かい‐ぼう【解剖】
解剖
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 14:59 UTC 版)
前述の、「皇女の腹を割いてみると」と記された記録、雄略天皇の命によって行われたこれが、日本史上に残る最初の人体解剖である、とされている。ただしこれは一種の法医解剖であり、学術研究のための解剖ではない。その後、701年に成立した大宝律令において解剖の禁止が明文化され、江戸時代に入るまで人体の解剖は行われなかったとされているが、大宝律令の原文は残存していないため詳細は不明である[5]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/10 03:42 UTC 版)
脳葉の区分はマクロ解剖学的なものとして、肉眼で見える脳溝を目印にして行われる。脳葉の境界を定める基準となる脳溝は中心溝、外側溝、頭頂後頭溝、後頭前切痕が、辺縁葉を加える場合は帯状溝、頭頂下溝が加わる。 各葉は、正中矢状面(体を左右に二等分する面)を挟んで対になっており、正中矢状面の右側にあるものを右○○葉、左側にあるものを左○○葉と言う(例えば右側の前頭葉、つまり右目のすぐ上にある脳の領域、は右前頭葉と呼ばれる)。
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サル、ヒトなど類人猿の脳に見られる。後頭葉の外側面、後頭極の前方の位置を、後頭極を取り囲むようにして半月状に走るのが基本である。しかしその形態には個人差が大きい。 解剖学の標準的なテキストでは、多くの場合 分離した一つの脳溝として描かれているが、時に鳥距溝と接続しているものとして記述されていることもある。大型類人猿では一つながりの一本の脳溝だが、ヒトの場合、多くの場合、複数に分離している。ヒトにおいて、月状溝はすべての個体で見られるわけではなく、月状溝が見られない個体や、片方の大脳半球だけでしか月状溝が見られない個体がある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/10 21:01 UTC 版)
大脳外側面で、頭頂葉と後頭葉の境界を定めるのが、横後頭溝であるとする場合がある。この場合、大脳外側面において、横後頭溝より前が頭頂葉、横後頭溝より後ろが後頭葉である。ただし大脳外側面における頭頂葉-後頭葉の境界は、頭頂後頭溝の上端と後頭前切痕を結ぶ仮想のラインで定めることが多い。 頭頂葉外側面を走る脳溝 頭頂間溝の後端は、この横後頭溝の付近で終わっているものが多い。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/10 20:27 UTC 版)
第三頸椎の中心に開いている大きい穴は椎孔と呼ばれる。椎孔の中は脊髄が通っている。第三頚神経と呼ばれる神経が、脊髄から分かれて第三頸椎のすぐ上から出ていく。 第三頸椎の前部左右に開いている二つの小さい穴は横突孔(英語版)と呼ばれる。横突孔の中は椎骨動脈と呼ばれる血管が通っている。 第三頸椎には以下の筋肉が付着している。 第三頸椎の横突起前結節: 頸長筋・頭長筋・前斜角筋 第三頸椎の横突起後結節: 肩甲挙筋・中斜角筋
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/11 19:34 UTC 版)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/30 19:58 UTC 版)
中脳の前面は大脳脚と呼ばれる一対の隆起である。大脳脚は橋の底部に続き、錐体路をなす線維が入っている。大脳脚の付け根に当たる部分は黒質と呼ばれるメラニンの多い層になっている。後面には四丘体と呼ばれる2対の隆起があり、それらのうち上の1対は上丘、下の1対は下丘と呼ばれる。上丘の中には数層の浅灰白層、下丘の中には下丘核と呼ばれる灰白質が入っている。四丘体のある部分を中脳蓋と呼ぶ。中脳蓋のすぐ前、中脳の内部のほぼ正中には中脳水道(シルビウス孔)と呼ばれる穴が開いている。中脳水道は神経管の内腔に由来し、上の第三脳室と下の第四脳室をつなぎ、脳脊髄液の通り道になっている。中脳水道の周りは中脳水道周囲灰白質(中心灰白質)に囲まれている。中脳水道周囲灰白質のすぐ前に、動眼神経核とエディンガー・ウェストファル核(動眼神経副核)がある。中脳蓋と黒質の間にある部分を被蓋と呼ぶ。なお、上で述べた意味での大脳脚(crus cerebri)と被蓋を合わせて大脳脚(pedunculus cerebri)と呼ぶことがある。被蓋には外側に内側毛帯があるほか、内側の下部には上小脳交叉(ウェルネキンク)、上部には赤核と呼ばれる鉄の多い核がある。橋との境目あたりには滑車神経核がある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 13:58 UTC 版)
大動脈は他の動脈と同様に、内膜、中膜、外膜の三層構造をしている。 大動脈は左心室に始まった後、頭頸部に分岐を送るために上行するが、これを上行大動脈(ascending aorta)という。その後弓なりに曲がり始め大動脈弓(aortic arc)を形成しつつ、頭頸部では、腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈とを分枝する(これらの分岐は変異が多い)。そのまま下行し、胸部大動脈となって胸部に入る。なお下行大動脈(descending aorta)は、胸部大動脈と、その先の腹部大動脈を併せた概念である。 胸部では縦隔を通過しつつ、気管支動脈等を分枝する。 その後最終的に、大動脈は左右2本の総腸骨動脈に分岐して終わる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 00:40 UTC 版)
網様体は延髄から中脳まで、すなわち脳幹の全体に広がり、ミクロな構造の違いからいくつかの小部分に分けられる。網様体から出た線維は、脳神経の核と間脳の諸核の両方に達している。 網様体に入る線維では、脊髄を通ってきた痛覚線維のほか、視神経・内耳神経・三叉神経に由来する線維が視覚・聴覚・前庭覚(いわゆる平衡感覚)・顔面の触覚の情報を伝える。そのほか、大脳皮質、小脳、赤核、淡蒼球からの線維も網様体に入る。 網様体から出る線維は、脊髄、間脳の視床、延髄の迷走神経核、疑核・孤束核(舌咽神経の核)などに向かう。脊髄に向かった線維は運動機能の調節に関わる。視床に向かった線維は覚醒状態に関わる。迷走神経核、舌咽神経核に向かった線維は、それらの脳神経の調節を介して、呼吸と循環の調節に関わる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 23:06 UTC 版)
青斑核は橋上部背側、第4脳室底の外側に位置している。青斑核は外背側被蓋野(アセチルコリン神経)、腹側被蓋野(ドーパミン神経)、結節乳頭核(ヒスタミン神経)、背側縫線核(セロトニン神経)、外側視床下部(オレキシン神経)などと上行性網様体賦活系を形成しており、大脳皮質の覚醒状態を制御している。 ヒト成人の青斑核は31,000から60,000μ㎥のサイズのニューロン22,000から51,000個で構成されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:04 UTC 版)
動眼神経核は中脳の最吻側で上丘の高さにあり、正中に近く室傍灰白質 (中心灰白質) の腹側、赤核の背内側に位置する。動眼神経の主要な線維 (体性神経) はこの核群から出る。エディンガー・ウェストファル核(動眼神経副核)は動眼神経核の背側・吻側に隣接している。この核から出た線維 (副交感神経節前線維) も動眼神経の一部をなす。副交感線維には網様体神経節への線維以外に、下部脳幹・小脳・脊髄へ投射するものもある。脊髄に投射する線維は、側索を下降してレクセドの第I層および第V層に終始し、腰髄レベルまで下降する。この線維は感覚 (特に侵害刺激) 受容の調節を行っていると考えられる。 動眼神経核は以下の部分 (亜核) から構成される。 外側体性神経核群・・・外眼筋を支配する背側核・・・下直筋 (一部内側直筋を支配)。交叉しない 中間核・・・下斜筋。 交叉しない 腹側核・・・内側直筋。 交叉しない 内側核・・・上直筋。 交叉する 尾側中心核・・・上眼瞼挙筋を支配。 交叉するものとしないものがある 内臓神経核群・・・副交感節前線維が出る。交叉しないエディンガー・ウェストファル核・・・外側内臓核 (LVCC)、内側内臓核 (MVCC) に分かれている 前正中核・・・エディンガー・ウェストファル核とほぼ同じ機能。 また副動眼神経核と呼ばれる、次の核群がある。 カハール間質核・・・前庭神経上核および内側核、視蓋前野、前頭眼野および小脳室頂核からの投射を受ける。遠心線維は後交連腹側で交叉して、対側の体性神経核群 (腹側核を除く)、両側の滑車神経核、同側の前庭神経内側核などに投射する。滑動追従眼球運動や垂直眼球運動、頭囲と姿勢の制御に関与している。 ダルクシェヴィッツ核・・・中心灰白質の腹外側縁の内部にある。この核からの線維は主に後交連核に投射するが、動眼神経核群や下部脳幹にも投射する。この核へは、脊髄からの上行線維 (温痛覚刺激の伝導路である前外側線維系のうち脊髄中脳路)が 、また小脳の歯状核・球状核・栓状核からの線維が上小脳脚を経由して投射している。 後交連核・・・中心灰白質の背側、後交連線維に接しており、視蓋前核や視床後核と交通している。サルの脳でこの線維を後交連の正中線で切断しても対光反射は保たれる。一方後交連核そのものとカハール間質核からの交叉線維をともに傷害すると、両側眼瞼の収縮と垂直眼球運動の障害が起きる。 動眼神経核およびエディンガー・ウェストファル核から出た線維は中脳の正中付近から腹側に走って合流し、一部は赤核を貫通して脚間窩から動眼神経となって中脳の外に出る。合流した動眼神経は副交感神経が外縁を形成するかたちで一つの束となって中頭蓋窩を吻側に向かう。まず上小脳動脈と後大脳動脈の間を挟まれるように抜けて後交通動脈の外側を並走、硬膜を抜けて海綿静脈洞にはいる。。動眼神経は海綿静脈洞の外側壁をつたって (図を参照) 上眼窩裂から眼窩に出たのち、上直筋・上眼瞼挙筋を支配する上枝と下直筋・内側直筋・下斜筋を支配する下枝に分かれる。 下枝はさらに毛様体神経節に枝を出す。この枝をなす線維はエディンガー・ウェストファル核由来の副交感性線維である。その線維は毛様体神経節で中継されたのち、短毛様体神経となって毛様体筋と瞳孔括約筋を支配する。 一方動眼神経核に投射する線維には、脳幹網様体・カハール間質核・前庭神経核の一部・外転神経の核間線維・傍舌下神経核・内側縦束吻側間質核・視蓋前オリーブ核などがある。大脳皮質からの直接投射はないが、刺激は網様体を介在して届く。上丘からの直接投射もないが、こちらは隣接する室傍灰白質に投射している。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 01:02 UTC 版)
2012年、イタリアにて初めて解凍、解剖され、脳や内臓、骨、血管など149点ものサンプルが採取された。その模様と研究成果の一部が2013年3月24日、NHKの番組「NHKスペシャル 完全解凍!アイスマン 〜5000年前の男は語る〜」にてテレビ放送された。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 13:54 UTC 版)
子宮下方の細長い部分のことを指す。さらに、その下半分は膣に突出しており、この部分を子宮膣部という。内腔は子宮頸管と呼び、この下端が外子宮口となる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:56 UTC 版)
血管壁は上皮側から順に内膜、中膜、外膜よりなる。外膜は心外膜より続いているので、上行大動脈は肺動脈幹とともに繊維性心膜により包まれていることとなる。上行大動脈の起始部の膨隆部は大動脈球(bulb of aorta)と呼ばれる。大動脈球の内腔は大動脈弁の弁尖により3つに隔てられ、それらは大動脈洞(sinus of aorta)またはバルサルバ洞(sinus of Valsalva)と呼ばれる。それぞれ左バルサルバ洞、右バルサルバ洞、無バルサルバ洞と呼ばれ、左バルサルバ洞から左冠状動脈が、右バルサルバ洞から右冠状動脈が分枝している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 23:05 UTC 版)
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 13:41 UTC 版)
体表から見ると、延髄は後頭部と首の境目あたり、すなわち俗に盆の窪(ぼんのくぼ)と呼ばれる位置にある。この位置は、頭を挙げた普通の姿勢では頭蓋骨と頸椎に覆われているが、頭を落としてうつむくと、体表までの間に骨で覆われない部分ができる。その部分では延髄を守るものが軟部組織だけなので、外傷が延髄の損傷に結びつきやすい。 延髄は見た目上、脊髄の続きであって、脊髄と同様の構造を多く持ち、脊髄との間に明瞭な境界はない。腹側面正中の前正中裂は脊髄の前正中裂から続いているし、その左右の錐体は脊髄前索から続く部分の肥厚である。錐体は錐体路をなす運動線維が集まった部分である。錐体の尾側では、錐体を通っていた線維が前正中裂をまたいで対側の側索に流れ込む。このため、前正中裂は中断される。この部分を錐体交叉と呼ぶ。錐体交叉は錐体路をなす線維が対側に移る部分であり、これがあるために錐体路は対側支配である。ただし錐体路の一部は錐体交叉で交叉せず同側の前索を下る。錐体の外側には、前外側溝を境に、オリーブと呼ばれる隆起がある。オリーブは下オリーブ核による隆起である。錐体とオリーブの吻側は橋である。橋の前面には横橋線維と呼ばれる線維が横走しており、延髄とは明らかに区別される。 延髄の背側面正中にある後正中溝は脊髄の後正中中隔、橋の正中溝とつながっている。後正中溝のすぐ外側、すなわち脊髄後索の続きにあたる部分は内側の薄束結節と外側の楔状束結節に分かれて肥厚している。楔状束結節の外側縁をなす後外側溝は脊髄の後外側溝とつながっている。薄束結節は薄束核、楔状束結節は楔状束核による隆起だが、これらの核は同種の機能を担うので、まとめて後索核と呼ばれることがある。後索核の外側は延髄全体の外側面にあたる部分で、ここに明らかな隆起はないが三叉神経脊髄路核(三叉神経脊髄核)が入っている。薄束結節と楔状束結節の上端は下髄帆が起こる線(第四脳室ヒモ)であり、この線は正中やや尾側からV字型を描いて両側の下小脳脚に至る。このV字型の線は菱形窩の下半分を作っている。菱形窩の中には、薄束結節のすぐ上方に迷走神経三角、さらに上方に舌下神経三角、楔状束結節のすぐ上方に前庭神経野と呼ばれる隆起がある。迷走神経三角は迷走神経背側核と孤束核、舌下神経三角は舌下神経核、前庭神経野は前庭神経核による隆起である。それらの隆起のさらに上方で、第四脳室髄条と呼ばれる数本の糸のような隆起が菱形窩を横切って走り、脳幹の背面において延髄と橋をおおよそ分ける目安となる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 20:04 UTC 版)
甲状軟骨: 輪状軟骨: 披裂軟骨(対): 喉頭蓋: 喉頭前庭: 喉頭室: 輪状甲状筋: 仮声帯: 甲状披裂筋:声帯(声帯ひだ):声門を構成する、左右一対、腱状の構造物。発声時に呼気流を断続的に遮ることで振動、音声(喉頭原音)を生じる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 13:50 UTC 版)
脊髄神経は、脊椎の椎間孔ごとに一対ずつ出ている。頚椎の間から出るものを頚神経(cervical nerve)、胸椎の間から出るものを胸神経(thoracic nerve)、腰椎の間から出るものを腰神経(lumbar nerve)、仙骨の仙骨孔から出るものを仙骨神経(sacral nerve)、第1尾椎と第2尾椎の間から出るものを尾骨神経(coccygeal nerve)と呼ぶ。これらは上から順に番号をつけた略号で、C1〜C8(第1頚神経〜第8頚神経)、Th1〜Th12(T1〜T12とも表記する:第1胸神経〜第12胸神経)、L1〜L5(第1腰神経〜第5腰神経)、S1〜S5(第1仙骨神経〜第5仙骨神経)と呼ばれる。後頭骨と第1頚椎(環椎)の間からC1、第7頚椎と第1胸椎の間からC8が出て、以下、第1胸椎と第2胸椎の間からTh1、第1腰椎と第2腰椎の間からL1、第1前仙骨孔・後仙骨孔からS1が出る。なお、これらの略称は神経ではなく骨に対しても(第3頸椎=C3という具合に)使われることがある。この項ではもっぱら脊髄神経に対してのみ使う。 脊髄神経は脊髄から分かれたのち、脊柱管の中でいくらか下に走ってから椎間孔を抜ける。これはより低い位置の脊髄神経について顕著であり、C8が第7頸椎あたりの高さから起こる(脊髄から根が出る)一方、すべての腰神経は第12胸椎から第1腰椎あたりの高さから起こる。このため脊髄の本幹は第2腰椎あたりの高さで終わるのに、脊柱管の中ではその下にも長く脊髄神経の根が束になって走る。この部分を馬尾という。 脊髄神経の根は、脊髄前面の前外側溝から出る前根と、脊髄後面の後外側溝から出る後根の2つである。前根はおもに骨格筋を支配する運動線維、後根はおもに皮膚などの知覚を伝える感覚線維を入れているので、後根は後外側溝「に入る」と言ったほうが正確ともいえる。前根と後根は合わさって脊柱管を出るが、後根は合流する少し根元で後根神経節(脊髄神経節)と呼ばれるふくらみを作っている。脊髄神経節には神経節細胞と呼ばれる神経細胞の細胞体が入っている。神経節細胞は知覚の一次線維である。すなわち、神経節細胞から延びた線維が皮膚や筋紡錘で知覚の受容器を作り、受容した刺激の信号をシナプスを介することなく脊髄神経節まで送る。神経節細胞は脊髄の中にある細胞とシナプスを作って知覚伝導路をなす。 前根と後根が合流した先で、脊髄神経は細い硬膜枝と交通枝を出したのち、体の前面に向かう前枝と後面に向かう後枝に分かれる(前根・後根と混同しないよう注意されよ)。硬膜枝は硬膜の知覚を伝え、交通枝は交感神経幹の神経節に入る。一部の前枝は神経叢を作って異なる高さからの線維を交換し、さまざまな高さからの線維を含んだ神経になって末梢へ向かう。この型の神経叢は人体に4箇所あり、C1〜C4の前枝は頚神経叢、C5〜Th1の前枝は腕神経叢、L1〜L4の前枝は腰神経叢、L4〜S3の前枝は仙骨神経叢を作る。頚神経叢と腕神経叢は鎖骨付近で一部の根を共有していて関係が深いので、まとめて頚腕神経叢とも呼ばれる。腰神経叢と仙骨神経叢は一部の根を共有していて関係が深いので、まとめて腰仙骨神経叢とも呼ばれる。 神経叢にかかわらない脊髄神経はおおむね一様な分布を示す。後枝は固有背筋の運動と背部の皮膚知覚を支配する。前枝は肋間神経として肋骨の間を走り、体壁の筋肉と皮膚知覚を支配する。前枝の支配域は背部まで及んでおり、後枝の支配域よりもかなり広い。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 02:43 UTC 版)
鉤回は、その前部において uncal notch を挟んで腹側で嗅内野と接する。後部では鉤溝(uncal sulcus)を挟んで腹側で海馬傍回と接する。 鈎回の内部、深くに扁桃体がある。 イルカ、およびゾウ、が鉤を持つという例外的な報告もあるが、多くの哺乳類は鉤を持たない。鉤は霊長類に特徴的な構造と考えられている。中でもヒトの鉤は、他の非ヒト霊長類(non-Human primates)と比べて、組織学的にはそれらと相同な構造を持ちつつも、とりわけ複雑な構造をしている、とされる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/17 01:50 UTC 版)
前角は後角に比べて広く、円形または菱形をしている。頸髄と腰髄では発達しており、胸髄では細めである。前角の後方部を基部、前方部を頭部という。ただしこれは位置の違いであり、組織学的に基部と頭部での差異は認められない。 脊髄表面と前角の間には、白質と呼ばれる神経線維の集合体があり、前角細胞から出た運動ニューロンの軸索はこの中を横切って脊髄の外に出る。 胸髄では前角の後側方に、外側に向いた三角形状の灰白質の突起がある。これは側角(または側柱)と呼ばれ、ここに交感神経節前線維の神経細胞体の集合である中間外側核がある。 前角における運動神経細胞体(前角細胞)の分布については、レクセドの層を参照。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/21 22:35 UTC 版)
脳梁は左右の半球を結合する線維がむき出しになった部分とみることができる。脳梁線維は一方の半球から他方の半球へ信号を送る交連線維の中でも最も重要なひとつである。左右の半球は他に、前交連、後交連などの線維で結合されている。 脳梁は、より外側では脳梁線維は大脳半球の白質に埋もれ、正中付近でだけ脳梁として現れている。脳梁の外側端は、帯状回の腹側端と側脳室の外側端である。帯状回は脳梁の全体を取り巻いている。その内側で脳梁は側脳室の背側壁をなし、さらに背側では大脳縦裂のクモ膜下腔に軟膜を隔てて接している。正中部では腹側で透明中隔に接している。 脳梁の吻側(ヒトの場合は前方)端は大脳の丸みに沿うような形で折れ曲がっている。そこでは脳梁は透明中隔および側脳室を半球の白質と隔てている。尾側端もいくぶん腹側に曲がっているが、折れ返るほどではなく、脳梁膨大と呼ばれる肥厚を作って帯状回に包まれている。 MRIによる研究において、脳梁の形・大きさには性差があるという報告がなされており、大脳の容積と比較した相対的な大きさは、男性よりも女性の方が大きい傾向が報告されている。ただし大脳の容積は男性の方が大きく、脳梁の大きさの絶対値には性差がない。また、脳梁の大きさの性差について、否定的な結果も複数示されている。ただし一部には、脳梁の性差を男女の神経心理学的な差、たとえば言語機能が男性の方が片側優位であるのに対し女性では両側性であることなどと結びつける説がある。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 14:11 UTC 版)
帯状回はブロードマンの脳地図における、23野、24野、26野、29野、30野、31野、32野におおよそあたる。26野、29野、30野は一般に膨大後部皮質という名称で呼ばれる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/17 14:49 UTC 版)
脳は大脳、脳幹、小脳から構成され、大脳は大脳半球(=終脳)と間脳からなる。また、間脳は大脳半球と中脳の間にある。2つの大脳半球に包まれる様にして一つの間脳があり、2つの大脳半球は一つの間脳に繋がっている。間脳は中脳に繋がっている。間脳は自律神経の中枢である視床下部、種々のホルモンを分泌する脳下垂体、体性感覚などの大半の感覚を司る視床などに区分される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 21:53 UTC 版)
ロバート・ラトゥー・ディッキンソン著『Atlas of Human Sex Anatomy』(1949年)では、典型的な陰核は、横方向の幅が3~4mm(0.12~0.16インチ)、縦方向の幅が4~5mm(0.16~0.20インチ)であると定義されている。一方、産科婦人科の医学文献では、陰核の定義として、陰核の指標(縦方向の幅と横方向の幅の積)が35mm2(0.05インチ2)を超えている場合が頻出しており、これは上記で示された平均的なサイズの陰核のほぼ2倍の大きさである。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 01:45 UTC 版)
外転神経核は菱形窩の中ほど、つまり橋の後面にある顔面神経丘の中に入っている。顔面神経丘は外転神経核による隆起を顔面神経運動核から出た線維束が取り巻いている場所なのでこの名がある。ここから出た外転神経の線維は橋を貫いて前方に向かい、橋と延髄の境目から出る。外転神経は海綿静脈洞を通って上眼窩裂から眼窩に出て、外側直筋に入る。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:34 UTC 版)
肺胞は終末細気管支から繋がる外気と血液のガス交換をあずかる器官である。肺胞を持つ細気管支を呼吸細気管支という。 肺胞はガスを溜める肺胞腔と、これを囲む肺胞上皮からなる。肺胞上皮はI型肺胞上皮細胞とII型肺胞上皮細胞からなる。前者は、肺胞を取り囲む毛細血管内皮細胞と基底膜を介して血液空気関門を形成し、肺胞内ガスと血液ガスの交換を行う。後者は、層板小体を多く含み、肺サーファクタント(肺胞界面活性剤)を開口分泌し、肺胞被覆層を形成している。肺胞一つの大きさは100〜200μm(0.1㎜〜0.2㎜)くらい。肺胞は中隔孔により互いに交通している。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 04:22 UTC 版)
ヒトの膵臓は、成人で長さ15 cm程度の右側が太く左側が細いくさび型の臓器である。向かって左端は、肝臓の下にある十二指腸がコの字型に曲がった部分の間にはまりこんでいる。反対側の右端は、腹部の右端の脾臓まで達している。十二指腸側を膵頭部、脾臓側を膵尾部と呼ぶ。 膵臓の中には、膵臓で作られた膵液を十二指腸まで運ぶ管である膵管が通っている。膵管は、十二指腸側に近づくにつれて合流し、最後は太い2本(主膵管、副膵管)になって、十二指腸につながる。主膵管は、十二指腸につながる前に胆嚢から胆汁が流れてくる総胆管と合流する。膵管は十二指腸の壁を貫き、その内側に膵液を出すが、膵管の開口部は腸の内側に向かって盛り上がっており、ファーター乳頭(十二指腸乳頭)と呼ばれる。また、その開口部には平滑筋のオッディ括約筋があり膵液の分泌を調節している。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/20 12:07 UTC 版)
ヒトの大脳において、後頭葉は4つの大脳葉の中で最も小さく、頭蓋内で最も後方に位置する。後頭葉は大脳と小脳の間を仕切る硬膜である小脳テントに接している。また正中で大脳縦裂によって左右それぞれの大脳半球に分かれている。前方には頭頂後頭溝があり、これを境に頭頂葉と接している。側面では後頭葉と側頭葉の境界はあいまいであり、外側後頭溝によって区切られた外側後頭回がいくつかに分かれていて、そのあたりを境界とする(脳回と脳溝についてはそれぞれの項目を参照)。 後頭葉の内側面(大脳半球どうしが接する面)では、後頭葉の下縁には鳥距溝というはっきりした深い溝がある 。この鳥距溝の上方を楔部(鳥距溝と頭頂後頭溝に囲まれ、楔状に見えることから命名)、下方を舌状回という(舌状回は前方に伸びて海馬傍回に移行する)。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/03 10:33 UTC 版)
中心傍小葉は前方で上前頭回と、後方で楔前部と、下方で帯状回とそれぞれ接する。また半球上縁(大脳半球の一番てっぺんの部分)を挟んで、外側面の脳回である中心前回および中心後回と接する。 中心傍小葉は中心溝を挟んで前部と後部に分けられる。 前部は前頭葉に属する。中心傍小葉前部はブロードマンの脳地図における、4野にあたる。中心前回とともに運動の実行機能を担っている。中心傍小葉は特に下肢(足のこと)の運動の実行機能との関わりが深い。 後部は頭頂葉に属する。中心傍小葉後部をブロードマンは、3,1,2野と5野に区分けしている。 前部と後部の区分は中心溝を目印として行われるが、内側面から中心溝が見えない場合には、この区分はしばしば細胞構築学的に行われる(つまり顕微鏡で各部の皮質の層構造を見て、その差と類似性に基づいて区分けを行う)。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/18 01:32 UTC 版)
石川県で初めて人体解剖が行われたのは1870年(明治3年)7月で、解剖されたのは断獄(監獄署=刑務所)の処刑者であった。以降、1883年10月に至る13年間の間に約20人が解剖されたが、皆すべて処刑者である。 1883年(明治16年)4月25日、松江は当時石川郡押野村矢木荒屋(現金沢市上荒屋町)住んでいた竹川リン(43歳)という女性を松江病院で解剖した。当時、日本では一般人の解剖は法的に許されておらず、勇気あるリンの献体遺言と松江の勇断によって、篤志解剖第一号が徳丸の地で行なわれた。 松江の温厚な人柄を讃え、人侠心にとみ貧窮な村民に対して無料診療に従事した事により村民が建てた「松江老医有道碑」が、松任市東明小学校の校庭脇(旧国道脇より移設)にある。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 03:00 UTC 版)
大動脈弓上方からは中枢側から順に腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈が分岐する。左鎖骨下動脈との分岐部のすぐ末梢側では大動脈弓は細くなり、大動脈峡部(isthmus of aorta)と呼ばれる。この部分の先天的な強い狭窄を大動脈縮窄(coarctation)と呼ばれ、下半身への血行動態が不全となる。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/08 01:26 UTC 版)
形は脳梁溝と平行なものが多い。しかし帯状溝の後部に平行して前下方より後上方に上るものもある。
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解剖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/17 05:33 UTC 版)
蝸牛には無数の蝸牛神経節(らせん神経節)がらせん状に並んでいる。これらはコルチ器(ラセン器)が音を感知して発した信号を集める部分であって、それぞれが内耳神経の蝸牛根と呼ばれる線維束を出している。蝸牛根は内耳道の中で一本にまとまって蝸牛神経となる。蝸牛神経は橋と延髄の境目あたりにある蝸牛神経核で中継される。節後線維は交叉して対側の外側毛帯となり、中脳の下丘を通って大脳皮質に向かう。 半規管の膨大部と卵形嚢斑、球形嚢斑は体の傾きや回転を感知する。これらの場所から出た線維は前庭神経節に集まり、前庭神経となって蝸牛神経とともに内耳道を通り、脳幹に入る。内耳神経という名前は前庭神経と蝸牛神経が合流して内耳道を通る部分を指す。前庭神経は上行枝と下行枝に分かれて、橋と延髄の境目あたりにある前庭神経核で中継されるほか、一部の線維は中継されることなく下小脳脚を通って小脳に入る。前庭神経核から出た線維は脊髄、小脳、または外眼筋を支配する核(動眼神経核、エディンガー・ウェストファル核など)に向かう。
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解剖
「解剖」の例文・使い方・用例・文例
- 皮膚病理学は解剖病理学の下位専門領域だ。
- 神経解剖学の分野で思考について研究する
- その犬は生体解剖にかけられた。
- 細胞組織の分子解剖
- 私たちはねずみを解剖した。
- 解剖学的な要素
- その患者の解剖は実施されていない。
- 烏賊の解剖をしました。
- こちらは解剖学の教室です。
- 私たちは内臓器官を調べるためにカエルを解剖した。
- 死体を解剖した結果絞殺と判明した。
- もっとも重要なことは、脳にはこれらの解剖学的組織を結合する全体的な再入経路が必要である。
- 解剖学各論.
- 【解剖】 (眼球の)水様液.
- 真の生体解剖者.
- 人類と類人猿は類似した(解剖学的)構造をしている.
- 【解剖】 結合組織.
- この一節は解剖できない.
- 【解剖】 乳腺.
- 【解剖】 中脳.
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