博物学とは? わかりやすく解説

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はくぶつ‐がく【博物学】

読み方:はくぶつがく

動物・植物鉱物地質など、天然物全体にわたり種類性質・分布生態研究し記載する学問現代では各分野が高度に分化している。自然誌


博物学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 16:18 UTC 版)

博物学(はくぶつがく、Natural history, 場合によっては直訳的に:自然史)は、自然に存在するものについて研究する学問。広義には自然科学のすべて。狭義には動物植物鉱物岩石)など(博物学における「界」動物界植物界鉱物界の「3界」である)、自然物についての収集および分類の学問。英語の"Natural history" の訳語として明治期に作られた。そのため、東アジアに博物学の伝統は存在しないが、慣例的・便宜的に「本草学」が博物学と同一視される[1]


  1. ^ 木場, 貴俊『怪異をつくる 日本近世怪異文化史』文学通信、2020年、100f。ISBN 978-4909658227
  2. ^ 河原啓子 『芸術受容の近代的パラダイム:日本における見る欲望と価値観の形成』 美術年鑑社、2001年、30頁。 
  3. ^ 宮本義己「徳川家康と本草学」(笠谷和比古編『徳川家康―その政治と文化・芸能―』宮帯出版社、2016年)
  4. ^ a b 今橋 2017, p. 序章 「花鳥画」研究への新たな光.
  5. ^ 水虎考略 - 岩瀬文庫コレクション
  6. ^ 殿様の博物学 | コラム | 描かれた動物・植物”. www.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2020年10月7日閲覧。
  7. ^ a b 科学朝日編、磯野直秀ほか著『殿様生物学の系譜』朝日新聞社、1991年。
  8. ^ 荻野, 慎諧『古生物学者、妖怪を掘る』NHK出版NHK出版新書〉、2018年。ISBN 978-4140885567(第二章四節「奇石考『雲根志』『怪石志』を読む」)
  9. ^ 今橋 2017, p. 終章 海を渡った禽鳥帖―西欧と江戸時代博物図譜.



博物学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/04 05:36 UTC 版)

科学におけるロマン主義」の記事における「博物学」の解説

アシュトン・ニコルズ(Nichols, 2005)はアメリカ博物学者ウィリアム・バートラムイギリス自然科学者チャールズ・ダーウィン仕事焦点当て18-19世紀英語圏における科学と詩との繋がり調査している。バートラムの『南北キャロライナジョージア東西フロリダの旅』(1791)はアメリカ合衆国南部動植物風景をそれ自身模写として役立つ律動的活力ある筆致描きウィリアム・ワーズワースサミュエル・テイラー・コールリッジウィリアム・ブレイクといった当時ロマン主義詩人英語版)たちのインスピレーションの源となった。『種の起源』(1859)を含むダーウィン仕事は自然を創造的な着想源として用いることが一般的であったロマン主義の時代一つの区切を付け芸術における現実主義アナロジー使用勃興へと道をつけた。

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博物学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 11:33 UTC 版)

インド博物館 (コルカタ)」の記事における「博物学」の解説

この博物館には博物学に関する4つギャラリー、すなわち植物学昆虫学哺乳動物学、鳥類学ギャラリーがある。また恐竜巨大な骨格標本といった先史時代遺物もある。

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博物学

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 09:05 UTC 版)

名詞

博物 はくぶつがく

  1. 自然界存在する動植物鉱物などの知識収集する学問現在では動物学植物学鉱物学などに分化している。

発音(?)

翻訳

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