アルカキット錦糸町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 05:55 UTC 版)
アルカキット錦糸町 ARCAKIT KINSHICHO |
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アルカキット錦糸町(2007年2月)
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒130-0013 東京都墨田区錦糸2丁目2-1 |
座標 | 北緯35度41分50.6秒 東経139度48分44.9秒 / 北緯35.697389度 東経139.812472度座標: 北緯35度41分50.6秒 東経139度48分44.9秒 / 北緯35.697389度 東経139.812472度 |
開業日 | 2002年(平成14年)3月29日 |
正式名称 | アルカキット錦糸町 |
施設所有者 | 日本生命保険相互会社[1] |
施設管理者 | 三井不動産商業マネジメント[1] |
設計者 | 交建設計[2] |
施工者 | 大成・熊谷・青木・坂田建設共同企業体[2] |
敷地面積 | 7,686.64 m²[2] |
延床面積 | 78,597.07 m²[2] |
商業施設面積 | 33,957 m² |
中核店舗 | ライフ・ユニクロ・ジーユー・ダイソー・アカチャンホンポ・無印良品 |
店舗数 | 91 |
営業時間 | 10:00 - 21:00 (一部店舗を除く) |
駐車台数 | 250台 |
前身 | 錦糸町そごう |
最寄駅 | 錦糸町駅前 |
最寄IC | 錦糸町出入口 |
外部リンク | アルカキット錦糸町 |
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アルカキット錦糸町(アルカキットきんしちょう)は、東京都墨田区錦糸に所在するショッピングセンターである[3]。かつてこの建物で営業していた錦糸町そごうについても記載する。
概要
旧国鉄用地を主体とした錦糸町北口市街地再開発事業の一環で建設され、東京都、墨田区、国鉄清算事業団、東日本旅客鉄道、日本生命、そごう、東武鉄道と民間地権者三九人で構成する「錦糸町駅北口地区市街地再開発組合」が計画を推進[4]。第1街区に「アルカイースト」[5]、第2街区に「錦糸町そごう」(現・アルカキット錦糸町)[2]、第3街区に「アルカセントラル」、「錦糸町東武ホテルレバント」(現・東武ホテルレバント東京)、「すみだトリフォニーホール」、「アルカウェスト」、「アルカハビタ」、「都営住宅」が建てられている[6]。
錦糸町そごうは、3年余りで閉店。跡地には当初、フランスのカルフールなどが出店を検討したが、2001年秋から三井不動産が営業を引き継ぐ方向でテナント誘致が進められ、家主の日本生命からビルを一括して借り上げ、生活バリューモール「アルカキット錦糸町」として2002年3月29日にリニューアルオープンした[1][7]。三井不動産の子会社、三井不動産商業マネジメントが施設を運営している[3][8][9]。
開業時のコンセプトは、地元にお住まいの主婦・ファミリー層からビジネスマン・OLや学生などに亘る幅広い層をターゲットに、「食品スーパー」「大型専門店」「メーカー直営アパレルショップ」「アミューズメント」等の有力な業態をコンプレックスした本格的な「バリューモール」をコンセプトとし、新たなSC業態を構築することを目指した[3]。
正式名称は、「生活バリューモール アルカキット錦糸町」とされているが、現在の運営上「生活バリューモール」の名称が使われることはほとんど無い。ネーミングコンセプトは、錦糸町北口再開発の総称「アルカタワーズ」の「アルカ」と「キット」を組み合わせた造語[3]。
テナント
ダイソー、アカチャンホンポ、OKAY、くまざわ書店、クイーンズ伊勢丹などの大型専門店を核にオープン[7]。
- 2008年4月の改装
ファッション・雑貨を中心に、新規出店16店舗、改装22店舗を含む全67店舗、全売場面積の約43%にあたる約4000坪を新店・改装オープン[7]。4階には大規模店舗として約600坪の区画に「ユニクロ」を誘致した[7]。
- 2014年の改装
新規30店舗、改装・移転21店舗の計51店舗が同年3月から7月にかけて順次オープン[7]。「ジーユー」、「無印良品」が新規出店したほか、「OKAY」はヨーロッパの最新トレンドを取り入れリニューアルオープンした[7]。
地下1階のテーマをデイリーライフの利便性を高めるゾーンとし、スーパーマーケット「ライフ」、ドラックストア「サンドラッグ」、クリーニング店などのサービス店舗を導入した[7]。
過去の主なテナント
錦糸町そごう
![]() KINSHICHO SOGO |
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店舗概要 | |
所在地 | 〒130-0013 東京都墨田区錦糸2丁目2番1号 |
開業日 | 1997年(平成9年)10月22日 |
閉業日 | 2000年(平成12年)12月25日 |
建物名称 | 錦糸町そごうビル |
施設所有者 | 株式会社 錦糸町そごう |
施設管理者 | 株式会社 錦糸町そごう |
商業施設面積 | 31,350 m² |
中核店舗 | 錦糸町そごう |
営業時間 | 10:30 - 19:30 |
後身 | アルカキット錦糸町 |
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒130-0013 東京都墨田区錦糸2丁目2番1号 |
設立 | 1991年(平成3年) |
業種 | 小売業(百貨店) |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 149億円 |
関係する人物 | 水島広雄 |
外部リンク | そごうグループ(Webアーカイブ) |
錦糸町そごう(きんしちょうそごう)は、株式会社錦糸町そごうが東京都墨田区で運営していた百貨店。
そごうグループにとって東京店(有楽町そごう)以来、東京23区内2店舗目として[12]、1997年10月22日に開店。バブル経済崩壊の中で、投資額を当初予定より270億円まで圧縮したが、営業開始初日の入店客数は15万人と目標を大幅に上回り、同日の売上も3億5000万円に達した[13]。オープン時のキャッチフレーズは「すみだが生んだ、すみだの百貨店」。しかし、そごうの経営破綻により、わずか3年余りで閉店に追い込まれた[14][15]。
開業当時のフロア構成・外観
階数は地下5階・地上12階・塔屋1階。地下5階にこの地区のエネルギーを賄う地域冷暖房施設および地域変電所、地下3階は駐車場、地下2階は駐車場と荷捌場など[2]。地下1階は食品街、地上1階~7階が物販、8・9階は専門店街、10階は飲食街、11階は社員食堂、12階はエレベーター機械室など。屋上は避難広場とし活用し、地域冷暖房用の冷却塔を設置。塔屋屋上には、非常用ヘリコプターホバーリングスペースを確保した[2][16]。建物外観は、周囲のオフィスビルなどに対し、個性化を図るため、曲線を用いて百貨店としてふさわしい柔らかさと品格を表現した[2]。
RF | 屋上広場 |
10F | ARCA レストラン街 |
9F | ARCA カルチャー&総合サービス |
8F | ARCA アウトドア&スポーツ&サウンド |
7F | 家庭用品&インテリア |
6F | 子供ベビーファッション&玩具 |
5F | 紳士ファッション |
4F | 婦人ファッション(ミッシー&ミセス)宝飾・時計 |
3F | 婦人ファッション(キャリア&ニューミッシー) |
2F | 婦人ファッション(ヤング&キャリア) メンズ&レディースカジュアル |
1F | 化粧品&ファッション雑貨 |
B1F | 食品 |
B2F | 地下駐車場 |
B3F |
沿革
錦糸町そごう
アルカキット錦糸町
脚注
- ^ a b c 「旧錦糸町そごうビル、三井不が一括して借り受け、57の専門店入居」『日経MJ』2002年2月14日 6頁
- ^ a b c d e f g h 「錦糸町そごう--錦糸町駅北口地区第一種市街地再開発事業第2街区」『BE建築設備』1997年12月号
- ^ a b c d e “三井不動産|「アルカキット錦糸町」新生オープン(2002年3月29日)”. 三井不動産グループ. 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b “話題の飲食施設 錦糸町そごう・アルカタワーズ錦糸町(東京・墨田)”. 日本食糧新聞電子版. 2023年1月11日閲覧。
- ^ 「アルカイースト 錦糸町駅北口地区第一種市街地再開発事業第1街区」『BE建築設備』1997年12月号
- ^ 「アルカセントラル、アルカウェスト、錦糸町東武ホテルレバント、すみだトリフォニーホール、アルカハビタ 錦糸町駅北口地区第一種市街地再開発事業第3街区」『BE建築設備』1997年12月号
- ^ a b c d e f g 「城東エリアの生活を支えるSCへ 「アルカキット錦糸町」のリニューアル (特集 SC、リニューアルで活つ : ファッションビルの進化・キーテナントの退店を好機に)」『SC Japan today』2017年12月号
- ^ “食中心の店揃えで「アルカキット錦糸町」開店”. 日本食糧新聞電子版. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “三井不と日生、旧錦糸町そごうビルを3月末リニューアルオープン”. 最新不動産ニュースサイト「R.E.port」. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “OKAYアルカキット錦糸町店 閉店のお知らせ | 店舗案内 錦糸町店 インテリアショップOKAY(オーケイ)”. www.okay-japan.com. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “【アルカキット錦糸町店】閉店のお知らせ | お知らせ”. 新星堂. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “〈追記〉そごうグループ全52店舗(破綻前)”. 黒崎そごうメモリアル. 2023年1月11日閲覧。
- ^ 「トピックス「錦糸町そごう」開店式に各界から応援多数が集い華やかに式典」『経営コンサルタント』1997年12月号
- ^ トウシル編集チーム. “大手百貨店そごうグループが経営破綻【2000(平成12)年7月12日】”. トウシル 楽天証券の投資情報メディア. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “そごう8店舗が閉店 いずれも引き受け手ないまま”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2000年12月26日)
- ^ “〈追記〉そごう各店オープンパンフレット”. 黒崎そごうメモリアル. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “千葉県民の「関所」、錦糸町の変化は止まらない?”. 東洋経済オンライン (2019年5月29日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ “破綻、再編… 流通大手、平成の次の時代に残された課題:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2019年3月30日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ “三井不動産|「アルカキット錦糸町」リニューアルオープン(2008年4月25日)”. 三井不動産グループ. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “3 月 11 日の「平成 23 年東北地方太平洋沖地震」による被害状況について”. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “三井不動産|「アルカキット錦糸町」大規模リニューアル(2014年3月20日~)”. 三井不動産グループ. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “アルカキット錦糸町、改装で94店に 7月完了”. 日本経済新聞 (2014年2月5日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ a b “<添付資料 1>リニューアル店舗一覧”. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “6月 新規出店のお知らせ | ニュースリリース | 株式会社良品計画”. www.ryohin-keikaku.jp. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “ライフ錦糸町駅前店オープンのお知らせ”. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “#ワークマン女子 アルカキット錦糸町に旗艦店 | 繊研新聞”. senken.co.jp. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “#ワークマン女子 錦糸町の新店、盛況 連日整理券1300枚発行 | 繊研新聞”. senken.co.jp. 2023年1月11日閲覧。
外部リンク
アルカキット錦糸町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 10:06 UTC 版)
「三井不動産商業マネジメント」の記事における「アルカキット錦糸町」の解説
2000年に閉鎖された東京都墨田区の「錦糸町そごう」の施設を専門店複合型ショッピングセンター「アルカキット錦糸町」として再生、2002年に開業。
※この「アルカキット錦糸町」の解説は、「三井不動産商業マネジメント」の解説の一部です。
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