U.S.S.デルタチーム「ウルフパック」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:12 UTC 版)
「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ」の記事における「U.S.S.デルタチーム「ウルフパック」」の解説
アンブレラ社の利益に反する対象を排除、殲滅するための特殊部隊。隊員は全六名。 組織でも一部の者しか知り得ない極秘のエリート集団で、完璧に訓練された猟犬として、コマンドの命令を忠実にこなす。 アルファチームや『バイオハザード0』に登場した旧デルタチームと比べると小規模であるが、隊員個々の能力は非常に高い。 ルポ/Lupo(日本語版CV.勝生真沙子/英語版CV.Nika Futterman) 本名:カリーナ・レスプル(Karena LesProux)。 1960年生まれの38歳。AB型。白人で瞳は青、髪はダークブラウン。 「ウルフパック」の部隊長兼突撃兵。国籍はフランス。 元フランス特殊部隊所属で、それ故か高精度射撃と近距離戦闘に関する能力を持つ。 部隊をまとめるカリスマ性を持ち、部隊員唯一の常識人でもある。接近ではハチェット(西洋の小型斧)を使用する。 夫の家庭内暴力から子供達を守る為、素手で夫を殺害。裁判で無罪となるも一般的な就職が叶わず、フリーの傭兵としてU.S.S.と高額の報酬(彼女の子供達にいい学校、いい食事、いい医療を提供出来る程の物)で契約し、子供達と同様に規律と従順さを率いるチームにも求めている。 また、その部隊員への面倒見の良さから「母狼」とも例えられ、部隊のリーダーとしてもメンバーたちから慕われている。 なお、専用ブルータルキルではラッシュからの正拳で周囲の敵を纏めて殴り飛ばす。その際は女性というか人間を超えた怪力と化し、その力はクリスにも負けず劣らずというレベルである。 母国語のフランス語を扱う部分もあり、ダウンした仲間を復活させるときの言葉「気をつけて、mon ami / amie」、Mon ami / amieは「私の友人」の意味がある(男性の場合はami、女性の場合はamie)。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ ボディアーマー ダメージを減らすことができる。 クイックリロード リロード速度が上がる。 セレクトアビリティ フレイムバレット 敵を炎に包む弾丸を発射でき、感染した敵に特に効果がある。 GUNS A 'BLAZIN(ガンズブレイジング) 弾薬が無限になり、命中率とリコイルが改善される。 SUPER SOLDIER(スーパーソルジャー) アビリティ発動後に攻撃を数回無効化し、さらに敵に与えるダメージと武器の命中率が上昇する。 ベルトウェイ/Beltway(日本語版CV.斉藤次郎/英語版CV.Ramon Fernandez) 本名:ヘクター・ヒヴァース(Hecter Hivers)。 1969年生まれの29歳。B-型(B Rh-)。 「ウルフパック」の工作兵で、国籍はプエルトリコ。移民である。 下記の事から、爆発物やトラップ設置・解除に関する能力を持つ。フラグマインがお気に入り爆弾。 部隊員1の巨漢で筋骨隆々かつ非常に猛々しい体つきで、事情は謎だが左足に義足を付けている。 性格はどちらかというと陽気だが、できれば付き合いたくないタイプでやっかいなならず者である。 子供心に人を笑わせる事が人付き合いのカギとなると学習するも自身のジョークは具体性を含み、相手への侮蔑へと変わって行った。 今ではタチの悪いジョークが好きで騒々しく、任務中も遠慮のない口調で文句などを吐き捨てるまでになっている。 爆発物の取り扱いに関する知識と腕は確かで、子供の頃から爆発物でいたずらしていた。 爆発物が彼独自のユーモアの表現法になると考え、陸軍に入隊するが除隊処分となり軍法会議一歩手前にまでなる。 U.S.S.に移っても詳細は不明だが深刻ではない程度に戦地で度々問題を起こしているようで、会社から監視されている。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ BLAST MASTER(爆発物を使いこなす) ベルトウェイの爆発物に関する経験によりセレクトアビリティの時間を短縮したり、敵の地雷を解除できる。 BLAST ARMOR (対爆発物用の防護服) ベルトウェイが爆発物に接触した際に爆発ダメージを減らし、ノックダウンしなくなる。 セレクトアビリティ FRAGMENTATION MINE(フラグマイン) リモート経由で個別に爆破できる爆弾を使う。まとめて起爆させることも可能。アビリティの回復時間は全ての爆弾が爆発してから20秒。 TIMED STICKY EXPLOSIVE(スティッキーボム) 投擲したスティッキーボムが物体に粘着すると5秒後に起爆する。アビリティの回復時間は最後の爆弾が起爆してから25秒。 LASER TRIP MINE(レーザーマイン) 設置後に敵がレーザーのあるエリアを歩くと爆発する。設置した地雷も解除できる。アビリティの回復時間は最後の地雷が起爆してから15秒後。 フォーアイズ/Four-Eyes(日本語版CV.ゆかな/英語版CV.Gwendoline Yeo) 本名:クリスティーン・ヤマタ(Christine Yamata)。 1970年生まれの28歳。A-型(A Rh-)。 「ウルフパック」BC兵。国籍は謎の日系アメリカ人。部隊員唯一、鼻から上が見える。 下記のことからウイルスやクリーチャーを利用する能力がある。 見た目では小柄で一見可愛らしく見えるが、ぞっとするほど冷酷な一面を持つ。 子供の頃からの熱狂的な生物化学マニアで、今でもウイルス学に没頭しており、他にはまるで興味がないという変わり者。 既に多くの任務で負傷者や捕虜の実験を行っており、自身のウィルス学の実践的知識は会社側も「類を見ない」と評価している。 「世界で起こっている暴動を勉強し、アンブレラの最新型ウィルスで実験を行うのにはU.S.S.が一番」と考え、U.S.S.に入隊した。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ BIOMETRIC VISION(バイオビジョン) 効果範囲内にいる生命体の感染状態を見分け弱点をマークする、所謂生体認証。オン・オフも可能。 ANTIVIRAL PROFECIENCY(アンチウィルススプレー) 抗ウィルススプレーでウイルスに対抗する。1個所持している状態でスポーンし、レベルでスプレーの最大所持可能数が増加する。 セレクトアビリティ INDUCED INFECTION(ウィルスショット) 注射銃で感染誘発剤を撃ち込み、敵兵士を一定確率でウイルスに感染させ、ゾンビを一定確率でクリムゾンヘッドにする。回復時間は30秒。使い方を間違えると自分の首を絞めるので注意。 ATTRACTION PHEROMONE(フェロモンスモーク) フェロモンスモークを飛散させる容器を投擲し、t-ウィルスに感染した敵をおびき寄せる。スモークに触れた者は感染者による攻撃の的となる。回復時間は30秒。 PROGRAM INFECTED(エネミーコントロール) 感染したクリーチャーに注射銃を撃ち込み、短時間だけ操る。また、相手が弱いほど長く操れる。回復時間は30秒。 バーサ/Bertha(日本語版CV.沢海陽子/英語版CV.Lydia Look) 本名:ミカエラ・シュナイダー/Michaela Schneider(なお、Michaelaは本来はドイツ語よみでミヒャエラとなる)。 カプコンのデータベースによると、変更前の本名はミカエラ・ハインツヴァッフェン/Michaela Heinzwaffen。スタッフが変更に気づかず、そのまま使われていたが、後に「シュナイダー」姓に変更された。 1964年生まれの34歳。B+型。 「ウルフパック」の衛生兵。国籍はドイツ。 ブロンドヘアが特徴の女性。武器はマティーチェ(西洋の山刀、ナタに似ている)で、腰には医療機器を携帯している。応急処置の技術はかなりのもの。 下記から、回復や戦闘補助の能力を使用できる。 幼い頃から生物解剖が好きで、民間病院の看護士になったものの普通ではない感覚(痛みへの執着)が災いし解雇され、紆余曲折を経て現在に至る。 バーサは傷ついた対象に興味がなく、また患者の精神面のケアに関しては無頓着かつ無神経であり、麻酔無しで切開手術を行う(その際に兵士が激痛で大声を上げても全く意に留めるどころか、むしろ喜んでいるかのよう)など、中身は感受性や感傷性などの一部のモラルが欠如したサイコパスな人物。 上記故に麻酔薬をほとんど使わず(プレイヤー操作時以外)、プロの拷問者としても契約を請け負っている。 それ故に人体に関する該博な知識を持ち、それを駆使して対象を死の淵まで追い込んでは引き戻し、目当ての情報を得ては闇ルートでアンブレラに値引き無しで売っている。 専用ブルータルキルではハーブを高確率で生やす。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ FIELD MEDIC(ヒーリングアップ) グリーンハーブと救急スプレーの回復量が増加する。 FIRST AID PROFICIENCY(ファーストエイド) 救急スプレーを1個所持している状態でスポーンし、レベルで救急スプレーの最大所持可能数が増加する。 セレクトアビリティ STIMPACK(エナジーショット) 自分またはチームメイトに使用する事ができ、命中率と移動速度が上昇する。 NEUTRALIZE INFECTION(キュアインフェクション) 投与することで感染状態の自分やチームメイトを治療したり、感染者にダメージを与える事ができる。 PAINKILLER(アンチペインショット) 投与することで自分またはチームメイトが受けるダメージの量を軽減できる。 ベクター/Vector(日本語版CV.中村悠一/英語版CV.Andrew Kishino) 本名不詳。1968年生まれの30歳。O+型。 「ウルフパック」偵察兵。日本国籍の日本人。 下記から、潜入と暗殺の能力を使用できる。 特徴でもあるフードをかぶり、バランスの良い体形をしている。ククリナイフのように若干反ったナイフが武器。 性格は物静かで冷酷かつ非情だが自信家でもあり、確固たる自信を持っている。 戦いにおいては「敗者には死を」の信条を持ち、負けた弱者は仲間であろうと同情しない。 自分と同等以上と認めた人間以外には興味を示さないが、基本的には他の者の能力をお互いに尊重し、劣ると感じれば冷酷に軽蔑する。 戦場を音もなく駆け抜け、素早く敵を仕留める姿は忍者のようである。 下記から非常にスピーディーに動き回り、特殊なスーツによって姿を隠す能力もある。 「バイオハザード CODE:Veronica」の舞台となったロックフォート島でハンクに近接戦闘技術等を叩きこまれた。ベクターはハンクを「師匠(マスター)」と呼んでいる。 また、ベクターの武術は日本の師範代から訓練を受けたと思われるが、ベクターに関する経歴が極めて少ないため謎である。 尚、本作のPVでレオンと対決した他、パッケージの表紙に最も大きく写っている等、本作の看板キャラクター的存在である。 内部告発者のイアン・サイダーを殺したのは彼である。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ STELTH RUN(ステルスラン) 足音が小さくなり、移動速度が上昇する他、ダッシュしても敵のミニマップに表示されなくなる。 DETECTION AVOIDANCE(シャドウムーブ) 最大移動速度の一定割合以下で移動した場合、敵のミニマップ上に表示されなくなる セレクトアビリティ MOTION DETECTOR(エネミーセンサー) 粘着性のエネミーセンサーを投擲し貼り付け、半径15M以内に入った敵を探知してスタン効果を与える。様々な場所に貼り付けられ、解除も可能。 MIMICRY(ミミクリー) スキャン可能なターゲットがいる場合、ターゲットを一定時間コピーすることができる。ただし、男性でも女性でも声はベクターのままである。 なお、mimicryは英語で「擬態」の意味である。 ACTIVE CAMOUFLAGE(ACTカモフラージュ) 光学迷彩を纏って敵に察知されなくなるが、一部のB.O.W.(音を頼りにするものなど)には効果がない。ダメージを受けると解除される。 スペクター/Spectre(日本語版CV.山口登/英語版CV.David Cooley) 本名:ウラジミール・ボドロフスキー(Vladimir Bodrofski)。 1964年生まれの34歳。AB-(AB Rh-)型。 「ウルフパック」の通信兵兼狙撃手。国籍はロシア。 英語で明らかにゆっくり話している事があり、スペクターの母国語が英語ではないことや英語がある程度であることが垣間見える。 元ソビエト(旧ソ連)の諜報機関所属の技師だったため、索敵や通信傍受の能力を持つ。 諜報機関としての実力はどんな状況でも表沙汰にならない知恵のある技術者だった。 飛び出したレンズのマスクデザインと全身タイツにみえる着衣が特徴で、右腕にモニターを付けている。 口調がねっとりしているので変態的に感じるが、ルポに次ぐ常識的な発言のできる人物。 ロシア人だが、東ヨーロッパの血筋を引いたような風貌をしているが、目立った身体的または社会的特徴がなく痩身である。 それ故か、しばしば無気力な睡眠に近い状態で数時間もずっと動かずにいると、その間は彼の存在に人々は気付かない。 下層社会で自分の情報ネットワークを使い一般人の弱みを握って恐喝したり服従させたりという犯罪で利益を貪り、結果として研究者やロシア当局と対立し追われることとなり、法的処置で母国を追われる。 U.S.S.には定期的な情報提供、デルタチームには定期的な戦況での優勢確保と自身のスキルを活かして働いている。 ちなみに、通信兵だがブルータルキルでは一回転して閃光手榴弾を叩き込むというアクロバティックな動きをみせる。 なお、ゾンビが他のゾンビを食べるシーンをしばらく見ると「ソビエトの冬を生き延びてみれば、そう簡単には判断できないかもしれない」という発言が聞ける事から、彼が過去に人肉食をしたことがあることが伺える。 また、PVではスペックオプスを高所からの狙撃で倒していた。 余談として、NPCだと強力なミリティアライフルを必ず装備しているので、時折欲しくなったプレイヤーに殺されるという悲劇的なキャラでもある。 使用できる専門スキルと設備 オートアビリティ Proximity Detection(ワイドレーダー) 発動するとHUDのミニマップが大きくなり、範囲内の敵を探知する。敵の種類ごとにマーカーが異なり、狙われると警告が出る。 Item Detection(アイテムスキャン) プレイヤーの範囲内にあるアイテムがミニマップ上に表示される。HUD上でもアイテムの位置を視認できる。 セレクトアビリティ Biothermal Vision(サーモビジョン) 一定時間、効果範囲内にいる兵士やその他の生命体を明確に視認でき、ターゲットの体力を色の差異によって残りライフの識別も可能。 Threat Scanner(フィールドスキャン) 効果範囲内にいる敵をスキャンする。発見した敵は自分及びチームメイトのミニマップに表示される。 Sonar Vision(ソナービジョン) 一定時間、効果範囲内の壁やオブジェクトの無効側にいる敵・味方を視認できる。オン・オフの切り替えも可能。
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