ソフトメーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 00:29 UTC 版)
「プロアクションリプレイ」の記事における「ソフトメーカー」の解説
「チート#対策と対応」も参照 以下、具体的なメーカーの対応について羅列する。 エニックス(現・スクウェア・エニックス)のPS版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』において改造行為を利用したような通常では起こりえないプレイを行っているとみなされると、主人公の称号として「改造コードの星」「うらわざ改造王」「うらわざキング」「改造コードアイテム王」などが表示されることがある。なおこれらの称号は、改造行為等を一切行わない正規プレイでもやりこみで出せる場合がある。 スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では、改造ツールを使った場合、改造対象が所持モンスターのステータス書き換えなどにかかわらず対戦などをする時に「不正なモンスターデータがあります」と表示され、対戦が不可能になる。ただし、不正フラグを消す改造コードも一時出回っていた。 NDS版のドラゴンクエストV 天空の花嫁では改造コードがONの状態、またゲームROMを吸い出したエミュレーターでの動作が確認された場合、ゲームが進行しなくなるプロテクトが組み込まれているが、対策コードの登場により突破されている。 アトラスの『ペルソナ3』では登場キャラクターたちに改造行為を咎められる。これらは実害のない対策である。 任天堂のポケットモンスターシリーズのGBA以降用では、改造など不正に捕獲したポケモンは自分が親であってもバッジを全て集めた状態でも言う事を聞かなくなる。特にGBA版では所持しているポケモンに不正なデータ書き込みによってゲーム中で使用できない「ダメタマゴ」に強制的に変換されることが多い。DS版でも「ダメタマゴ」の仕様が存在するようだが、GTSと呼ばれるニンテンドーWi-Fiコネクションを利用してポケモンの交換できるシステムでは能力値が限界を超えていたり覚えられない技を覚えているなど、通常プレイでありえない要素を含むポケモンを渡そうとした場合サーバ側でエラーを出して交換できないようになっている(なお、公式にイベントやWi-Fi等で配布された特別なポケモンではそれとは別にGTS交換を制限する設定がある事にも注意)。 モンスターハンターシリーズでは方法を問わずに不正な装備、未実装アイテム、改造キャラクター、不正なキャラクターネームの登録、改造クエストなどが存在するが、ゲーム側のアップデートで無効化や削除が適時行われる。なお対策が行われる度に回避して改造が行われる事が常であり、いたちごっこ状態と化している。 トライエース社は改造対策に力を入れており、同社開発の『スターオーシャン3』では通常ではあり得ない処理やデータを含ませることで解析を複雑化させ、後に発売されたディレクターズカット版においては多数の改竄チェックプログラムを追加し、強制的にゲームを停止させるなどの対策を講じてきた。この流れは『ヴァルキリープロファイル2』にも受け継がれているが、全てにおいてそれら対策は破られている。 『メタルギアソリッド3』『モンスターハンター』では改造コードを使用した形跡がみられるとある程度の期間アクセスを禁止されたり所有しているアカウントからのアクセス権限が剥奪されるなど、改造対策が厳重に施されている。しかし現状では完全なチート対策は不可能なために、秘技コードが出回っているのが実情である。かつては、PSの拡張コネクタにPARが装着されていると、拡張コネクタに何かを接続している状態を検知してゲーム自体起動しなくするプロテクトがあるゲームソフトも存在していた。 任天堂のゲームボーイカラーでは、ゲームボーイカラーに対応していないPARにカラー対応・専用ソフトを接続すると、まともにゲームが表示できない・起動できない状態になる。ゲームボーイカラー以前の機種との組み合わせだと問題なく起動するが、カラー専用ソフトは起動すら不可能である。任天堂が行った、初めての改造ツール対策と推測される。なお、ゲームボーイライトやゲームボーイカラーは電池収納部が隆起しているため、初期のPARだと物理的に接続しにくい構造になっている。 2008年以降に発売が開始されたニンテンドーDS用ソフトのパッケージには任天堂が許諾していない装置を使用した場合、ゲームが正常にできなくなるという旨の警告が書かれている。ただしこの文章の本来の対象はマジコンであり、PARも「許諾していない装置の一つ」であるという位置付けである。 Xbox 360の販売・開発元であるマイクロソフトはXbox Liveの利用規約において、PARとは明言していないものの、非公認の不正ツールの使用や改造行為を一切禁止しており、違反したユーザーに対してこれまでに獲得した実績を全て剥奪し、ゲーマーズカードに『ごまかし行為者』と表記する措置を行っている。 一方でソフトメーカー側が裏技として改造と等価の機能を搭載することもある。 コナミのPS2版『イース -ナピシュテムの匣-』のチートモード。 スクウェア・エニックスの『チョコボの不思議なダンジョン』におまけとして付属していた不思議なデータディスクのように、パーティーメンバー全員が初めから最高レベルなどの特殊なセーブデータを配布するケース。
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