ソフトマターとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 08:46 UTC 版)
「ジャイロイド」の記事における「ソフトマターとの関係」の解説
ソフトマターの秩序形成において、ジャイロイドや、ジャイロイドを入れ子に組み合わせたダブルジャイロイドがみられることがある。異なる種類の高分子を共有結合でつなげたブロック共重合体による秩序構造や界面活性剤と水の系(ライオトロピック系)がつくる構造ではある条件でダブルジャイロイドの周期構造を形成することがわかっている(ただし、界面活性剤では単に立方相や共連続立方相などの別の名前で呼ばれていることが多い)。また、生体内でもミトコンドリアの内膜や滑面小胞体(SER)が場合に応じてジャイロイド構造やダイアモンド構造などに変化していることが透過型電子顕微鏡の観察から明らかになっている。ジャイロイド構造は蝶の鱗粉の微細構造にも見られ、特定の波長の光だけを通さないことで鱗粉の色を作るのに役立っているとされる。
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