ボルテスチーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:55 UTC 版)
「超電磁マシーン ボルテスV」の記事における「ボルテスチーム」の解説
ボアザン星からの侵略に備え、防衛軍内の訓練所で1年もの間過酷な訓練を積んだチーム。 剛 健一(ごう けんいち) 声 - 白石ゆきなが(現:白石幸長) チームリーダー。ボルテスV及びボルトマシーン1号機メカ「ボルトクルーザー」のメインパイロット。正義感にあふれる熱血漢だが、優等生タイプの生真面目な性格。剛三兄弟の長男であり、バイクにも乗っているが『コン・バトラーV』の葵豹馬のような不良っぽさ、破天荒さはない。悪く言えば融通が利かない頑固者でもあり、特に末弟の日吉には断固として厳しい態度をとり、他のメンバーの反感を招いてしまうこともある。戦いの最中ボアザン星人と地球人の混血であることが判明し、一時期ビッグファルコンの所員にすら彼らを敵視する者が出た。そのため深い苦悩を覚えるが、戦闘で傷ついた敵のボアザン星人たちの命も救おうとする優しさを持っている。基本的に真面目だが、めぐみの弱点である蟹を用意してからかおうとするなど、茶目っ気のある一面もある。設定年齢は15歳だが、企画段階から設定が数回変わったため年齢より大人びた印象を与えている。射撃の達人だが、肝心のボルテスがスポンサーの要望によって剣がメインのロボットに当初の設定から変更されてしまったことで、後から弟の大次郎に剣術の特訓を受けるという展開も生まれている。 峰 一平(みね いっぺい) 声 - 曽我部和行(後:曽我部和恭) ボルトマシーン2号機メカ「ボルトボンバー」のメインパイロット。全米ロデオ大会で優勝した直後にボルテスチームにスカウトされた。キャラクター原案が聖悠紀ということもあり、前作のバトルチームの浪花十三よりも美形に描かれている。めぐみに気があるらしく、第31話ではちょっかいを出している。気障な皮肉屋で、斜めに構えた言動をぶつけてはたびたび健一たちと衝突するが、戦っていく中で友情を深めていき、チームワークの大切さを第一に考えるようになる、最も成長した人物。家族でアメリカに渡ったが開拓に失敗、放浪中に父が病気になり母も失踪、後に父が病死したため、母親を恨んでいた。そのため、家族の絆の強い剛三兄弟を疎ましく思ったこともある。後に、母が病気の父と自分を狼の群れから守るため自爆したことを知り、わだかまりは解ける。ロデオ大会では3年連続優勝の実力を持つ乗馬の達人で、馬のアイフルをこよなく愛している。鞭の名手で、設定年齢15歳。科学技術には疎いようで、ワープ理論をめぐみに教えてもらったりしている。亡母は浜口博士の娘であるため、一平は浜口博士の孫にあたる。 剛 大次郎(ごう だいじろう) 声 - 玄田哲章 巨漢の剛三兄弟の次男。ボルトマシーン3号機メカ「ボルトパンザー」のメインパイロット。格闘技全般をこなし、棒術には特に優れている。胡蝶返し(真剣白羽取りから投げに転ずる、という複雑な技)を健一に教えたこともある。剛毅で義理を重んじる男らしい性格であるが、父恋しさの余り敵の罠に嵌ってしまうなど情に脆い面も見られる。同じ母親から生まれた三兄弟で一緒に育っているが、西郷隆盛に憧れる余り鹿児島弁しか使わないという、兄弟一の変わり者。健一を呼ぶ際に「兄さん」「おにっさん」「あんさん」等と安定しない。 剛 日吉(ごう ひよし) 声 - 小原乃梨子 小兵の剛三兄弟の三男。ボルトマシーン4号機メカ「ボルトフリゲート」のメインパイロット。設定年齢8歳らしく、臆病で泣き虫。両親が科学者であるという設定が最も反映されたキャラクターで、機械いじりが趣味。第5話では模型船を作っていたが、第7話ではタコを模した万能サポートロボット「タッコちゃん」も製作する。水泳が得意で、水中活動はお手の物であるらしい。水兵服を好んで着用している。 岡 めぐみ(おか めぐみ) 声 - 上田みゆき 甲賀流十八代目の忍者であり、岡防衛長官の娘。ボルトマシーン5号機メカ「ボルトランダー」のメインパイロット。長官をお父様と呼ぶお嬢様系のキャラであり、少しカールした長めのポニーテールはゴージャスな雰囲気をかもし出している。しかし、前作のヒロイン南原ちずるが持っていたアイドル的な性格は薄く、チームの中のお姉さん的な性格が強い。ユニフォームはミニスカートのワンピース(形がコンバトラー隊の物に近く、パンチラが何回かあった)スカートの裾近くまで丈のあるオーバーニーブーツを履いている。設定年齢は13歳。 未放映シナリオでは橘ユカというライバルキャラが、岡長官の死後に甲賀流十八代目の座をめぐみと争うエピソードが存在した。
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