エクセルコ ダイヤモンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/19 02:39 UTC 版)
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本店所在地 | 104-0061 東京都中央区銀座 |
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関係する人物 | ジャン・ポール・トルコフスキー マルセル・トルコフスキー ガブリエル・トルコフスキー |
外部リンク | www |
目次
「エクセルコ ダイヤモンド(EXELCO DIAMOND)」とは
14世紀末以降、ダイヤモンドセンターとして栄えたベルギー・アントワープは、今でもダイヤモンドの聖地として知られている。ここに19世紀、アブラハム・トルコフスキーが、一族で構成する研磨工場を設立。以来、一族により研磨工場は受け継がれ、現在7代目のジャン・ポール・トルコフスキーが当主を務めている。 このジャン・ポール・トルコフスキーが設立した「EXELCO」は、欧米では「Tolkowsky」の名で展開され、日本で唯一のフラッグシップショップが「EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド)」である。現在日本において20店舗以上展開されている。
日本での展開
- 1997年8月、東京銀座晴海通りに「EXELCO」のフラッグシップショップ1号店として店舗を構える。「エクセルコ ダイヤモンド 東京本店」は、ジャン・ポール・トルコフスキー自らが出店場所を決めている。ガラス面が多く、自然光の中でのダイヤモンドの輝きを確かめられるとしている。
- 通常10倍のところ50倍のスコープを導入しており、現在、国内全店において50倍スコープを利用しダイヤモンドを確かめられる。
- イスラエルのダイヤモンド鑑定機関が提供するサービス「サリネ・ライト」という輝きを測定するシステム導入。
- 2007年6月、エクセルコ ダイヤモンド 東京本店で、国際宝飾窃盗団ピンクパンサーによる、ダイヤモンドジュエリーの強奪事件発生している。このとき「ダイヤモンドティアラ」と「ダイヤモンドネックレス」が盗まれている。
- 2009年、アイディアルラウンドブリリアントカット90th記念モデル「EXCELSIOR(エクセルシア)」発表。
- 2009年10月29日、「アイディアルラウンドブリリアントカット90th ANNIVERSARY PARTY」を開催。女優の上戸彩さんが「EXELCO DIAMOND AWARD」受賞。その授賞式では、ダイヤモンドティアラ&ネックレス「シャン・ド・エトワール」と90th記念エンゲージリング「エクセルシア」を身に纏った上戸彩さんへジュエリーが贈呈された。この受賞式では5000ピース・600カラットものダイヤモンドをちりばめた時価2億円のスペシャル ダイヤモンドカーペットが用意された。[1]
- IDEX による2011年度のダイヤモンドブランドランキングTOP10で欧米名「Tolkowsky」が第1位を獲得。[2]
- 2013年5月17日、無期限・無料メンテナンスを受ける永久保証サービスを提供開始。※2013年5月17日時点のサービス内容は以下の通り。
- サイズ直し
- 仕上げ直し
- 再つや消し加工
- 再ナノジュエリーコート
- 歪み直し
- 石揺れ
- 首都圏には単独店舗が多いが、地方では銀座ダイヤモンドシライシとの統合店舗が増えている。
- 2019年、アイディアルラウンドブリリアントカット100th記念モデル「Optique(オプティーク)」発表。
- 2019年、イスラエルのサリネテクノロジー社と開発した、ダイヤモンドの原石からカッティングに至るまでの一連の工程を知ることができる新システム「ダイヤモンドジャーニー」を導入。ティファニーなどのブライダルを扱うブランドにおいてダイヤモンドの原産地証明が始まっており、「ラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンド)」との差別化に一石を投じるシステム。
- 2019年、ピンクパンサーに2007年に盗まれたダイヤモンドティアラの復刻版の展示・試着体験開催。
着用した芸能人
- 神田うのさんが結婚式に着用したティアラとネックレスが「Shangri-la(シャングリラ)」。
- 広末涼子さんがTVドラマ2016年版「地方紙を買う女」にて。
- 石原さとみさんがTVドラマ「5時から9時まで~私に恋したお坊さん~」にて。
- 上野なつひさんが2015年、「婚活刑事」にてファッションジュエリーシリーズ「mille eclat(ミルエクラ)」
- 河北麻友子さんが2016年、「スマ婚PRアンバサダー」「1.5次会婚&2次会くんイメージキャラクター」就任記念PRイベントにて「Shangri-la(シャングリラ)」着用。
- 上戸彩さんが「EXELCO DIAMOND AWORD」の授賞式でダイヤモンドティアラとネックレス「シャン・ド・エトワール」と90th記念エンゲージリング「エクセルシア」を着用。
ダイヤモンドカットの歴史
マルセル・トルコフスキーが導き出したカットにたどり着くまで、主流となるダイヤモンドカット。
- 1400年代 ポイントカット(重量と大きさを保持するため、表面のみ研磨)
- 1400年代 テーブルカット(最小限のファセット(研磨面)で、原石の重量を保ったもの)
- 1500年代 ローズカット(いくつかのファセットで構成されたダイヤモンド)
- 1600年代 オールドマインカット(現在のラウンドブリリアントカットの原型)
- 1700年代 オールドヨーロピアンカット(ラウンドブリリアントカットの旧式スタイル)
- 1919年 アイディアルラウンドブリリアントカット
「トルコフスキー」一族とは
ベルギー・アントワープを本拠地とし、世界的にも珍しい、一族による技術の継承を続けている。
トルコフスキー一族から派生したブランドとして知られるものの1つにダイヤモンド・カッターであるラザール・キャプランが展開する「ラザールダイヤモンド[3]」がある。
19世紀
初代 アブラハム・トルコフスキー
2代目 サム・トルコフスキー
世界最古のダイヤモンド取引所で初代会長となる。
3代目 ポール・トルコフスキー
20世紀
4代目 マルセル・トルコフスキー
マスターカッターであり数学博士でもあった。ダイヤモンドに”輝き”という命を吹き込むことに心血を注ぎ、カッティングプロポーションによる光効果を分析。1919年、今もなお世界で最も美しいと賞賛されるアイディアルラウンドブリリアントカットを発明。ダイヤモンドの輝きを広めたいとの思いから特許は取得せず。これにより、ラウンドブリリアントカットが普及したと言われている。著書は「DIAMOND DESIGN」。
5代目 ジーン・トルコフスキー
イスラエルのダイヤモンド産業や取引所発足に尽力。
6代目 ガブリエル・トルコフスキー
一族屈指の技術と芸術的才能あり、デビアス所有の特別なダイヤモンドを研磨するチームに迎えられ歴史に名を残すダイヤモンドのカッティングを手がける。その例が「CENTENARY DIAMOND」や「THE GOLDEN JUBILEE」がある。
7代目 ジャン・ポール・トルコフスキー
EXELCO社、「Tolkowsky」ブランドなどを設立。
脚注
「エクセルコ ダイヤモンド」の例文・使い方・用例・文例
- 2カラットのダイヤモンド
- ダイヤモンドをさまざまな形にカットする
- ダイヤモンドの指輪
- 大きなダイヤモンドのきらめき
- 彼女はそのダイヤモンドをじっと見つめた
- 本物のダイヤモンド
- ダイヤモンドは最も硬い自然物質だ
- たいていの人にはそのダイヤモンドは高すぎて手が出なかった
- このにせもののダイヤモンドを買うのに,いくら無駄にしたんだい?
- この金属の硬度はダイヤモンドに次ぐ
- 昨夜ダイヤモンドのうち数個が盗まれた
- 彼は愛と感謝のしるしとして妻にダイヤモンドの指輪を贈った
- ダイヤモンドがきらきら輝いた
- 警察は盗まれたダイヤモンドを見つけようと彼のかばんを裏返しにした
- この大きさのダイヤモンドは1つしかありません
- そのダイヤモンドの指輪は外車1台分に匹敵する価値がある
- この腕時計はベゼルにダイヤモンドが20個はめ込まれている。
- ダイヤモンドのグレイニングはクラリティグレードにどのような影響を与えるのですか。
- 当店では証明書無しのダイヤモンドの取り扱いはありません。
- 彼はそのダイヤモンドを持って逃げた。
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