クライン一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 03:45 UTC 版)
魔剣レヴァンテイン/聖剣ブリュンヒルド 本上貴典を宿主とするクライン。武器の形状はブロードソード。本体は銀髪の少年。実は、全てのクラインの基となった「ベイシスクライン」である。クラインを隠したいという貴典の意思に従って普段は小型化しているが、貴典に危機が迫ると魔剣(グレートソード)へと変化する。この時、貴典はクラインに意識を乗っ取られ、宿主に敵意を向ける者であれば敵味方関係なく無差別に攻撃するようになってしまう。 魔剣は敵から気を奪うだけでなく、他のクラインを吸収して自らの力に変えることができ、実際に大蜘蛛に寄生したクラインを喰らう場面もあった。 後に、貴典の妹弥生を宿主としたもう一つの魔剣が登場するが、貴典の魔剣を複製したものであるのかは不明。 ローゼンドルフ 海部美波を宿主とするクライン。武器の形状はナックル。本体は黒い覆面を被った金髪の少年。幼少時、誘拐犯に父を撃たれた美波の怒りに反応して覚醒した。 超接近戦を得意とするクラインで、パンチ力や投げ技に優れている。その反面、遠距離での戦いは不得手だが、訓練を積めば気弾を発射することもでき、遠距離攻撃への対応も可能となる。 宿主である美波の依存心が影響し、長らくDランクに甘んじていたが、美波が麻地との戦いで精神的成長を遂げ、Aランクにパワーアップする。パワーアップ後は、スケート靴に似た形状の具足を具現化できるようになり、クライン本体の翼がDランクの頃より大きくなっている。 アルトヴァイス 清河桜華を宿主とするクライン。武器の形状はリボルバー式拳銃。本体は浅黒い肌と長髪の女性。寄生ではなく、人為的に移植されたクラインである。藍華の回想にて新型クラインという言及があった。神秘的で美しい姿とは裏腹に性格は悪質極まりなく、一連の事件を引き起こした元凶である。宿主である桜華が、銃のクラインが高い攻撃力の代償に回復機能を犠牲にしていることに不安感を抱いてしまい、それがアルトヴァイスにも伝わった結果、桜華は意識を乗っ取られることになった。柊華に桜華を操っている事を知られたため、旧雨ヶ瀬を爆破して多くの犠牲者を出したが、肝心の柊華を殺す事は出来なかった。その後、貴浩と藍華を利用して柊華を襲撃するも、この事件にて宿主の桜華が致命傷を負ったため、桜華を見捨てて藍華に鞍替えするという暴挙に出た。さらには口封じのため、数名の雨ヶ瀬生徒を殺害している。保身のために多くの命を犠牲にしてきた彼女だったが、雄鬼高との最終決戦の最中、柊華に向けた銃がなぜか暴発する。クライン腐敗の弾丸の効果によって腐り落ちてしまい、自業自得とも言える最期を遂げた。 クサナギ 佐伯貴浩を宿主とするクライン。武器の形状は打刀。風属性の力を持つ。本体は和風な顔立ちの少女。中学生時代、剣道部の顧問と衝突し、完膚なきまでに叩きのめされた貴浩に力を与えるために覚醒する。その過程において、顧問を再起不能に追い込むという取り返しの付かない事件を起こしてしまう。また、貴浩の雄鬼高時代でも(宿主の命を守るためとはいえ)ある人物に致命傷を負わせ、貴浩と藍華の仲を決裂させてしまう。 スザク 緋出茜を宿主とするクライン。武器の形状はトンファー。炎属性の力を持つ。本体は陣羽織のような衣装を纏った短髪の少年。活躍の機会こそ少なかったものの、怒りに任せて弥生を殺そうとした茜を制止するという重要な役割を果たす。 PT025 米水逗琴音を宿主とするクライン。武器の形状はレイピア。水属性の力を持つ。本体はこれと言った特徴のない地味な少年。研究者によって造りだされた人工クライン(オリジナルクラインとの差異は不明)である。脆弱さから弥生の斬撃を受けきる事が出来ず、宿主の琴音は致命傷を負ってしまった。それでも己の運命を受け入れ、最後まで琴音に付き合った。 フェルゼン 國東基信を宿主とするクライン。武器の形状は槍。土属性の力を持つ。本体はモンゴル風の衣装を纏った少年。宿主と同じく存在感が薄い。雄鬼高戦において、柊華にクライン腐敗の弾丸を撃ち込まれ、その実力を見せる間もなく戦闘不能に。 エアストロート 清河柊華を宿主とするクライン。武器の形状はサブマシンガン。本体は、目を隠すほどに長い髪の毛の少年。桜華のアルトヴァイスと、藍華の銃のクラインと同時期に移植されたクラインで、藍華の回想で新型クラインとの言及がある。 ジェメリ 麻地丈夫を宿主とするクライン。武器の形状はカタール(ジャマダハル)。本体は、逆立てた髪を二股に分けたような形をしており、胸元を露出した水着のような衣装をまとっている。両手には武器形態によく似たカタールを装着している。クラインのレベルを人為的に上げる措置により一時的とはいえ土属性の力を得るが、ジェメリが本来持っている属性であるかは不明である。 グルヴェイク 戌飼琢朗を宿主とするクライン。炎属性の力を持つ。武器の形状は先端が鉤爪状になった槍。クライン本体の片腕もよく似た形をとっている。佐伯と邂逅した際にはすでにMランクに到達するほどの戦闘経験がある。 地下鍾乳洞での戦いにおいて、ガソリンで火力を上げるという宿主の戦いをよしとせず、それが戌飼の敗北に繋がった。
※この「クライン一覧」の解説は、「パンツァークライン」の解説の一部です。
「クライン一覧」を含む「パンツァークライン」の記事については、「パンツァークライン」の概要を参照ください。
- クライン一覧のページへのリンク