「セ」作戦とは? わかりやすく解説

「セ」作戦(ルンガ沖航空戦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 06:08 UTC 版)

ルンガ沖航空戦」の記事における「「セ」作戦(ルンガ沖航空戦)」の解説

6月13日第一基地航空部隊第一次第二次作戦によって敵航空部隊対し十分な戦果をあげたと判断16日にセ作戦実施する旨を命令した実施にあたり、六〇四作戦によって洋上哨戒交代した七〇五空の陸攻13日15日にかけてガダルカナル島夜間爆撃し「セ」作戦に協力した。またセ作戦参加部隊は、ソ作戦時と同様に前日15日中にブインブカ基地進出し攻撃準備整えた16日早朝ブインから一〇〇式司偵1機が発進6時から約10分間ガ島方面事前偵察実施ラッセル諸島、ルンガ泊地ツラギ港などに大小輸送船20隻以上、その他駆逐艦1隻、大発多数発見報告をした。またガ島付近天候もまれに見る好天であった攻撃隊は第一基地航空部隊指揮官の「セ作戦成功ヲ期ス」の激励電に見送られ10時これまで同様にブイン上空合同し目標向かって進撃した攻撃隊の編成以下の通り援護零戦二五一空 30機、二〇四空 24機、五八二空 16艦爆五八二空 24攻撃隊はガ島南西方から進入1145分P-38戦闘機8機と遭遇しこれを撃退その後12時頃にルンガ泊地突入した艦爆隊は12時5分泊地艦船群に対して攻撃開始援護戦闘機隊も泊地突入同時に戦闘機100機と空戦となった攻撃隊は12時30分頃までに各隊ごとに戦場離脱15時までには帰着した第一基地航空部隊指揮官はこの日の夜、戦闘速報でこの日の戦果および被害報告した爆撃戦果(各機250キロ爆弾1、60キロ爆弾2を携行ブイン帰着機(二〇四空五八二空)の報告 輸送船中型)1隻轟沈大型4隻、中型1隻、小型1隻に命中弾あり ブカ帰着機(二五一空)の報告 ルンガ岬西側艦船のみ確認 全滅輸送船大型1隻、中型3隻撃沈駆逐艦1隻轟沈撃墜 34被害 艦爆13戦闘機14機(その後さらに1機追加)未帰還 上記のように大きな戦果報じられたものの、その被害多く、特に艦爆隊の損失出撃した内の54パーセントが未帰還となった。これはい号作戦時の16パーセント比べ非常に高い数字であった。 さらに報告され連合国被害実態とは大きく異なり実際ソロモン航空部隊対空砲火すり抜け日本艦爆隊は輸送艦「セレノ(英語版)」に2発の直撃弾を与えたものの、タグボート助け借りてルンガ岬引き上げられたことによって沈没はまぬがれ、その後パーヴィス湾まで再び曳航されたのち、修理のためサンフランシスコ帰投した。さらに、揚陸艦「LST-340(英語版)」も直撃弾によって火災発生したが、他のLST協力もあり日暮れには鎮火成功している。この他戦闘機6機が失われた。 セ作戦終了直後17日朝、一五一空の一〇〇式司偵による戦果確認が行われた。前日攻撃隊から相当の戦果報告があったにも関わらず当日ガダルカナル島周辺海域には依然として大中合わせて20程度輸送船存在認めた

※この「「セ」作戦(ルンガ沖航空戦)」の解説は、「ルンガ沖航空戦」の解説の一部です。
「「セ」作戦(ルンガ沖航空戦)」を含む「ルンガ沖航空戦」の記事については、「ルンガ沖航空戦」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「「セ」作戦」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「「セ」作戦」の関連用語

「セ」作戦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



「セ」作戦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのルンガ沖航空戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS