かん‐ど【感度】
感度
感度
もともとはフィルムが光に感じる度合いを示したもので、標準化されたのはASA(アメリカ規格協会)の定めたものだった。それがJIS(日本工業規格)として日本でも標準化された。しかし、ドイツにはDIN(ドイツ工業規格)があり、また旧ソ連では独自のGOST(ゴスト)という感度表記もあった。のちにISO(国際標準化機構)が国際規格として、ASAおよびDINに準拠した規格を決めた。これがISO感度で、現在でもフィルムではたとえばISO100/21°のように表記する。なお、デジタルカメラの撮像感度は便宜的なもので、ISO感度で表記してあるが、フィルムの感度とは必ずしも一致しない。
→ ISO感度 参照
感度
感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 16:42 UTC 版)
13C NMRはプロトンNMRでは直面しない数多くの測定を複雑化させる要因を持つ。13C NMRは1H NMRと比べて感度がかなり低い。炭素は天然同位体として12C、13C、14Cをもつが天然存在比98.9%と大部分を占める12Cおよび1.2×10−8 %の14Cは、スピン量子数が0であり磁気的に不活性でNMRで検出できない。13C同位体はスピン量子数1/2で磁気的に活性でNMRによって検出可能であるが天然存在比1.1%と微量である 。加えて、磁気回転比(6.728284 107 rad T−1 s−1)は1Hのわずか1/3であり、感度がさらに下がる。13Cの総合「相対感度」は1Hよりも約4桁低い。 この存在比の問題は同位体濃縮によって克服できる場合もある。 有機化合物の典型的な測定では、13C NMRは1ミリグラムの試料のスペクトルを記録するのに数時間を必要とし(1H NMRでは15から30分)[要出典]、スペクトルの品質は低くなる。核双極子はより弱く、α状態とβ状態のエネルギー差はプロトンNMRの4分の1であり、ボルツマン分布の差はそれに応じて小さい。
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感度(分解能)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:14 UTC 版)
磁場の大きさのレンジに適したものを選ぶ。感度が高ければよいというものではない。例えば、一般的な永久磁石の強度を測定する際にダイナミックレンジの小さい超伝導量子干渉素子(SQUID)を用いるのは不適当である。
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感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:28 UTC 版)
「振動型ジャイロスコープ」の記事における「感度」の解説
角速度(°/s)が何Vの出力となるかの倍率を V/(°/s), mV/(°/s) あるいは (°/s)/Vで示す。デジタルで角速度情報が出力される場合は、 LSB/(°/s) あるい (°/s)/LSB はとなる。 感度の性能評価としては、非線形性誤差、非対称性誤差、繰り返し誤差、安定性、ヒステリシスなどがある。周囲環境からの感受性としては、温度特性や加速度による感度の変化などがある。
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感度(感度レベル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:17 UTC 版)
「マイクロフォン」の記事における「感度(感度レベル)」の解説
平面進行正弦波の自由音場にマイクロホンを置いたときの開放出力電圧と自由音場音圧との比。音圧は 1 Pa を基準とし、 V/Pa, mV/Pa などで表す(例: 1 mV/Pa)。また、「感度レベル」として基準レベルを 1 V/Pa にとったデシベル表示が行われる(例: -60 dB)。同じ値が dBV/Pa として表記されることがあるが(例: -60 dBV/Pa)、 dBV は対数で Pa は真数であり、表記としては誤りである。
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感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 17:09 UTC 版)
分析化学における感度とは以下を指す ある量の測定において,検出下限で表した分析方法又は機器の性能。 検量線の傾きで表した分析方法の性能。
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感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 06:37 UTC 版)
ESPRESSOはヨーロッパ南天天文台のラ・シヤ天文台にある3.6m望遠鏡に搭載された高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)をもとに作られた。ESPERROによる利益は4台の8.2m望遠鏡による集光力の向上だけではなくレーザー周波数コム技術により可能となった校正精度の上昇もある。視線速度が10cm/sでも検出可能になることが第一の条件であるが数cm/sレベルでも検出できることを目標としている。これはHARPSのような現在の分光器の性能を上回る大躍進といえる。HARPSは97cm/sなら検出することができ、それを越えられたとしても約30cm/s程度しか検出できない。ESPRESSOはHARPSの能力を大いに上回ることから地上の観測機器による地球型惑星の発見が可能になる。ESPRESSOの稼働は2017年末ごろから始まった。 ESPRESSOを使用する時は1-UTモード(望遠鏡1台)と4-UTモード(望遠鏡4台)がある。4-UTモードでは4つの8m望遠鏡が接続され、16m望遠鏡に相当する性能を発揮するため暗い天体も検出することができる。 例えばスペクトル型G2Vの恒星では以下のような太陽系外惑星を検出することができる[要出典]。最後はESPRESSOではなくCODEXという機器だが比較として用いた。 見かけの等級9の恒星を公転する岩石惑星(1-UTモード) 見かけの等級12の恒星を公転する海王星程度の質量の惑星(4-UTモード) 見かけの等級9の地球の大きさの岩石惑星(E-ELT搭載のCODEX) ESPRESSOの探索に適した恒星は活動的でなく自転もあまりしていないG型主系列星や赤色矮星である。スペクトル型M4までの恒星では探索の効率が最高に達する[要出典]。
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感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/20 08:07 UTC 版)
試料に存在する微量のアンモニアに反応する。その感度は試料2 μL中、約0.3 μg NH3である。
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感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 15:28 UTC 版)
LOFARの目的は、10 - 240MHzの周波数帯において、既存のケンブリッジカタログ、超大型干渉電波望遠鏡群や巨大メートル波電波望遠鏡を用いた観測に比べて高い空間分解能と感度で宇宙を観測することである。LOFARは、さらに次の世代の電波望遠鏡であるスクエア・キロメートル・アレイが完成するまで、この周波数帯では最も感度の高い電波望遠鏡になる。
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「 感度」の例文・使い方・用例・文例
- 高感度フイルム
- 高感度フィルム
- カメラに高感度のフイルムを装填する
- かなり感度が良い
- 写真乾板の感度を減じる
- 彼らは高感度センサーを取りつけた。
- 我々は、自社のサービスの好感度を調査し、更にサービスを向上させます。
- このセンサーは高感度を要求されています。
- この製品は高感度を要求されています。
- それは感度がとてもいい。
- 高感度フィルムは出してもいいですか。
- 【写真】 高感度フィルム.
- 高感度電波受信機.
- 感度のよいフィルムで撮ったので, 景色がきれいに写っている.
- 感度はいかがですか. どうぞ.
- 感度良好!
- 高感度レンズ
- 感度、味覚または判断が欠如しているさま
- 痛みや圧迫の感度の測定
感度と同じ種類の言葉
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