デジタル音源デジタルピアノ
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「ヤマハ・CPシリーズ」の記事における「デジタル音源デジタルピアノ」の解説
CP300 2006年発売。88鍵グレードハンマー鍵盤。CPの名を冠しているが、機能的な面では従来の打弦式やアナログ音源のCPシリーズとの関係は薄く、音源には、PCM音源であるAWMダイナミックステレオサンプリングを採用している。同社のP-250の後継に相当する機種である。迫力ある音と振動を体感しながら、ライブ感溢れる演奏が行えるステレオスピーカーを搭載している。ハイクオリティなグランドピアノ音だけでなく、バンド演奏の中でも際立つモノピアノやコンプピアノの搭載している。2019年現在、現行機種。2021年生産完了。 CP33 2006年発売。88鍵グレードハンマー鍵盤。CP300の廉価版という位置づけで、同社のP-90の後継に相当する機種である。ステレオスピーカーは非搭載で、CP300に比べて小型、軽量である。生産終了。 CP1 2009年発売。88鍵NW-STAGE(木製象牙調ウェイデット)鍵盤。CPシリーズの2019年現在の、現行機種のフラッグシップモデル。 新開発のSCM(Spectral Component Modeling)音源を使用。 CP5 2010年発売。CP1に様々な音色やエフェクト、MIC端子などを追加したハイパフォーマンスモデル。後述のCP4 STAGEの登場で生産終了となった。 CP50 2010年発売。CP5の廉価版。88鍵グレードハンマー鍵盤。後述のCP40 STAGEの登場で生産終了となった。 CP1やCP5に比べパネル面のツマミ類が少なく、小型、軽量である。 CP4 STAGE 2013年10月発売。88鍵木製象牙調ウェイテッド鍵盤 NW-GH鍵盤。音源方式はSCM音源+ AWM2音源。最大同時発音数128音。シンプルかつ最高のステージピアノを目指し、ヤマハの技術の粋を結集して作られたステージピアノ。ヤマハのグランドピアノCF IIIS, S6, CFXの音をサンプリングしている。後述のCP88 / CP73の登場で生産終了となった。 CP40 STAGE 2013年10月発売。88鍵GH鍵盤。音源方式はSCM音源+ AWM2音源。最大同時発音数128音。CP4 STAGEの廉価版。CP4 STAGEと同様、後述のCP88 / CP73の登場で生産終了となった。 reface CP 2015年7月に、過去に発売されたヤマハの鍵盤楽器群を3オクターブ・37鍵のコンパクトサイズで再現したrefaceシリーズ4機種のうちのひとつとして「reface CP」が発表された。同年9月に発売開始。SCM音源+AWM2を搭載し、同時発音数は128。HQ(High Quality)MINI鍵盤が採用されておりイニシャルタッチも搭載されている。37鍵ながらもスライド式のオクターブコントローラーを(演奏中に任意で)使用することで88鍵相当の幅広い音域をカバーすることができ、エフェクトもディレイ、リバーブ、ワウなど8種類を2系統で使用可能になっている。本体には2W×2スピーカー搭載され、DC電源だけでなく乾電池による使用にも対応。 CP88 2019年3月上旬発売。NW-GH鍵盤(木製象牙調・黒檀調仕上げ、グレーデッドハンマー)88鍵。AWM2音源 128音ポリ。57音色 ライブセット160.ステージピアノに必要とされる厳選のグランド、アップライト、エレクトリックのピアノ音色を搭載し、ワイドレンジで表現力豊かなサウンドが多彩なジャンルへの対応を可能としている。CFX、S700、ベーゼンドルファー290インペリアルの3種類のプレミアムコンサートグランドピアノサウンドを内蔵。アップライトピアノU1、SU7、エレクトリックピアノYamaha CP80、78 Rd、73 Rd、Wr Warm、Wr Brightを内蔵。ピアノサウンドだけでなく、オルガン(トーンホイール/トランジスター/パイプ)、Clavi、DXピアノ、ウォームなパッドや豪華なストリングス、分厚いシンセベースやシンセリード、ブラスサウンド等多彩な音色を収録。3つのボイスセクション(ピアノセクション、エレクトリックピアノセクション、サブセクション)それぞれに独立したトーンコントロールとインサーションエフェクトを搭載、すべてのセクションにかかるマスターエフェクトとしてディレイ、リバーブ、マスターEQを搭載。すべてのパラメーターをボタン、スイッチ、ロータリーノブの操作でリアルタイムに調整することが可能。アナログ回路をコンポーネントレベルでモデリングし、アナログ機器の飽和した音や非線形特性までも忠実に再現するVCM (Virtual Circuitry Modeling)エフェクトも搭載。直感的なサウンドのコントロールを可能とする「One-to-One」スタイルのユーザーインターフェースを装備。本格的なハンマーアクション鍵盤を搭載し、過酷なツアーユースにも耐えられる堅牢性を保ちつつ、コンパクトなサイズと18.6kg(CP88)というウェイトを実現。従来モデルから設計を見直す事により、格段に運搬性が高まった専用ケース(別売)と組み合わせることで、トータルパッケージとして抜群の可搬性を実現している。 CP73 2019年3月上旬発売。CP88の73鍵仕様。(E1-E7)BHS鍵盤(黒鍵マット仕上げ バランスドハンマー)採用。「E-to-E」の鍵盤レイアウトは、同じく最低音弦としてE弦を備えるギターやベースとのアンサンブル演奏に高い親和性をもたらし、セッションを行うキーボーディストが自然な表現を行うインスピレーションを得やすい環境を提供している。重量は13.1kg。
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