マルキアヌスの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:22 UTC 版)
450年、テオドシウス2世が死去した後、アスパルは彼の忠実な部下であったマルキアヌスをテオドシウス2世の姉アエリア・プルケリア(英語版)と結婚させ、マルキアヌスを皇帝として宣言した。しかしマルキアヌスは西ローマ皇帝ウァレンティニアヌス3世に相談することなく皇帝として宣言されたため、452年頃まで正式な皇帝としては承認されなかった。 こうした即位の経緯からマルキアヌスはアスパルの傀儡であり、マルキアヌスが即位して最初に行ったこともアスパルの子アルダブリウスをオリエンス道のマギステル・ミリトゥムに任命することであった。アスパルはマルキアヌスが没する457年まで、マルキアヌスの実質的な共同統治者として東ローマ帝国を支配した。
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