いさみ酒造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:09 UTC 版)
高梨比呂人(たかなし ひろと) - 徳山秀典( - 第48話、55話) 25 - 29歳(第1部)→39歳 - 41歳(第2部)。慈慧寺があった村の出身。妻を亡くした農家の男によって慈慧寺に預けられ、5、6歳まで秀ふじに育てられた。千年桜を追い、高山の宗形家の裏庭で桜に見入っている時に桜子と出会う。秋に『いさみ酒造』の蔵人として再会し二人は結ばれる。翌春『いさみ酒造』を去り伏見の酒蔵へ。3年後に桜子と再会。桜子が結婚後、自身の娘になるさくらを出産したことを知る。桜子とさくらを連れて駆け落ちできなかった事を悔いて桜子と心中するも勝に発見され、農薬をほとんど吐き出し、桜子との死を望みながら姿を消す。その後、吊り橋から木曽川に転落自殺を図るが記憶喪失に。10年後、記憶を取り戻すべく明美と再び高山に。千年桜に触れ記憶を取り戻すが、桜子の幸せを考え、さくら以外の前では記憶喪失のふりをしていたが、唯幸に見破られる。桜子と再び愛し合うようになるが、強引に明美と結婚させられそうになり、式場を逃げ出し明美と決別。明美に思い出の品が入った「愛の歴史ケーキ」を振舞われる。『いさみ酒造』で新酒『桜衛』を作り杜氏になる。『桜衛』の新酒発表会当日、会場に乱入した明美から桜子を守り、刺殺される。 押川陸雄(おしかわ りくお) - 小川光樹(第19 - 30話)、佐野和真(第32話 - ) 10 - 14歳(第1部)→23歳 - (第2部)→29歳(第3部)。3歳の時に押川家の養子となり、さくらの面倒を豊子と見ている。環にばれるまでの3年間、うどん屋で桜子とさくらを引き合わせていた。比呂人に貰ったこづかいで買った本を通じて健と親しくなる。入院中の桜子を健とさくらを連れて見舞い、勇気づける。健と二人でさくらを守る親衛隊になろうと誓い合う。高価な健の宝物を友情のしるしとして差し出された事でプライドが傷つき仲違いする。高校卒業後に働いていた土建屋が潰れたため、勝に拾われて『いさみ酒造』で働きながら、小説家を目指し同人誌を出版している。9年後に再会したさくらに「覚えていない」と言われショックを受ける。後に、唯幸の援助で上京。健の部屋で同居する事になったが、別室から健と涼子の喘ぎ声が聞こえ悶々とする。桜子と比呂人の心中事件をモチーフに小説を書こうと考えている。本を1冊出版したが、6年後高山に戻り、櫛山家で健と共同生活をするが健の傲慢な態度と豊子のパトロンに健がなった事に腹を立てる。さくらの思わせぶりな行動に振り回され困惑する。健と共に、呉矢に襲われたさくらを救出する。堂一に片思いするさくらを心配し、後にさくらと肉体関係なしの結婚をする。肉体関係無しの生活、健・さくらの不倫で苦しみ、さくらと心中するも失敗。自分とさくらの夫婦生活をモチーフにした小説『リッキー』が梓川賞を受賞する。 平岡(ひらおか) - 藤田秀世 「いさみ酒造」の杜氏。唯幸の経営方針変更で大吟醸酒を作らなくなるまで、毎年11月に『いさみ酒造』へやって来ていた。 深浦(ふかうら) - 大門賢二 種村(たねむら) - 中川智明 良太(りょうた) - 竹内友哉 平山菊一(ひらやま きくいち) - 三澤康平 「いさみ酒造」の蔵人。唯幸の経営方針変更で大吟醸酒を作らなくなるまで、毎年11月に『いさみ酒造』へやって来ていた。 杜氏 - 平尾仁 蔵人 - 長部努、青木通重 唯幸の経営方針変更後、毎年11月に『いさみ酒造』にやって来る。 杜氏 - 春延朋也 勝が社長になってからの杜氏。比呂人の蔵人としての腕を認め、杜氏に推薦する。 蔵人 - 立石亮、永井慎一、せとうちかい、三遊亭歌橘 勝が社長になってからの蔵人。 銀一(ぎんいち) - 中野英樹 『いさみ酒造』の従業員。 トミ - 今井あずさ 『いさみ酒造』の賄い婦。秀ふじと桜子が掲載された週刊誌をまりえに見せて勝に叱られる。美容室で桜子に「あんたが心中しようとした比呂人を見かけた」と伝える。 たか子(たかこ) - 児玉絹世 『いさみ酒造』の賄い婦。 賄い婦 - 桑田亜紀(第54話 - ) 『いさみ酒造』の賄い婦。 外村由佳子(とむら ゆかこ) - 西慶子( - 第19話) 元「タチバナ美容院」の美容師、唯幸の愛人。八重の密告で、唯幸との関係が真紀枝にバレ、『タチバナ美容院』をクビになり、唯幸の口添えにより『いさみ酒造』で経理として働くことに。美容師の資格はあるものの、経理(簿記)の資格はない。意地っ張りな性格であり、禁煙である酒蔵内で喫煙するなど、勝に注意される事が多くモラル面の悪い部分が多い。唯幸に自分の美容院を持ちたいと再三希望するも、のらりくらりとかわされ、唯幸の指示で勝の血液を採取するために無理矢理キスして襲ったり、まりえが目を離した隙にさくらを誘拐した。
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