製造委託
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 00:35 UTC 版)
「マルチステーション5550」の記事における「製造委託」の解説
5550の本体とディスプレイ、ハードディスクは松下電器産業、プリンターは沖電気工業、キーボードはアルプス電気が製造を担当した。 5550は数千台を超える規模の販売が予定されていたが、日本IBMの自社工場にはパソコンを大量生産する環境が整っていなかったため、松下電器産業が製造を受託して日本IBMにOEM供給することになった。松下が自社で販売しようという案もあったが日本IBM側がこれを拒否。次に日本IBMと合弁で販売会社を設立しようとしたが、小林大祐(当時、富士通の会長兼パナファコムの社長)が難色を示したため実現しなかった。シリーズがPS/55に移行して日本IBM藤沢工場でパソコンの生産が始まった後も、5550系統のモデルは松下が製造を担当した。 ただ、1984年に松下通信工業と松下電器産業から互換性はないものの仕様が酷似した特注のビジネスパソコン「JB-5000」やワープロの「パナワード5000」が販売されていた。
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