押川家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:09 UTC 版)
押川環(おしかわ たまき) - 木ノ葉のこ(第19 - 27話、第49・50・60話) 古川町の貧しい農家。昼間から酒を呑む生活をしている。金銭にがめつく怒りっぽく、養子たちに四六時中暴言を吐き手をあげるので、影で陸雄から「鬼ババ」と呼ばれている。唯幸に頼まれさくらの里親となり、面会に来た桜子を追い返す。3年後、旅役者の富太夫に夢中になり、家に連れ込み養子の養育を放棄する一方、陸雄たちに父親と呼ばせる。唯幸から大金を貰いさくらを手放す。数年振りにさくらと再会。美しく成長したさくらの姿を喜ぶ。陸雄に健と豊子の関係を話す。陸雄とさくらの結婚式でさくらをからかう沙也香に一喝する。 押川源次郎(おしかわ げんじろう) - 原金太郎(第19・23・60話) 環の兄。近所にある押川家本家に住んでいる。陸雄とさくらの結婚式では妻と媒酌人になった。 押川(櫛山)豊子(おしかわ〔くしやま〕 とよこ)/豊香(とよか) - 村崎真彩(第19 - 29話)、小野真弓(第36話 - ) 12 - 15歳(第1部)→25歳 - (第2部)→31歳(第3部)。押川家の養女。さくらの面倒を陸雄と見ている。家に上がりこんだ富太夫から嫌そうに踊りを教わっていた。高校進学を願っていたが、中学を卒業すると金沢の芸者屋に修行に出された。9年後、奥飛騨温泉の旅館『ほな美』で芸者をし、作家志望の陸雄に金銭的援助をしていた。明美に誘拐されたさくらを救出しようとし、警察に通報する。それ以来、さくらに懐かれている。その後、健がパトロンになり、肉体関係を結び、金銭的援助を受けるように。その後、健の子を妊娠し、結婚する。 東山富太夫(ひがしやま とみだゆう) - 妃咲繚(第27・28話) 旅一座の女形役者。夢中になった環が押川家に連れ込む。普段は穏やかな性格だが、すぐに泣き出すさくらをいじめたり、気に入らないことがあると陸雄や健にも手を上げる。器量の良い豊子に踊りを教える。
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