赤羽衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 03:01 UTC 版)
「バランサー (漫画)」の記事における「赤羽衆」の解説
500年の歴史をもち「飛騨三羽衆」と呼ばれた忍者の末裔で女忍者、いわゆる「くのいち」の一族。その名のごとく女系の一族で男子は滅多に生まれず男が産まれた場合は白羽衆に里子に出される決まりだった。 白羽の体術、黒羽の幻術に対して「妖術」と呼ばれる超能力を使う。ただし、血の薄まった現代では赤羽くのいち数人が揃わなければ使えず、その力は「赤羽の血も引いている」白羽衆の男との間に生まれた子でなければほとんど受け継がれない。三羽とも既に直系の血筋はほとんど残ってはいない。 鏡 大吾(かがみ だいご) 本作中盤以降の主人公で、赤羽衆唯一の男児であり南郷の義理の弟にあたる。行方不明になった南郷を探しに日本から密航してオランダにやって来る。男子であるため赤羽の能力を使うことはできないが、赤羽の体質だけは受け継いでおり、怒りが頂点に達すると全身の筋肉が膨張し超人的な力を発揮する。しかし、制御力に難があり、事件後はヨーロッパに残って修行を積むこととなる。 「半端なうつけ者忍び」と赤羽衆総帥から言われており、実際未熟さ故に窮地に陥ることも多々あるが、通常時でも周囲にある様々なものを武器として利用したり、並の傭兵グループを翻弄して寄せ付けないくらいの実力は持っている。三羽衆に伝わる会話術「百話法」を修めておらず、外国語はほとんどわからない。 赤羽衆総帥 大吾の曾祖母で御歳150歳。大吾と同様に日本から密航してオランダにやって来る。普段は口うるさい小柄な老婆だが、大吾たちや自身に危機が迫った際には秘術を使って若かりし頃の姿(白髪の美女の姿)に変身し、強力な忍術を駆使して戦う。ただし秘術も時間限定かつ弱点があるため、それを突かれると逆に危機に陥ることもある。 若返りの秘術は鼻をつまんで息を吹き込んで行うが、そのために大吾からは「風船ばばあ」と呼ばれている。実は江戸の終わり(1868年頃だとするなら、当時30代)に三羽衆の解散を決定した人物。 鏡 紫織(かがみ しおり) 大吾の実姉で、赤羽衆最強の忍者である。南郷の婚約者だった。 自身も卓越したくのいちとしての技量を持つが、最大の武器は腹心の静をはじめとする赤羽くのいち達が集まって彼女ら赤羽くのいち達の秘められた力を開放させる時である。
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