・ヤマトらを交えて暮らしていたが、ブレイク・ザ・ワールド事件の被害でこれまでの伝道所が失われてしまう。その後、マリュー・ラミアスとアンドリュー・バルトフェルドが暮らしていたアスハ家別邸に移ったが、今度はラクスを狙った暗殺者の夜襲を受ける。最終的には難を逃れ、カガリを一旦オーブから連れ出すことを決めたキラ達アークエンジェル一行の出航を見送る姿が最後となり、『SEED』当時のように表舞台に立つことや政変に関わることはほとんど無かった。 [先頭へ戻る]
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