その後の科学技術計算機とは? わかりやすく解説

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その後の科学技術計算機 (704/709/7090/7094)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 23:54 UTC 版)

IBM 700/7000 series」の記事における「その後の科学技術計算機 (704/709/7090/7094)」の解説

IBM36ビット科学技術アーキテクチャは、さまざまな計算集約アプリケーション使用された。最初マシン真空管式の704709で、その後トランジスタ式の7090、7094、7094-II、そして低価格の7040と7044が続いた最終モデルは、入出力操作処理する7044にリンクされた7094で構成される直接結合システム (Direct Coupled System: DCS) であったデータ形式 数値固定小数点でも浮動小数点でも36ビットである。(参照:なぜ36ビットなのか?) 固定小数点数は、二進符号/絶対値形式格納される単精度浮動小数点数は、仮数符号8ビット指数(エクセス128)、27ビット仮数構成される。 7094で導入され倍精度浮動小数点数は、仮数符号17ビット指数(エクセス65536)、54ビット指数構成される英数字文字 (Alphameric characters) は6ビットBCDで、1ワードに6文字格納される命令形式 基本的な命令フォーマットは、3ビットプレフィックス15ビットデクリメント、3ビットタグ15ビットアドレスからなる。プレフィックス・フィールドは命令クラス指定する。デクリメント・フィールドは、多く場合演算結果更新するための即値オペランドを含むか、命令タイプをさらに定義するために使用されるタグの3ビット3つ (7094では7つ) のインデックスレジスタ指定しその内容アドレスから減算されて実効アドレス生成されるアドレスフィールドには、アドレスまたは即時オペランド含まれるレジスタ プロセッサ・レジスタは次のように構成されている。 AC - 38ビットアキュムレータ MQ - 36ビット乗数/商 XR - 15 ビットインデックスレジスタ (3個 または 7個) SI - 36ビットセンスインジケータ アキュムレータ (および乗数/商) レジスタ符号/絶対値形式動作するインデックスレジスタ2の補数形式動作し命令アドレス修正するために使用される場合命令内のアドレスから減算される。3つのインデックス・レジスタを持つマシンでは、タグ2つまたは3つのビットセットされている場合 (つまり、複数レジスタ選択している場合)、それらの値は減算される前に一緒にOR演算される。7つインデックスレジスタを持つIBM 7094には「互換性モードがあり、このトリック使用した以前マシンプログラム引き続き使用できる。 センス・インジケータは、パネル・スイッチやライトを介してオペレータとの対話可能にする。メモリ 704: 4,096 または 8,192 または 32,768 - 6 ビット文字を含む 36 ビットのバイナリワード 709、7090、7094、7094 II、7040、7044:32,768 - 6ビット文字を持つ36ビットのバイナリワード 入力/出力 709/7090 シリーズは、テープディスクなどの高速入出力データ同期チャネル (Data Synchronizer Channels; DSC) を使用する基本的な7ビットDSC (7607など) は、メモリとI/Oデバイス間のデータ転送制御するコンピュータメモリから独自の簡単なプログラム実行するが、より高度な9ビットの7909では、より高度なチャネルプログラムサポートしている。709xのユニットレコード装置は非常に遅かったため、パンチカードI/O高速プリントは、オフラインIBM 1401との間で磁気テープ転送して行うことがよくあった。その後、データチャネルを使用して7090を7040に、または7094を7044に接続してIBM 7094/7044 Direct Coupled System (DCS)を構成するために使用された。この構成では、より高速1400シリーズ周辺機器使用できる 7044 が主にI/O処理したFORTRANアセンブリプログラム FORTRAN Assembly Program (FAP) は、IBM間に合わせFMS (Fortran Monitor System)オペレーティングシステムの下で動作する709、7090、および 7094 用のアセンブラである。以前アセンブラSCAT (SHARE Compiler-Assembler-Translator) であったマクロベル研究所 (BE-FAP) によってFAP追加され最終的な7090/7094アセンブラIBSYSの下でIBMAPとなったメモリ予約するために使用されるその擬似命令BSSは「BSSセクション」という一般名由来であり、今日でも多くアセンブリ言語で、実行イメージ保存する必要のないタイプ予約メモリアドレス範囲指定するために使用されている。

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