てつどうとは? わかりやすく解説

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てつ‐どう〔‐ダウ〕【鉄道】

読み方:てつどう

レール敷きその上に電車列車などを走らせ、人や貨物を運ぶ陸上交通機関日本では明治5年1872)の新橋横浜間の開業最初とする。


【鉄道】(てつどう)

Railway/Railroad.

の上鉄製軌道レール)を敷く事。
便宜上そのように敷かれ軌道利用して走る車両や、そうした軌道・車両利用する物流システム全般も指す。

予め土地確保してレールを敷く必要があるため、インフラ整備のために極めて多大な時間初期投資を必要とする。
一方鉄道車両悪路想定する必要がなく、また道路ではとても走れないよう長大車両運用する事ができる
また、自動車比べて減速・停止安全確認機会少なくなるため、安全・迅速効率的な運行が可能である。
整備され鉄道網は、同じ条件下で自動車を使う場合の1/10程度低コスト輸送を行う事ができる。

18世紀後半登場し初期馬車人力車行われていた荷役負担軽減するために用いられた。
エンジン技術結びつく事で世界中広まり現代でも交通網の要として広く利用されている。

兵器としての鉄道車両

鉄道の登場軍事革命的な出来事でもあり、国家総力戦を戦う上で重要な要素であった
鉄道を利用すれば武器弾薬食料人員資材など、大量物資高速効率良く輸送する事が可能になったためである。
このため一時期兵站戦略上の方針基づいて輜重兵科工兵科軍用鉄道網を管理していた。

また、極めて多大なペイロード活かし巨大な兵器搭載して戦闘直接参加する鉄道車両登場した

当時戦車では搭載困難な大型榴弾砲台車搭載した列車砲」。
あるいは装甲化した機関車高射砲カノン砲機関砲牽引する装甲列車」など。

しかし、戦闘兵器としての鉄道車両は、その機動致命的な欠陥抱えていた。
列車レール上で前進・後退しかできないため、回避機動を取る事も隠れる事もできない
よって、機動戦徹する戦車航空機への対処事実上不可であった
この弱点第二次世界大戦において浮き彫りになり、鉄道は軍事第一線から退いていった。

現代至っては、軍隊レールを敷く時間すら確保できないほど活発に機動するのが普通である。
このため、鉄道の本領であった兵站輸送においても、機動性優れた自動車航空機置き換えられつつある。

とはいえ交戦想定しない場合には現代でもコスト・パフォーマンス面で最優に近い。
このため平時領土交通では兵站網の構成要素として現在も鉄道が活用されている。

また、現代でも列車砲後継として、弾道ミサイルとその発射装置搭載した列車運用される場合がある。
弾道ミサイル1発は少なくとも5~7トン上の重量持ち車両輸送はあまり現実的でないためである。
こうした弾道ミサイル搭載列車中には戦略核兵器搭載されたものも含まれているという。

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