ナポレオン‐フィッシュとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ナポレオン‐フィッシュの意味・解説 

ナポレオン‐フィッシュ【Napoleon fish】

読み方:なぽれおんふぃっしゅ

メガネモチノウオの別名。老成突出した前額部ナポレオン帽子に似るところからの名。


特定非営利活動法人ナポレオンフィッシュ

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人ナポレオンフィッシュ
所轄 大阪市
主たる事務所所在地 大阪市港区弁天6丁目4番33号ライラックパート3
従たる事務所所在地
代表者氏名 石倉 史章
法人設立認証年月日 2011/09/29 
定款記載され目的
この法人は、地域生活する知的障がい者精神障がい者、身体障がい者に対して障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業を行うことにより、もって障がい者社会自立および地域社会との共生促進し障がい者生きがいある生活及び自己実現目指すとともに福祉社会実現寄与することを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
解散情報
解散年月日  
解散理由  

メガネモチノウオ

(ナポレオン‐フィッシュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 04:04 UTC 版)

メガネモチノウオ
メガネモチノウオ Cheilinus undulatus
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II三代高級魚
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ベラ亜目 Labroidei
: ベラ科 Labridae
亜科 : モチノウオ亜科 Cheilininae
: モチノウオ属 Cheilinus
: メガネモチノウオ
C. undulatus
学名
Cheilinus undulatus
Rüppell, 1835
英名
Humphead wrasse

メガネモチノウオ(眼鏡持之魚、学名:Cheilinus undulatus )は、スズキ目ベラ科に分類されるの一種で、ベラ科の魚ではもっとも大きくなる。インド太平洋熱帯海域に広く分布する大型の海水魚である。ナポレオンフィッシュの別名も知られる。

特徴

オスの成魚は全長2メートル以上に達することもあり、ベラ科の最大種である。最大の個体で全長229センチメートル・体重191キログラム・年齢32歳の記録がある。体はタイのように側扁し、体高が高い。吻が前方に突き出し、厚い唇と大きな口がある。目から口へ、さらに目の後ろにも眼径と同程度の太さの帯模様が走る。

体色や体表の模様は、成長段階や個体によって変異がある。幼魚やメスは水色-黄白色の地に藍色などの模様が入り、目を通る縦帯が黒く目立つ。成長したオスは全体的に黄褐色-青緑色になり、目を通る縦帯が薄れ、さらに額が瘤状に前へ突き出る。頭部全体も大きくなり、全長の1/3程度を頭部が占めるほどになる。

和名「メガネモチノウオ」は、目を通る黒いラインが眼鏡をかけているように見えることに由来する。同様の由来を持つ呼び名に広東語の「蘇眉」(ソウメイ、sou1mei4)がある。一方、別名の「ナポレオンフィッシュ」は、老成個体の瘤状の額がナポレオンのかぶった軍帽に似ることに由来する。同様に英名"Humphead wrasse"も「頭が膨らんだベラ」の意味である。

生態

中央太平洋からアフリカ東岸まで、太平洋インド洋熱帯海域に広く分布する。日本では南西諸島沿岸に分布するが、和歌山県でも記録がある。

浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息する。繁殖期には群れを作るが、通常は単独で生活する。昼に活動し、海底付近を泳ぎながら小魚や貝類などの小動物を捕食する。夜は岩陰で休む。

巨体には迫力があり、国内外の水族館でよく飼育されている。餌付けされたものは人懐こく、スクーバダイビングでも人気がある観察対象である。ただし、餌付けされていない野生種は、そのかぎりではない。

利用

白身で脂が程よく乗り、非常に美味である。分布域では高級魚として珍重される。沖縄では「ヒロシー」や「ヒロサー」、香港では「蘇眉」(ソウメイ)と呼ばれ、幼魚は蒸し魚にするととろみを感じさせるほどに軟らかい。

保全状況

ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

21世紀に入る頃から乱獲やサンゴ礁の破壊などで個体数が著しく減少し、絶滅が危惧されている。IUCNレッドリストでは2004年版から"EN"(Endangered : 絶滅危惧)と評価されている[1]。消費地の一つである香港では食べないように呼びかけられてもいる。また絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(通称: ワシントン条約)附属書IIの適用対象ともされている[2]

写真

脚注

  1. ^ Russell, B. (Grouper & Wrasse Specialist Group) (2004). Cheilinus undulatus. The IUCN Red List of Threatened Species 2004: e.T4592A11023949. doi:10.2305/IUCN.UK.2004.RLTS.T4592A11023949.en Downloaded on 22 January 2019.
  2. ^ Appendices (CITES). 2019年1月22日閲覧。

参考文献

  • Cheilinus undulatus - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2008.FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version(09/2008).
  • 岡村収・尼岡邦夫監修 山渓カラー名鑑『日本の海水魚』(ベラ科執筆者 : 荒賀忠一)ISBN 4-635-09027-2

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、メガネモチノウオに関するメディアがあります。
ウィキスピーシーズには、メガネモチノウオに関する情報があります。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ナポレオン‐フィッシュ」の関連用語

ナポレオン‐フィッシュのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ナポレオン‐フィッシュのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
内閣府NPOホームページ内閣府NPOホームページ
Copyright (c)2025 the Cabinet Office All Rights Reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメガネモチノウオ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS