『小狼』(シャオラン) / ツバサ
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本作の後半の主人公。小狼の本体。日本出身で、正体はクロウ・リードの血筋。声優は入野自由。基となったキャラクターは李小狼である。4月1日生まれ。14歳。前者は旅立つ際に剣と共に父親から譲られた名前であり、本名は後者である。イメージカラーは、緑。 払った対価 関係性と自由と時間。四月一日君尋の存在を維持し続ける手段。 人物 顔立ちは凛々しいが、言葉遣いがぞんざいであり、笑顔やリラックスした表情はあまり見せないが、誠実かつ意志が強く、仲間を大切に思っている。雷帝招来や風華招来などの技を使うことが出来、中国拳法に近い型の体術を使用する。使用している剣(元々剣は父親の物)や魔法陣もほぼ同じ。一人称は写身の小狼同様「おれ」。 略歴 サクラ(本体)との出会い 幼い頃、母親(サクラ)の予知夢に従った父親(小狼)に言われるがままに、事情を知らずに一人で侑子の店に来た。次元移動の対価は、木之本桜の星の杖。玖楼国の遺跡へ飛ばされ、7歳の誕生日まで7日前のサクラ姫と出会う。 取ることのできなかった手 サクラ(本体)と7日間を玖楼国で過ごすが、彼女の誕生日当日、飛王が現れる。潔斎中で躊躇したためサクラ(本体)の手を取ることができず、彼女に死の刻印を付けられる。その後日本に戻って傷を癒し、刻印を消す方法を探すため再び玖楼国へと飛んだ。刻印を消す方法は見付からず、遂に刻印が全身に回る7年後のサクラ(本体)の誕生日が訪れる。刻印がサクラ姫を飲み込む手前、飛王にもう一度やり直すことを願った。 巻き戻された時間 サクラ(本体)の手を取れなかった‘あの時’へと時間が巻き戻され、両親の関係性を対価に四月一日君尋を生み出す。時間を巻き戻した影響は大きく、その代償として飛王に囚われた。更にサクラ(本体)と関わった人達の運命を大きく変え、‘あの時’の遺跡は時間が止まっている。羽根を集める為なら何の犠牲も厭わない写身を創られる際、自身の左目を媒介に心の半分を写身に与え冷徹な本性を封印した。長い年月を経る間に封印の力は徐々に弱まっていく。 目覚めた『小狼』 東京編でその封印が切れた際、星火に助けられて侑子の許へ移動。写身の小狼を止めるために東京へ現れ、左目を取り戻した。その後、小狼と入れ替わる形で一行に加わり旅を続けた。日本国編では、四月一日の記憶を対価に2人のサクラを取り戻す為に玖楼国へと旅立った。時間を巻き戻した影響が、黒鋼とファイの過去を変えたことに責任を感じていた(※黒鋼とファイからは許される)。切り取られた時間の玖楼国の遺跡の中で、時間を止められていた本体の幼いサクラの手を再び取り、遂に彼女を死の刻印から救い出す。戦いの後、消える直前の飛王によって小狼と四月一日と共に世界の狭間に閉じ込められるも、四月一日と一緒に対価を払い無事脱出。飛王に壊された理の元に戻らない一部となり、2人はどの世界にも繋がらない存在となる。世界均衡を維持するために1つの世界に留まらないことを選ぶ。最終的にはサクラ(本体)に告白し両想いとなる。黒鋼・ファイ・モコナとともに次元を渡る間際、自分の真名をサクラ(本体)に伝え、再び旅立って行った。 その後 『こばと。』のアニメ20話に、黒鋼・ファイ・モコナと共に登場している。担当声優は本作と同じ。 戦闘 争いは好まず必要以上の戦闘は避けている。李小狼が使用している剣と魔法技を武器にしている。鞘は無く、魔法を使って手から出すことが出来る。「雷帝招来」 雷を召喚し攻撃する。小狼が火の術を好むのに対し、『小狼』はこの術(雷)を好んで用いる。 「風華招来」 風を操る。空を飛んだり障壁にすることが出来る。 「火神」 炎を召喚し攻撃する。
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