フラッシュ・モブとは? わかりやすく解説

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フラッシュ‐モブ【flash mob】

読み方:ふらっしゅもぶ

瞬間的な群衆の意》電子メールSNSなどでの呼びかけ応じた不特定多数人々が、公共の場集まり、あらかじめ決めておいた共通の行動をとってすぐに解散すること。

[補説] 多く音楽合わせて踊るなどするもので、政治的社会的な意味合いは薄い。


フラッシュモブ

【英】flash mob

フラッシュモブとは、インターネット通じて連絡取り合った大勢人々が、突如としてある場所に一斉に集まることである。

フラッシュモブの名称は、2003年米国開かれた大規模集会において初め使われとされるそれ以前から開かれていた「オフ会」に比べると、特定の目的主張のもとに会合を開くという意味合いはより薄く、むしろ一種即興集団パフォーマンスに近いといえる

日本でも、フラッシュモブの形式一斉に人が集い何かのパフォーマンスを行う事例登場している。


フラッシュモブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 09:50 UTC 版)

トロントで行われたピローファイトフラッシュモブ

フラッシュモブ: flash mob)とは、雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンスダンス演奏など)を行って、周囲の関心を引いたのち解散する行為[1][2][3][4][5][6][7][8]ゲリラパフォーマンスの一種である。

概要

2000年代電子掲示板SNSの普及とともにフラッシュモブが現れ、拡大を続けてきた。狭義では政治的な意味合いを持つもの(デモ活動等)は含まれない。現代芸術的な様相を呈する場合もある。企画者がインターネット上や口コミで不特定多数の参加者に呼びかける際には、事前の準備に手間やコストがあまりかからないようにし、難しいテクニックを必要とせずに単純なパフォーマンスを求めるなどして、参加へのハードルが低いものとしていることが多い。

2003年5月にニューヨークでビル・ワジク[9]が始めたのが最初と言われる。

日本においても各地で開催されるようになってきており、社会性や規模、クオリティなどからその一例として、2012年12月24日羽田空港で行われた東北支援チャリティーイベント(指揮:山口健一)[10]や、2013年8月11日新宿で行われた世界平和コンサートへの道(指揮:柳澤寿男)[11][12]、同年11月17日福岡市で行われた800名の市民が参加した「福岡マラソンPR」の大型フラッシュモブ[13]などが挙げられる。

また、フラッシュモブという言葉が未だ無い2000年代初頭から、匿名掲示板で集った人々により大規模オフと呼ばれるフラッシュモブに類似した行為(例えば吉野家オフやマトリックスオフやアニソンダンス)がたびたび行われ、話題となっている。

なお、街頭などで複数の人間が突然ダンスを踊りだす「ダンスフラッシュモブ」の略を指す場合もある[14][15]

SMAPの50枚目のシングル「Joy!!」のミュージックビデオでは、SMAPとダンサー1,000人によるフラッシュモブダンスが演出として使われた。

2014年に放送されている綜合警備保障 (ALSOK) のCMでは同社所属アスリートを中心としたフラッシュモブダンスを披露し、それを目にした外国人が「フラッシュモブ」の台詞を言うシーンも収録されている。

脚注

  1. ^ 披露宴でのフラッシュモブ 驚きと感動が会場を包み込む 2013年8月21日
  2. ^ 竪町で突如「マイケルダンス」100人が踊る”. 北國・富山新聞社 (2013年6月24日). 2013年11月7日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 歩行者が突然ダンス 鳥栖でフラッシュモブ”. 佐賀新聞 (2013年7月30日). 2013年11月7日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 買い物客らびっくり うめきた広場で突然演奏会”. 大阪日日新聞 (2013年9月20日). 2013年11月7日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ 通りすがり装い次々広がる踊りの輪 福井駅前通りでフラッシュモブ”. 福井新聞 (2013年10月7日). 2013年11月7日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ 通行人、突然ダンス 200人がフラッシュモブ”. 茨城新聞 (2013年10月28日). 2013年11月7日閲覧。
  7. ^ 突然ダンス「知事選行こう」”. 中国新聞 (2013年11月5日). 2013年11月7日閲覧。[リンク切れ]
  8. ^ 奈良)突然踊る! 生駒で50人、フラッシュモブ”. 朝日新聞 (2014年5月18日). 2014年5月28日閲覧。[リンク切れ]
  9. ^ 伊藤昌亮『フラッシュモブズ―儀礼と運動の交わるところ』NTT出版、2011年、p.10
  10. ^ 2012年12月24日羽田空港で行われた東北支援チャリティーイベント
  11. ^ 2013年8月11日新宿で行われた世界平和コンサートへの道
  12. ^ 平和を訴えるため「フラッシュモブ」を日本人指揮者が試みました。 FNN 2013年8月13日[リンク切れ]
  13. ^ 2013年11月17日、日本最大!総勢800名「福岡マラソン」フラッシュモブ
  14. ^ 街頭などで突然、ダンス!…フラッシュモブとは - YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2012年12月24日[リンク切れ]
  15. ^ 世界中のフラッシュモブ!素敵なダンス作品15連発! - 777news.biz 2012年5月3日

関連項目


フラッシュモブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 21:28 UTC 版)

2ちゃんねらー」の記事における「フラッシュモブ」の解説

代表とする以下のフラッシュモブの定義は、善意以外の主義主張に基づき対価支払われたフラッシュモブとする。 2005年6月8日発売テレビアニメ『魔法先生ネギま!』主題歌ハッピー☆マテリアル5月期)」をオリコン週間売上げチャートで1位にして、テレビ音楽番組などで話題にしようという運動ニュース速報(VIP)板中心に起こった結果としては、発売日当日デイリーチャートでは3位週間チャートでは4位に終わった同年NHK実施したスキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」にも「ハッピー☆マテリアル」投票する運動起こり紅組50位にランクインした。 2005年7 - 8月「つくる会教科書採択反対する市民団体集団示威運動各地行われたが、これに対抗した、“人間の鎖を更に2ちゃんねらーで囲むオフ”が杉並区行われた集まった者の中には相互衝突を防ぐために駆けつけ公安警察に「俺たち右翼じゃない、ただの2ちゃんねらーだ」と叫んだ者もいたという。 2006年8月創刊され日本版オーマイニュースにはオピニオン会員として登録した2ちゃんねらーによる批判書き込み殺到したそもそも日本版オーマイニュース政治思想2ちゃんねらーのそれと相容れなかったうえ、編集長鳥越俊太郎が「2ちゃんねる人間負の部分はけ口だから、ゴミためとしてあっても仕方ない」などと2ちゃんねらー敵視するかのような発言したことが大きな原因となった2009年3月10日麻生太郎外務大臣時代2007年6月著したとてつもない日本」をまとめ買いニュース速報VIP板に1日立てられた「麻生首相の本を買おう」での呼びかけ応えてのもの。これにより、「とてつもない―」はアマゾンドットコム紀伊国屋書店売り上げランキング突如上位入りした。同様に20日西村幸祐の「反日マスコミ真実2009」を集中購入しよう呼びかけるスレッド立てられた。 2009年4月28日、『パール判事の日本無罪論』(田中正明著)を組織買い。イベント板に立てられスレッド「4.28 パール判事の日本無罪論購入イベント」の呼びかけ受けてのもの。テンプレートによれば、“田中弟子”を称する水間政憲支援するためだという。

※この「フラッシュモブ」の解説は、「2ちゃんねらー」の解説の一部です。
「フラッシュモブ」を含む「2ちゃんねらー」の記事については、「2ちゃんねらー」の概要を参照ください。

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