アルファベット部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 03:01 UTC 版)
「バランサー (漫画)」の記事における「アルファベット部隊」の解説
企業からマフィアまで報酬を支払う個人・集団からの依頼を受けて登録した傭兵から選出したチームを編成し、活動する非合法傭兵部隊。各国の軍部・特殊部隊などともパイプを持ち、西側では問題なく活動可能。報酬は招集されて依頼を受けた際に半金。任務終了後に帰還した在住地にて口座確認の問い合わせをすると残りの金が振り込まれる。 南郷 兵衛(なんごう ひょうえ) 本作前半の主人公で、コードネーム“J(ジェイ)”と呼ばれている。飛騨忍群白羽衆最後の生き残り。優秀な傭兵で、アムステルダム在住。世界中で活動する黒羽衆を叩くべく、日本を出てアルファベット部隊の傭兵として戦ってきた。紫織とは婚約していたが、破棄している。 アフリカ作戦で、黒羽衆・め組との交戦で行方不明となるが最終話で生存が判明し、姿は見せないものの紫織の後方支援に回っていたことが明かされた。 目的のために私心を見せないなど一見冷徹そうだが、作戦や研究で犠牲になる人々や保険調査員の死に対し、憐憫を見せることもあった。 愛犬の名はチャーチル。 ライリー・カーツ コードネーム“P”。ポート・マックス軍刑務所の囚人だが、刑期を短縮することを報酬として傭兵として活動する(刑期は千年)。元海兵隊長距離偵察部隊(リーコン)指揮官で中尉。ただし傭兵としては大尉待遇。接近戦では.45ACP弾のデトニクスを使う。ベトナム戦争当時、味方の戦意高揚と敵軍に対する情報戦のために無実の村人を犠牲にした米軍特殊部隊幹部3名と南ベトナム軍の特殊部隊一個中隊を皆殺しにした。南郷もその生きざまに感じ入ったのか、秘匿すべき本名を教えた。 腕利きで傭兵のプライドが高いが赤い狼の残忍な噂に怯みを見せ、クローネの指揮下に入る時は不満を言いながらも剣幕に押され、渋々従うなど案外弱い面もある。 ディノ イタリア人傭兵。コードネーム“I”も使用。女好きで明るい性格。人情家であるが、傭兵としての心構えが不十分なところもある。 G、G'(ゲー、ゲーダッシュ) ドイツ人傭兵の双子の兄弟。 ビッグX WWIIから40年越えのキャリアをもつオランダのレジスタンス出身の老傭兵。その経験からベルリン一帯の地理に明るい。手榴弾の使い手で、黒羽衆とも互角に戦える戦闘力がある。主導権を取りたがる傾向があり、他国出身者をバカにするなど口が悪い。 「Xの大文字の方」と呼んで区別させる場面があり、劇中には登場しないが「(小文字の)x」というメンバーが別にいることが示唆されている。 大佐(カーネル) アルファベット部隊指揮官。ブリックス中佐とは知己である。「大佐」は通称であり、本名や所属組織は不明。ハイジャックによる亡命事件に巻き込まれる。 一見すると落ち着いた老紳士だが、自分の正体を一般人に悟られないようにしたり、冷静かつ的確に事態を分析する能力に長けている。 執事の名はベンソン。 エチェンヌ・クローネ 大佐の秘書兼連絡員。ボブカットの女性で南郷に思いを寄せており、なし崩し的に大吾たち赤羽衆に協力することになる。 日本語を話せるが、なぜか京都弁であるため、「日本語を話している場面」のみ口調が変わる。 赤羽衆を救う為に自らも前線に出るなど男勝りな勇敢さも秘めるが、大吾と総帥のペースに振り回されたり、は組に辱められたりと災難に遭遇することも多い。
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