飛騨忍群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:49 UTC 版)
かつて彼らが仕えていたが、政敵として幕府に取りつぶされた主君・白柄家30万石の復讐のため、奪った巻物を諸大名に公開することで幕府転覆を図ろうとする。かなりの精鋭ぞろいで、並の伊賀忍者では束になっても歯が立たない強さを持つ。特に地ごく谷の忍者が来る以前に活動していた刑部ら4人は、かなりの自信家であり、影丸の評判を知らなかったことから、寒月斎に忠告されても影丸をかなり甘く見ていた。 寒月斎 飛騨忍者首領。追いかけても追いかけても敵が追いつけなくなる幻覚を見せる「逃げ水の術」を使う。部下を全員失い、影丸たち4人に囲まれて己の敗北を認め、奥歯に仕込んだ毒で自害する。半蔵の台詞や伊賀地ごく谷の忍者たちの反応から、伊賀忍群とはかつて何度も闘ったことがある模様。 刑部 普段は覆面を着けている。一度は半蔵側が取り戻しかけた巻物を半分だけ奪うことに成功する。影丸の木の葉火輪と手裏剣により死亡。 久米丸 影丸に変装していた兵助を刑部とともに倒すが、本物の影丸には手も足も出ずに敗れる。死ぬ間際、自身が倒したのは偽物だったことを聞かされ、寒月斎が影丸を恐れたわけをようやく悟ったが、もう遅かった。 霧丸 鎖鎌の使い手。半蔵屋敷に忍び込んだところで影丸と戦い、木の葉の術で追いつめられるが、捕えられるよりはと、自ら放った火で自害する。 大三郎 ふくみ針や煙玉、網など多彩な道具を使いこなす忍者。眼帯をしている。飛騨忍法「かげろう」の使い手。影丸の目潰しで目が見えなくなり、逃走中に誤って崖から転落死する。 独眼房兵馬 飛騨忍群の援軍。髪の毛を利用した戦いを得意とし、髪の毛の糸で敵の位置を把握してから髪の毛の網で敵を捕らえる。伊三次を倒し、その死体に化けて内部から半蔵屋敷に潜入する。潜入中に甚内の梟を殺したために甚内の怒りを買い、最後は甚内と梟との連携攻撃により倒される。 不知火内膳 飛騨忍群の援軍。幻術の炎で敵を惑わす火術の使い手。影丸の木の葉で捕らえられ、天真の催眠術にかけられていた所を、寒月斎の秘密を守ろうとした黒夜叉に殺される。 大文字冬心 飛騨忍群の援軍。術を破られて動揺し、隙の生じた甚内を水中に引きずり込み倒す。甚内の様子を見にきた影丸を続けて襲うが、冷静さを失わなかった影丸に同じ手は通用せず、逆に倒された。 黒夜叉 飛騨忍群の援軍。闇を利用した戦いが得意だが(表情以外はシルエットになっている)、十六夜幻之丞ほど目が効くわけではなく、半蔵屋敷に忍び込んだところを返り討ちに遭い捕らえられる。内膳同様、天真の催眠術にかけられ、仲間である内膳を殺してまで守ろうとした寒月斎の情報を自ら話してしまう。催眠が解けた後、そのことを深く悔やみ自害する。 卍丸 飛騨忍群の援軍。最後の生き残りとして体を張って寒月斎を逃がそうとするが、天真・杢兵衛の二人がかりに倒される。 氏名不詳の飛騨忍者 最初に半蔵屋敷に忍び込み、巻物を奪った飛騨忍者。伊賀忍者の本拠地とも言える半蔵屋敷に一人で侵入できるほどの腕前。髪の毛よりも細い鉄線を用いて相手を倒す。鈴吉と相討ちになり死亡。名を呼ばれる場面がなかったため、氏名不詳。
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飛騨忍群
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金山を調査しようと甲府を目指す公儀隠密の前に立ちはだかる忍群。その正体は豊臣家の残党であり、金山により豊臣家再興の軍資金を蓄えようとしていた。なお、「半蔵暗殺帳」の回でも飛騨忍群が登場し、首領・寒月斎が倒されたことで壊滅しているが、寒月斎は白柄家に仕えていたと発言していたことから、寒月斎一派とはまた別の一派であると推測される。 円月斎 飛騨忍群首領。普段は矢車の里の庄屋としての顔を持っている。双条鞭を得意とし、鞭だけでも刀を折るほどの威力を持つが、本命は鞭の音で操る毒蛇にある。毒蛇に気が付けなかった頑十郎を倒す。影丸と2度の死闘を繰り広げた後、敗北を悟り隠し金山と共に自爆。一切の証拠を葬り去った。 桔梗 女の飛騨忍者。本作としては極めて珍しいくの一。短筒を得意とし、土蜘蛛を倒す。飛騨忍群最後の生き残りとなるも、円月斎からは戦うことを許されず、最後の戦いの後始末をする命を受ける。その後の描写はなく、生き残ったのかは不明。 幻十 飛騨忍群の頭。一度は土蜘蛛の糸で倒されかけるが、桔梗に助けられる。部下を切り捨てることも多いが、洞察力や作戦の立案に長けており、リーダーとしてはかなり有能。月之助の最後の火術の道連れとなり倒れる。 七兵衛 飛騨忍者。宿の番頭に変装して影丸達に毒を盛ろうとするも、見破られる。追いつめられたところで舌を噛み自害する。 三次 水中での戦いに長ける飛騨忍者。海豚の三次の異名を持つ。水中で影丸を追い詰めるが、勝利を確信した隙を影丸の捨て身の攻撃に突かれて敗れる。しかしこの戦いで影丸も戦闘不能となり、飛騨忍群に捕えられることとなる。 菊丸 捕らえた影丸に変装し月之助を倒そうとするが、不用意な発言から変装を見破られ気絶させられる。後に影丸救出作戦のために本物の影丸とすり変えられる。その後の生死は不明だが、月之助の火術に巻き込まれ死亡した可能性が高い。 善鬼 甲府を目指す影丸を襲った飛騨忍者。影丸の木の葉で眠らされたところを口封じのために仲間に殺される。 善鬼 捕らえた影丸の見張りをしていた飛騨忍者。頑十郎に倒される。上の善鬼と同じ名前だが、おそらくは同名の別人。 鉄心 地獄谷で月之助を襲った飛騨忍者。鎧を着込んでおり、月之助の刀を折る。鎧を着ながらも月之助の背後を取るほど俊敏な動きを見せた。月之助に倒され刀を奪われるが、その刀こそが月之助を追い詰める罠であった。 岩丸 影丸救出作戦の際、月之助が相手をした飛騨忍者。火術により倒される。 源吉 影丸救出作戦の際、月之助が相手をした飛騨忍者。火術により倒される。 杉丸 影丸救出作戦の際、月之助が相手をした飛騨忍者。その場は生き残るが、おそらくその後の戦いで月之助最後の火術に巻き込まれ死亡した可能性が高い。 氏名不詳の飛騨忍者 甲府を目指す月之助を襲った飛騨忍者。剣術に長け、月之助と互いに剣を用いて戦った際には月之助を圧倒したが、火術の戦法に切り替えた月之助に倒される。
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