忠清道とは? わかりやすく解説

忠清道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 19:47 UTC 版)

忠清道
位置
各種表記
ハングル: 충청도
漢字: 忠淸道
日本語読み仮名: ちゅうせいどう(または『ちゅうしんどう』)
片仮名転写: チュンチョンド
英語表記: Chungcheong Province
統計
行政
国:  大韓民国
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忠清道(チュンチョンド、ちゅうせいどう(または『ちゅうしんどう』))は、李氏朝鮮の行政区画(朝鮮八道)の一つ。別名湖西(ホソ/호서)という。

現在の韓国忠清北道忠清南道大田広域市世宗特別自治市一帯の地域にあたる。

概説

北を京畿道に東を江原道慶尚道に南を全羅道に接する。西は黄海(朝鮮名:西海(ソヘ))に面している。古くは百済に属す地で忠清道の人は一般的に穏和と言われている。

首都圏に隣接し、日本の静岡県山梨県を合わせた地域と似た立ち位置である[要出典]

この地域の都市、忠州清州の地名を取って忠清道と名付けられており、統一新羅時代に中原と西原の小京が設置された地でもある。道の中心は忠州に置かれた。

高麗時代の楊広道であり、995年忠原道として設置された。1105年楊広忠清州道と改称され、1171年楊広と忠清の二道に分割されたが、1314年再び、楊広忠清州道に戻し、楊広道と改称した。

太祖4年1395年 楊広道から忠清道に改称し、忠清道から楊州(現 : 京畿道楊州郡)、広州(現 : 京畿道広州市)を京畿道に編入させた。また太宗13年1413年)には、忠清道から京畿道に驪興、安城、陰竹、陽城、陽智を編入させ、慶尚道から忠清道に沃川・黄澗・永同・青山を編入させ、現在に近い形になる。

1896年8月4日の高宗の勅令で、忠清北道と忠清南道に分割された。

錦山郡はこの時に全羅北道に編入されたが、1963年に忠清南道に変更されている。

日本のメディアでの「韓国中部」もおおむね忠清道地域であるが、韓国中部には緯度の関係で慶尚北道北部も含まれる。

経国大典』による道内地方区分

牧(長官:牧使)

  • 忠州牧、清州牧、公州牧、洪州牧

郡(長官:郡守)

  • 林川郡、丹陽郡、清風郡、泰安郡、韓山郡、舒川郡、沔川郡、天安郡、瑞山郡、槐山郡、沃川郡、温陽郡

県(長官:県令)

  • 文義県

県(長官:県監)

  • 鴻山県、堤川県、徳山県、平澤県、稷山県、懐仁県、定山県、青陽県、延豊県、陰城県、清安県、恩津県、懐徳県、鎮岑県、連山県、尼山県、大興県、扶余県、石城県、庇仁県、藍浦県、鎮川県、結城県、保寧県、海美県、唐津県、新昌県、礼山県、木川県、全義県、燕岐県、永春県、報恩県、永同県、黄澗県、青山県、牙山県

出身有名人

関連項目


前の行政区画
高麗 楊広道)
忠清南道忠清北道
歴史的行政区画

- 1895年
次の行政区画
二十三府制十三道制を挟んで)
忠清北道 (日本統治時代)
忠清南道 (日本統治時代)

忠清道

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朝鮮料理」の記事における「忠清道」の解説

朝鮮半島中西部位置し、米や麦などの穀物類を中心にククス(汁麺)・トック(餅類)などの種類も多い。カルグクス前身ともいわれるジェムルクッスが有名。味付け比較薄味で量は大目供される

※この「忠清道」の解説は、「朝鮮料理」の解説の一部です。
「忠清道」を含む「朝鮮料理」の記事については、「朝鮮料理」の概要を参照ください。

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