エクセルシオール!とは? わかりやすく解説

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excelsior

別表記:エクセルシオール

「excelsior」の意味・「excelsior」とは

「excelsior」はラテン語で「より高く」を意味する言葉である。英語では、特にモットースローガンとして使われることが多い。また、アメリカニューヨーク州のステートモットーでもある。この言葉は、常に上を目指す、より高い目標追求するという意志を示す。

「excelsior」の発音・読み方

「excelsior」の発音は、IPA表記では/ɪkˈsɛlsiər/である。IPAカタカナ読みでは「イクセルシア」となる。日本人発音するカタカナ英語では「エクセルシオー」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「excelsior」の定義を英語で解説

「Excelsior」 is a Latin word that means "ever upward" or "still higher". It is often used as a motto or slogan, indicating the pursuit of higher goals or aspirations. It is also the state motto of New York in the United States.

「excelsior」の類語

「excelsior」の類語としては、「superior」、「higher」、「loftier」などがある。これらの単語も「より高い」、「上位の」、「より高尚な」などの意味を持つ。

「excelsior」に関連する用語・表現

「excelsior」に関連する表現としては、「Ever Upward」がある。これは「excelsior」の意味直訳したもので、同様に上を目指すという意志を示す表現である。

「excelsior」の例文

以下に「excelsior」を用いた例文10挙げる1. "Excelsior" is the state motto of New York.(「Excelsior」はニューヨーク州のステートモットーである。) 2. The company's motto is "Excelsior", indicating their constant pursuit of excellence.(その会社モットーは「Excelsior」で、常に優れたものを追求する意志示している。) 3. "Excelsior" is a word that inspires us to aim higher.(「Excelsior」は私たちより高く目指すことを励ませる言葉である。) 4. The school's motto, "Excelsior", is emblazoned on the school crest.(「Excelsior」、学校のモットーは、学校紋章大きく描かれている。) 5. "Excelsior" is a word that embodies our team's spirit.(「Excelsior」は私たちチーム精神体現する言葉である。) 6. The word "Excelsior" is engraved on the trophy.(「Excelsior」の言葉トロフィー刻まれている。) 7. "Excelsior" is a word that motivates us to strive for more.(「Excelsior」は私たちがより多く求め努力促す言葉である。) 8. The word "Excelsior" is written on the banner.(「Excelsior」の言葉バナー書かれている。) 9. "Excelsior" is a word that encourages us to reach for the stars.(「Excelsior」は私たちが星に手を伸ばすことを励ます言葉である。) 10. The word "Excelsior" is a constant reminder of our mission.(「Excelsior」の言葉は、私たち使命を常に思い出させるのである。)

エクセルシオール!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/04 05:10 UTC 版)

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
STENHAMMAR Excelsior! - ヨハネス・グスタフソン指揮エーテボリ交響楽団による演奏。エーテボリ交響楽団公式Vimeo。

エクセルシオール!』(Excelsior!作品13は、ヴィルヘルム・ステーンハンマルが作曲した演奏会用序曲

作曲及び初演

当楽曲は1896年に作曲されたもので、ステーンハンマルが作曲家として遺してきた作品の中では初期の作品に属するものとされている[1]

1892年にピアニストとしてデビューした直後に改めてピアノを学ぶためベルリンに渡航したステーンハンマルは、そこで創作活動を開始。ドイツ・ロマン派の影響を受ける中で、民謡からの引用を避けつつも北欧特有の色彩を持たせるという彼独自の作風を確立させていった[1][2]

作曲家としての出世作となった『ピアノ協奏曲第1番作品1』を自身のピアノにて初演してから約2年経過した1896年に書き上げられた当楽曲は、メンデルスゾーンワーグナーブラームス等を彷彿とさせるようなつくりとなっており、ドイツ音楽の影響を色濃く受けているということができる[1]

初演は、作品完成当年である1896年の12月28日にコペンハーゲンに於いて、アルトゥル・ニキシュ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によって行われ、当楽曲は同楽団に献呈されている。そして、この翌年・1897年には当楽曲を含むプログラムが組まれた演奏会で、ステーンハンマル自身の指揮者としてのデビューを果たすこととなった[1][3][4]

楽器編成

当楽曲の演奏に必要な管弦楽編成の内容を以下にて示す[1]

編成表
木管 金管
Fl. 2 Hr. 4 Timp. Vn.1
Ob. 2 Trp. 3 Vn.2
Cl. 2、B-Cl.1 Trb. 3 Va.
Fg. 3 Tub. 1 Vc.
Picc.1、E-Hr.1Cb.

なお、演奏時間は13分程度となっている[1]

題名について

当楽曲の題名”エクセルシオール”は、日本語で「高みに向かって」や「の高みに昇らん」、「いと高きところへ」等と訳される。希望に溢れた未来に向かって情熱を燃やし続け、高みに向かって進まんとする若きステーンハンマルの思いが反映していることを示唆するものとなっている。実際、譜面の至る所で「情熱的に」という指示表記が見られ、穏やかに奏でる箇所であっても何処か”情熱”に向かうエネルギーを内包しているかの如くに音楽が次から次へと湧き上がるよう描かれている。そうした高みを目指す意志の強さが、題名の末尾に付けられた”!”に表れていると指摘されている[3]

なお、当楽曲のスコア(総譜)冒頭には、ドイツの詩人ゲーテの『ファウスト』からの一節が記されている。その一節とは、ファウストがメフィストフェレスに会う前に弟子に「人の思いはより高いところへと向かう」と話して聞かせるという場面のもので、「空の光に消えるヒバリ」や「急上昇する」等の語句が含まれているという[1][3]

楽曲構成

曲は、冒頭に記されている速度指示表記「Leidenschaftlich bewegt(情熱的に動きをもって)」を地で行くが如く、木管が奏でる3連音に乗っかるかのように出現する弦楽器による激しい主題から始まる。次いで、木管による叙情味を帯びたもう一つの主題が登場する。この穏やかなもう一つの主題は木管から弦楽へと様々に受け継がれ、その中で徐々にまた熱気を帯びてくる[1][3]

2つの主題は緊張感を保ちながら繰り返し展開され、ヴァイオリン独奏を挟みつつ、高揚と沈静を繰り返していく。そして、冒頭に登場した一つ目の主題が広がりを持った明るい形で再現され、最後は金管を中心に未来を見据えるがの如くに響かせて曲は閉じられる[1][3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i 柴田克彦(音楽ライター) (2015年5月). “Program notes(楽曲紹介) (PDF)”. 『月刊オーケストラ』2015年5月号. 読売日本交響楽団. p. 18. 2018年11月24日閲覧。 “「5.22 [金]」欄に掲載。『月刊オーケストラ』ポータル(読響公式サイト内)。”
  2. ^ ステンハンマル、W:3つの幻想曲 Op.11/ピアノ(WH)”. カマクラムジカ. 2018年11月24日閲覧。 “当該ページ前半に掲載されている解説文『♪ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871.2.7~1927.11.20)について』より”
  3. ^ a b c d e 解説・曲目解説 (PDF)”. オーケストラ《エクセルシス》第1回演奏会・公演プログラム冊子. オーケストラ《エクセルシス》 (2010年9月20日). 2018年11月24日閲覧。
  4. ^ ステンハンマル:ピアノ協奏曲第1番、第2番(シーヴェレフ/マルメ響/ヴェンツァーゴ)”. ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML). ナクソス・ジャパン (2011年11月1日). 2018年11月24日閲覧。 “「このアルバムのレビュー」欄から《レビュアー名「CD帯紹介文」による文章は、ナクソスによる公式紹介(解説)文》”

外部リンク


エクセルシオール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 10:09 UTC 版)

エクセルシオール (Excelsior) は、ラテン語で「さらに高い」を意味する形容詞(excelsusの比較級)である。

古典ラテン語の発音は「エクスケルシオル」、教会ラテン語では「エクシェルシオル」[1]のようになる。日本では英語での発音から“エクセルシア”もしくは“エクセルシアー”とも表記される。ニューヨーク州モットーになっている[2]

脚注

  1. ^ Pronouncing Church Latin, https://global.oup.com/us/companion.websites/9780190246778/student/church/, "xc before e, i, y, ae, oe is pronounced ksh: excelsis (ehk-shehl-sees)." 
  2. ^ New York State Emblems, Department of State, https://dos.ny.gov/new-york-state-emblems 



エクセルシオール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 05:40 UTC 版)

ドゥストレイ・ムルデル」の記事における「エクセルシオール」の解説

2004-05シーズンエールステ・ディヴィジ所属のエクセルシオールに加入し選手デビュー。翌シーズンまでの在籍46試合4得点結果残した

※この「エクセルシオール」の解説は、「ドゥストレイ・ムルデル」の解説の一部です。
「エクセルシオール」を含む「ドゥストレイ・ムルデル」の記事については、「ドゥストレイ・ムルデル」の概要を参照ください。

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