グラフィックスチップについてとは? わかりやすく解説

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グラフィックスチップについて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 07:45 UTC 版)

NVIDIA」の記事における「グラフィックスチップについて」の解説

企画設計販売行い実際製造ファウンダリーファブ)に外部委託するファブレスメーカーである。 2010年9月21日、ドイツ・シンガポールに拠点を置くファンダリーGLOBALFOUNDRIES社との契約成立したことを発表した今後TSMC並行しGLOBALFOUNDRIESへも製造委託すると見られる半導体微細化技術優れファブ協業することが競争力を保つ要素であり、難易度高くなる微細化が進むにつれ、複数ファブ利用するようになった。かつて、IBMファブ利用していたこともある。 過去には製造委託したファウンダリーにも独自ブランドでの販売権与えていたが、知名度が高まるにつれ全量買い上げるようになった委託製造されチップ複数のボードベンダーに供給し、ボードベンダーがグラフィクスボード仕立てて販売行なう。ボードベンダーはNVIDIAにとっての重要度から、「ティア1」「ティア2」といった階級付けが行われている。 新設計のチップティア1ベンダー優先的に供給され試作初期製造が行われる。製品発表会などで複数ベンダー展示がある場合ティア1ベンダー製品NVIDIAその他のベンダー配給しその他のベンダーヒートシンク自社デザインステッカー貼るなどして展示行なっている。ティア1での製造安定すると、ティア2ベンダーへの販売用チップ供給開始される過去にはカノープスなどが独自設計ボード製作していたが、現在はNVIDIAによる標準(リファレンス)デザインボード用いることがチップ供給条件となっている。これは、過去RIVA TNT2や同TNT2M64といったチップ多数ベンダー提供したことで、各社が同じチップ搭載したボード激し価格競争行なった結果製造原価抑えた粗悪なボードデザインや部品使用した製品出回った教訓から、一定品質確保し消費者提供するために取った方法である。その結果開発者サポート制度充実により、開発時のリファレンスとして用いられることが多くユーザー人気高めた標準デザインにはネットリスト(配線リスト)、アートワーク(配線パターン)が含まれるため、各社ボードはほぼ同じものとなりがちである。 PC用ビデオチップジオメトリエンジン採用製品化を行いブランドとしてGeForce」を新設した。これによりCPU補助するチップではなくCPUと並ぶ主要なチップGPU (Graphics Processing Unit) であると主張したそれまで他社よりも頭一つ抜けていたが、これにより明確に筆頭メーカーとなり、GPU事実上グラフィックチップ呼称となっていった。 単独GPUでの性能限界から、2つGPUボード並列利用することで性能向上を求める「SLI」の開発行なう。後からSLI対応のGPUボード追加することで、アップグレードパスとした。また、SLI変形として単一ボード上に2個のGPU実装する形態発表している。更に4GPUボードで2560×1600ドット高解像度でのグラフィック表現をする「QuadSLI」に注力、その代表としてGeForce 7950 GX2単体販売)、GeForce 7900 GTX Duo2006年9月現在、販売実績は無い)が挙げられるGeForce 7950 GX2ボード上に2個のGPU実装されていることから、QuadSLIを行なうには2枚ボードで済む。ただし、SLI機能を持つボードにはSLI動作必要なSLIコネクター」を同梱しない製品存在する(「SLI Readyマーク目印)。QuadSLIに対応するドライバーユーティリティーForceWare最新版)が公表されて、自作PCでの実現が可能となったライバルとなったATI Technologies2006年AMD買収)に対し長年リード築いていたが、同社コンシューマ向けRadeonプロ向けにFireProブランド創設する同時に方針転換行い強力な製品開発するようになった。それによりNVIDIA以前以上に熾烈な性能争い繰り広げ2012年現在では使用状況次第得意不得意現われる事となり、一概にどちらが優れている評価できないほど実力拮抗するようになった2021年現在ではCPU側の開発にも力を入れているAMD比較した場合GPU専業の分トップ性能では上回る製品がある。

※この「グラフィックスチップについて」の解説は、「NVIDIA」の解説の一部です。
「グラフィックスチップについて」を含む「NVIDIA」の記事については、「NVIDIA」の概要を参照ください。

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