陽明学とは? わかりやすく解説

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ようめい‐がく〔ヤウメイ‐〕【陽明学】


陽明学

読み方:ヨウメイガク(youmeigaku)

儒学一流派。王陽明展開した


陽明学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 03:23 UTC 版)

陽明学(ようめいがく)は、中国代に、王陽明がおこした儒教の一派で、孟子性善説の系譜に連なる。陽明学という呼び名は日本で明治以降広まったもので、それ以前は王学といっていた。また訓詁学考証学との違いを鮮明にするときは、宋明理学と呼び、同じ理学でも朱子学と区別する際には心学あるいは明学陸王学陸象山と王陽明の学問の意)ともいう。西洋では朱子学とともに新儒学: Neo-Confucianism)に分類される。形骸化した朱子学の批判から出発し、時代に適応した実践倫理を説いた[1]心即理知行合一致良知の説を主要な思想とする[1]


  1. ^ a b 『大辞泉』
  2. ^ 島田虔次『朱子学と陽明学』岩波新書、1967年5月20日、119-120頁。ISBN 9784004120285 
  3. ^ 島田虔次『朱子学と陽明学』岩波新書、1967年5月20日、146-147頁。ISBN 9784004120285 
  4. ^ a b 荻生 2008, p. 422-427.
  5. ^ 吉田 1999, 序論.
  6. ^ 荻生茂博「陽明学」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-095-23003-0
  7. ^ 林田明大、『「真説・陽明学」入門』、三五館、1994年、1ページ、ISBN 4-88320-031-0
  8. ^ 三島由紀夫『行動学入門』(文藝春秋、1970年。文春文庫、1974年)に収む。



陽明学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 14:36 UTC 版)

李氏朝鮮の学問」の記事における「陽明学」の解説

道教とともにもう一つ流れが陽明学である。陽明学が朝鮮入って来たのは16世紀前半だったが、李滉など性理学者の批判異端として追われながら、文禄・慶長の役前後時期に、瑶・南彦経・崔鳴吉睟光・張維などにまた注目を受け、宣祖のような王も深い関心見せた。 この時期知識人たちは、陽明学を学問として受け入れるよりは、心を修養する宗教次元理解しようとすることが一般的だった。すなわち人は誰でも良知持っているし、この良知事物正さなければならないという、知行一致理論改革志向的人士関心引いたのであるそうするうちに、18世紀初、鄭夢周の子孫である鄭斉斗現れて、はっきりした学問的な席を占めようになった。彼は、『存言』・『万物一体説』などを書き理論体系立てたが、彼の影響受けて匡呂・李匡師李忠翊などが輩出された。 大体、陽明学は、政権から疎外され少論派李王家親族、そして庶子出身人士の間で家学として続きながら広がったし、江華島中心に開城漢陽忠清道など西海岸地方支持得た。 この地域商業中心地であり、商業と陽明学の連結無視することができなかった。しかし陽明学者たちは学問的に性理学基本にして陽明学を兼行する場合多く、陽明学は勢力伸ばすことはできなかった。大韓帝国末期から日本統治時代建昌建芳・金沢栄・朴殷植鄭寅普などは、陽明学を継承して国学運動繰り広げた著名な人士である。

※この「陽明学」の解説は、「李氏朝鮮の学問」の解説の一部です。
「陽明学」を含む「李氏朝鮮の学問」の記事については、「李氏朝鮮の学問」の概要を参照ください。

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