スミス同盟の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 02:20 UTC 版)
「killer7」の記事における「スミス同盟の関係者」の解説
クリストファー・ミルズ(Christopher Mills) 声 - Bart Flynn 情報屋。49歳。合衆国政府に雇われ、主にkiller7(ガルシアン)とのパイプ役として政府の依頼を伝える。腕は劣るが、殺し屋でもある。仕事上の付き合いとは言えガルシアンの良き理解者であり、自身も殺しの世界に身を置く立場ながら達観しきれずガルシアンに心情を吐露することも。劇中ではガルシアンを愛称「ガルシー」と呼ぶ唯一の存在。情報屋という仕事柄、合衆国政府の陰謀に接触し、選挙戦に秘められた真実を知ったがために政府筋から暗殺される。 シアトル出身。スコットランド系。黒のハイネックとベージュのジャケットというややラフな出立ち。カーマニアで劇中でも3台のスポーツカーを乗り換える。うち1台は「雲男」の章に登場するスーパーカーと同型で、『killer7: OFFICIAL STRATEGY GUIDE』においてこの車はミルズが裏ルートから入手した同一の車輌である事が明らかになっている。この車はミルズの死後、ガルシアンが受け継いでいる。 『Hand in killer7』では少年時代にカーティス・ブラックバーンの情報屋として働いていた事や、その縁でダンとも古くから知り合うも、そりが合わない仲である事が記されている。『電撃PS2』に連載されていた小説版に、当時の様子が描写されている。 サマンサ・シットボーン(Samantha Sitbon) 声 - Heidi Anderson) アルバイトでハーマンを介護する大学生、あるいはハーマンに仕えるメイド。19歳。劇中ではこの2つの顔が使い分けられ、いずれが真実の姿とも捉えられないように描かれている。物語終盤に謎の「失踪」を遂げるが、彼女の生死はおろか、その意味は多くの解釈の余地を残し定かではない。 主にハーマンの非覚醒時には学生の姿、覚醒後にはメイドの姿で現れる。大学生としてのサマンサは現代的なファッションで介護対象のハーマンを虐待する自堕落かつ性悪なサディスト。その一方、メイドとしてのサマンサは質素なエプロンドレスを着用し感情を顕にせずハーマンに忠実に仕える良き部下である。 ゲーム中ではハーマン部屋でセーブを行なうためのキャラクターとして機能する。マップ中のハーマン部屋の位置によってはメイドではなく学生の状態で現れるが、この場合のサマンサはゲーム上何の役にも立たない。 ジョニー・ギャノン(Johnny Gagnon) 鳩書簡の執筆者とされる人物。劇中にその姿は登場しないが、鳩書簡の文章は若々しく、自らを「秒殺で射精してしまう」スピードスターと称する茶目っ気も見せている。依頼人「エミール」に対しkiller7に関する調査報告を送り続けるが、一向に支払われないギャラに徐々に苛立ちを募らせ、次第に依頼人の殺害を企てるようになる。しかしエミールとスミス同盟の間のある特殊な関係により、彼は「サマンサ」を名乗る人物に殺害される。 劇中では鳩書簡にしか登場しないため、現実に存在する人物なのか疑わしい面もあるが、『Hand in killer7』の年表において、少なくとも殺害しうる存在であることが認められている。 ギャリー・ワンダラーズ(Gary Wanderers) サマンサが「失踪」した後、後釜としてハーマン部屋に現れた老執事。イワザルの説明によればこの道50年の生真面目な男で、サマンサの上役にあたるとされる。 タキシードに鼻眼鏡の老人。一見してかなりの高齢に見えるが、背筋のすらりと伸びた紳士である。 ディミトリ・ナイトメア(Dimitri Nightmare) 「笑顔」の章においてホテル・ユニオン7階に登場する人物。ゲーム中は名前が登場せず、終始無言であり、およそ起こす行動といえば帽子を手渡す程度のことしか無かったため、全くの正体不明の存在であった。姓名は『Hand in killer7』が初出。同書の人物紹介では「ハーマンの後見人」とされている。 外見上は中年あるいは初老の男性。『Hand in killer7』に掲載された年表ではディミトリはハーマンが最初に殺した相手であり、最初の多層人格であると記載されている。同年表ではディミトリは「三つ目の男」と描写され、またエミール・パークライナーの誕生と同時期に「消滅」しているとあり、エミールと因縁浅からぬ関係であることもほのめかされている。 エミール・パークライナー(Emir Parkreiner) ネバダ州出身。「ハートランド」の異名を持つ殺人鬼。犯罪の遺伝子を持つとされ、国立コバーン小学校において殺しの英才教育を受ける。ホテル・ユニオンを中心とした連続殺人事件の実行犯であり、スミス同盟と重要な関係を持つ。ゲーム中、実質的には「笑顔」の章にしか登場しないが、その存在は序盤より示唆され続けている。
※この「スミス同盟の関係者」の解説は、「killer7」の解説の一部です。
「スミス同盟の関係者」を含む「killer7」の記事については、「killer7」の概要を参照ください。
- スミス同盟の関係者のページへのリンク