ギャルゲーの歴史とは? わかりやすく解説

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ギャルゲーの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:07 UTC 版)

ギャルゲー」の記事における「ギャルゲーの歴史」の解説

当初PC-8800などゲーム機とは比べものにならないほど高価なパソコンエロゲーをやる目的で使う高級玩具として扱われていた。それが多様化しEMMY』等、18歳22歳前後女性キャラクター口説く内容人工知能ソフトへと変化してアブノーマルなものは減っていき『アテナ』や『夢幻戦士ヴァリス』などアーケードでもギャル主人公にしたゲーム増えた最初にギャルゲー呼称されたゲームは、1986年発売の『夢幻戦士ヴァリス』(日本テレネットと言われている。 ヴァリス同時期には『アテナ』(SNK)や『マドゥーラの翼』(サン電子)を始め主人公キャラクター子供向けゲームとして露出度の高い衣装いわゆるビキニアーマーなど)を纏っている少女設定したアクションゲーム見られるが、これらの作品主人公男性ロボットなどに置き換えて基本的なゲーム性変化しない思われるものがほとんどで、難度含めたゲームバランスの悪いものも多く1980年代後半においてはギャルゲー」は「少女キャラクター可愛らしさ寄りかかったクソゲー一種」と認識されるケース多かった家庭用ゲーム機でもPCエンジンCD-ROM先駆けて採用した結果容量制約から解放されCD-DA使えるようになった結果有名なアニメーターや声優を使ったキャラゲー多数出るようになったが。しかし中にはオリジナルキャラゲートップレスなどのヌード・セミヌードを取り入れたゲームHuカードソフトも含む)もあり、これらの一部が後にギャルゲー分類されることになる。 1989年に、絶妙なゲームバランス持ったドラゴンナイト』によって再び盛り返したゲーム内容主人公となって敵に捕らわれたギャル助けていく、といったRPG王道設定シナリオへと変化してきた。 「ギャルゲーと言う単語ゲーム雑誌確認されている最古使用例は『ファミコン通信1992年3月27日号の特集記事である。もっとも、この特集取り上げられているのは『ヴァリス』を始め横スクロールアクションゲームメインであった。この特集とほぼ同時期にパソコンゲームでは『プリンセスメーカー』(ガイナックス)や『卒業 〜Graduation〜』(ジャパンホームビデオ)に代表される育成シミュレーション登場している。 1992年パソコンゲーム業界ギャルゲー18禁それ以外分けられソフトメーカー側から規制基準確立された。 1993年にはインタラクティブコミック作品ゆみみみっくす』(ゲームアーツ)も登場したパソコン用アダルトゲームCD-ROM増加した家庭用ゲーム機でもPCエンジンギャルゲー比較多く発売している。これはCG音声というギャルゲーにとって重要な要素記録するのにCD-ROM適していることが原因だった。1993年7月パソコン版の同名タイトル卒業グラデュエーション」がPCエンジン移植作となりシミュレーションタイプをベースとした先駆者的な役割果たし他のゲームにも大きな影響与えた1994年には、男性向け一般恋愛シミュレーションゲーム先駆けとなる『ときめきメモリアル』(コナミ)が発売される。この作品はは大きな話題呼び、このジャンル一定の地位確立するきっかけとなったこれに伴い魅力的な女性登場するゲーム恋愛シミュレーションゲーム発売されるようになり、ギャルゲーという用語はこのジャンルゲームを指すものとして用いられるようになった1994年末には第5世代機が発売されており、ゲームソフト市場新規参入するメーカー多数現れた。ギャルゲーの数が特に増えたのもこの時期で、多数ギャルゲー発売されている。セガの『サクラ大戦シリーズパイオニアLDCの『NOëLシリーズNECインターチャネルの『センチメンタルグラフティ』などが代表とされる1990年代半ば後半にかけて、セガサターンでは『野々村病院の人々』や『EVE burst error』や『下級生』など、アダルトゲーム移植2030本のヒット生み出す作品複数登場したPlayStationではアダルトゲーム移植セガサターンほどのヒットを飛ばす作品少なかったが、上記記載の『NOëLシリーズアトリエシリーズややるドラシリーズや『トゥルー・ラブストーリー』が10万本を超えるヒット記録したギャルゲー1990年代後半あたりにピーク迎えその後NECインターチャネルKIDヒューネックスなどのメーカー家庭用ゲームオリジナル作品アダルトゲーム移植問わずギャルゲーリリース継続して行っており、2000年前後アダルトゲーム葉鍵ブームもあって一定の市場規模維持していたが、PS3が発売されNECインターチャネルギャルゲーリリースをやめ、KID倒産した2000年代後半あたりからアダルトゲームともども既存ギャルゲー衰退しつつあり、それに代わって恋愛舞台にせず、ジャンルSLGADV属さないアニメ調の女性キャラ売りにしたゲーム詳しく概要欄参照)が台頭し、現在ではそちらの方が大きな盛り上がり見せている。

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