プロジェクト・エクセルシオとは? わかりやすく解説

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プロジェクト・エクセルシオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/24 10:12 UTC 版)

プロジェクト・エクセルシオProject Excelsior)とは、アメリカ空軍ジョゼフ・キッティンジャー大尉によって1959年1960年に行われた成層圏からのパラシュート降下実験である。




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プロジェクト・エクセルシオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 15:49 UTC 版)

ジョゼフ・キッティンジャー」の記事における「プロジェクト・エクセルシオ」の解説

詳細は「プロジェクト・エクセルシオ」を参照 キッティンジャー大尉オハイオ州デイトンライト・パターソン空軍基地航空宇宙医療調査研究所に配属され、そこで高高度緊急脱出研究目的とする「プロジェクト・エクセルシオ」(これはスタップ大佐命名した)の一環として巨大なヘリウム気球吊られ開放式ゴンドラからの超高空パラシュート降下3回行った。 キッティンジャーの1回目の超高空ジャンプ1959年11月16日に高度およそ23,300 mら行われたが、器材故障により意識失い危うく惨事となるところだった。彼の命を救ったのは装備していた自動開傘器であった(このときキッティンジャーは毎分およそ120回の水平回転入り彼の四肢には重力22倍以上のGが加わった。そしてこれも一つ記録となった)。同年12月11日、彼は再び約22,760 mからジャンプ行った。これによりキッティンジャーは「レオ・スティーヴンス・パラシュート・メダル」を授与された。 1960年8月16日、彼は「エクセルシオIII」から、高度10万2,800フィート31,330 m)の最後ジャンプ行った。このときは初期姿勢制御のために小型のドローグ・シュートを使用した。彼は4分36秒間落下し、高度18,000フィート(5,500 m)でパラシュートが開くまでに最大速度毎時614マイル988 km/h毎秒274 m)に達した。このとき、上昇途中で故障していた右の手袋の加圧のために、彼の右手通常の2倍にまで腫れ上がった。このジャンプにおいて、キッティンジャーは、気球による上昇高度、パラシュート降下高度、ドローグ落下時間(4分)、空中乗り物乗らず人間出した速度など、数々最高記録打ち立てた。しかしこれらは国際航空連盟FAI)には航空宇宙世界記録として提出されず、アメリカ空軍内の記録とどまっている。 これらのジャンプは、スカイダイビングでは一般的な、顔を下にした姿勢ではなく背中を下にする「ロッキングチェア姿勢行われた。それは彼が60ポンド装備背中装着しており、また、着用した与圧服膨らんだときは自然に飛行機コックピット内に座った姿勢になるからであった。この一連のジャンプによって、キッティンジャーは2回目空軍殊勲十字章授与されまた、アイゼンハワー大統領からハーモン・トロフィー授けられた。

※この「プロジェクト・エクセルシオ」の解説は、「ジョゼフ・キッティンジャー」の解説の一部です。
「プロジェクト・エクセルシオ」を含む「ジョゼフ・キッティンジャー」の記事については、「ジョゼフ・キッティンジャー」の概要を参照ください。

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