ソフトライト(Soft light)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 03:04 UTC 版)
「ブレンドモード」の記事における「ソフトライト(Soft light)」の解説
ソフトライト(Soft light)は、上のレイヤーのカラーチャンネルの値「b」の大きさを基準にしているという点はハードライトと共通しているが、実際はオーバーレイによく似た効果が得られる。ただし、オーバーレイと比べて効果が弱くなる傾向があり、例えば黒1色または白1色の画像をかぶせても、オーバーレイと違って黒1色または白1色にはならない。 ソフトライトの実装方式は、いろいろある。有名画像編集ソフトであるPhotoshopの実装を他のソフトもそのまま使えば面倒が無いようにも思えるが、2012年の時点でのPhotoshopで採用されているソフトライトの数式には、ローカルコントラストの不連続性が指摘されており、それを修正した数式がいくつか存在する。ちなみに2012年時点でのGIMPで採用されているソフトライトの実装は、オーバーレイと全く同じ効果が得られるが、これは単なるバグである。 いずれの実装方式を用いても、上のレイヤーが純粋な黒(a=0)だった場合は同じ結果となる。上のレイヤーが純粋なニュートラルグレー(a=0.5)だった場合も同じ結果となる。Photoshopとillusions.huの実装方式では、上のレイヤーが純粋な白(a=1.0)だった場合にも同じ結果となる。要するに、ソフトライトの実装方式ごとの違いは、これら3つの結果の間の補間方法にある。 これらの3つの結果は、下のレイヤーをガンマ補正したものと一致する。詳しく言うと、上のレイヤーが黒だった場合は、下のレイヤーをγ=2でガンマ補正した時と一致する。上のレイヤーがニュートラルグレーだった場合は、下のレイヤーをγ=1でガンマ補正した時と一致する(この場合、画像に変更は加えられず、元の画像と全く同じものになる)。上のレイヤーが白だった場合は、下のレイヤーをγ=0.5でガンマ補正した時と一致する。 Photoshopで採用されている数式は次のとおりである。 f p h o t o s h o p ( a , b ) = { 2 a b + a 2 ( 1 − 2 b ) , モシ b < 0.5 ダッタトキ) 2 a ( 1 − b ) + a ( 2 b − 1 ) , ソウジャナカッタトキ {\displaystyle f_{photoshop}(a,b)={\begin{cases}2ab+a^{2}(1-2b),&{\mbox{モシ }}b<0.5{\mbox{ ダッタトキ)}}\\2a(1-b)+{\sqrt {a}}(2b-1),&{\mbox{ソウジャナカッタトキ}}\end{cases}}} なおこの数式において、「a」とは下のレイヤーのカラーチャンネルの値であり、「b」とは上のレイヤーの対応するカラーチャンネルの値である。bの値に呼応して、3つのガンマ補正(すなわちγ=2 (「b=0」の場合)、 γ=1 (「b=0.5」の場合)、γ=0.5 (「b=1」の場合))の間で線形補間が行われている。 Pegtopの式はPhotoshopのものより滑らかで、「b = 0.5」の場合における不連続性が修正されている。 f p e g t o p ( a , b ) = ( 1 − 2 b ) a 2 + 2 b a {\displaystyle f_{pegtop}(a,b)=(1-2b)a^{2}+2ba} . これは要するに、乗算(「a=0」の場合)とスクリーン(a=1の場合)のブレンドモードの間を線形補間している。これはまた、γ=2 (「b=0」の場合)のガンマ補正と特定のトーンカーブ (「b=1」の場合)の間の線形補間と見なすこともできる(なお後者の曲線は、画像のネガにγ=2を適用した時と同じである)。 illusions.huが実装した3番目の式は、不連続性を別の方法で修正するもので、bの値に呼応してガンマ補正を行う。 f i l l u s i o n s . h u ( a , b ) = a ( 2 2 ( 0.5 − b ) ) {\displaystyle f_{illusions.hu}(a,b)=a^{(2^{2(0.5-b)})}} 「b=0」の場合にγ=2、「b=0.5」の場合にγ=1、「b=1」の場合にγ=0.5 、という点は依然として同じだが、これらの3つの画像の間の線形補間にはなっていない。 SVGおよびcanvas要素のために策定された最近のW3Cドラフトで指定されている数式は、Photoshopの式と数学的にほぼ同じであるが、「b≥0.5 かつ a≤0.25」の場合にわずかに違った挙動を行う。 f w 3 c ( a , b ) = { a − ( 1 − 2 b ) ⋅ a ⋅ ( 1 − a ) モシ b ≤ 0.5 ダッタトキ) a + ( 2 b − 1 ) ⋅ ( g w 3 c ( a ) − a ) ソウジャナカッタトキ {\displaystyle f_{w3c}(a,b)={\begin{cases}a-(1-2b)\cdot a\cdot (1-a)&{\text{モシ }}b\leq 0.5{\mbox{ ダッタトキ)}}\\a+(2b-1)\cdot (g_{w3c}(a)-a)&{\text{ソウジャナカッタトキ}}\end{cases}}} タダシコノトキ、 g w 3 c ( a ) = { ( ( 16 a − 12 ) ⋅ a + 4 ) ⋅ a モシ a ≤ 0.25 ダッタトキ) a ソウジャナカッタトキ {\displaystyle g_{w3c}(a)={\begin{cases}((16a-12)\cdot a+4)\cdot a&{\text{モシ }}a\leq 0.25{\mbox{ ダッタトキ)}}\\{\sqrt {a}}&{\text{ソウジャナカッタトキ}}\end{cases}}} トスル。 これはcairoにおいても使用されている数式であり、初期のPDFドキュメントにおいても採用されていた。 ここでは依然として、b = 0、0.5、1の3つの画像の間の線形補間となっている。しかしこの数式では、「b=1」の場合における画像は「γ=0.5」とはなっておらず、特に「a」の値が小さい場合において、γ=0.5の場合のトーンカーブの結果とは異なる様相となる。すなわち、γ=0.5のガンマ補正は「a」の値を何倍にも増加させうるにもかかわらず、この新しいトーンカーブではその最大値が4倍に制限されている。
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ソフトライト
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出走日競馬場競走名格距離頭数馬番着順騎手斤量2019.03.16 トゥールーズ 条件戦 芝2000m(良) 6 5 3着 C.スミヨン 56.5 0000.04.14 パリロンシャン ノアイユ賞 G3 芝2100m(良) 8 5 5着 C.スミヨン 58 0000.05.04 パリロンシャン ラヴル賞 L 芝2400m(重) 6 4 2着 C.デムーロ 58 0000.06.16 シャンティイ オカール賞 G2 芝2400m(稍) 5 5 2着 C.デムーロ 58 0000.07.14 パリロンシャン パリ大賞 G1 芝2400m(稍) 8 7 5着 C.デムーロ 58 0000.08.25 ドーウィル ドーヴィル大賞典 G2 芝2500m(良) 8 8 2着 C.デムーロ 55 ソフトライトは、フランスの3歳馬で、重賞、準重賞ともに勝利がないが、G2で2着3回の実績がある。凱旋門賞には、追加登録料を払って参戦。
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