ロボットがた‐けんさくエンジン【ロボット型検索エンジン】
読み方:ろぼっとがたけんさくえんじん
ロボット型検索エンジン
別名:ロボット型サーチエンジン
【英】robot type search engine
ロボット型検索エンジンとは、インターネット上で提供される情報検索システムのひとつで、検索エンジンという情報収集プログラムが世界中のWebサーバーを巡回して自動的にWebページに関する情報を収集し、キーワードごとにデータベース化するタイプのシステムのことである。
ユーザーがキーワードを入力すると、収集した情報のデータベースに問い合わせ、適切と思われたWebサイトがピックアップされる。Web上に存在する全ての文書データを照会することのできる「全文検索」が、ロボット型検索エンジンの特長でもある。その検索結果にはアクセス数や被リンク数などに基づいて重要度が付与され、そのランクに従って昇順に一覧表示されることになるが、実際にランクづけの判断基準となるアルゴリズムは各々の検索エンジンによって異なる。ロボット型検索エンジンを提供するWebサイトの代表的なものとしては、Google や goo などが挙げられる。
ロボット型検索エンジンの全文検索は長所であると言える反面、検索語によっては実に膨大な結果が出てきてしまい思うような情報を入手できない場合もかなり多い、という欠点であるとも言える。それでも、一覧表示されたWebサイト名の下に、要約機能を用いてページ本文の概容を表示したり、あるいはキーワードとの関連性に応じて重要度を分析したりといった付加要素によって、使い勝手は以前に比べて格段に向上している。
ロボット型検索エンジンに対して、登録されたWebページの情報を人手で分野別に分類し、収集したいテーマへと導いてゆくタイプの検索サービスがあり、こちらがディレクトリ型検索サービス(Webディレクトリ)と呼ばれる。最近では、ロボット型とディレクトリ型との量サービスを併せて提供している検索サイトも多く、また両サービスの形態は徐々に融合・統一のきざしを見せており、区別は明確ではなくなってきている。
参照リンク
goo
検索エンジン: | リアルタイム検索 リンクファーム リンクレピュテーション ロボット型検索エンジン ロボット型サーチエンジン ローカル検索 ローカルSEO |
ロボット型検索エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:14 UTC 版)
「検索エンジン」の記事における「ロボット型検索エンジン」の解説
与えられた検索式に従って、ウェブページ等を検索するサーバ、システムのこと。検索式は、最も単純な場合はキーワードとなる文字列のみであるが、複数のキーワードにAND(「かつ」、論理積)やOR(「または」、論理和)等の論理条件を組み合わせて指定することができるものが多い。 ロボット型検索エンジンの大きな特徴の一つとして、クローラ(ロボット・スパイダー)を用いることが挙げられる。このことにより、WWW上にある多数の情報を効率よく収集(日本の著作権法では複製)することができる。大規模な検索エンジンでは、80億ページ以上のページから検索が可能になっている。 収集したページの情報は、前もって解析し、索引情報(インデックス)を作成する(日本の著作権法では編集)。日本語などの言語では、自然言語処理機能が生成される索引の質に影響する。このため、多言語対応した検索エンジンの方が精度の高い検索が可能となる。 検索結果の表示順は、検索エンジンの質が最も問われる部分である。ユーザーが期待したページを検索結果の上位に表示することができなければ、ユーザーが離れてしまうからである。そのため、多くの検索エンジンが、表示順を決定するアルゴリズムを非公開にし、その性能を競っている。検索エンジン最適化業者の存在も、アルゴリズムを公開しない要因になっている。Googleは、そのアルゴリズムの一部であるPageRankを公開してきたが、やはり、多くの部分が非公開になっている。Googleの場合、創設初期におけるアルゴリズムについては、創設者自身がウェブ上で公表している論文でその一端を知ることができる。参照 英語原文 日本語の解説 ウェブページの更新時刻の情報を用いて、新しい情報に限定して検索できるものや、検索結果をカテゴリ化して表示するものなど、特長のある機能を搭載したり、検索結果をユーザーへ最適化していく動きもある。 従来のウェブページを検索するだけの検索エンジンにとどまらず、最近ではインターネットショッピング専用の検索エンジンなど、特定の分野に特化した検索エンジンの開発も散見される。商品検索では、価格比較サービス日本最大手の価格.comや、ベンチャー企業が開発するQOOPIEなどある。また、職業検索エンジンとしてはCraigslistなどがある。Google、Yahoo!、インフォシーク、テクノラティ、MARSFLAG、Altavista、ムーター、AlltheWeb、Teoma(英語版)(終了)、WiseNut(英語版)、Inktomi(終了)、SAGOOL、Yahoo! JAPAN (2005.10〜2010.11[要出典]) など。
※この「ロボット型検索エンジン」の解説は、「検索エンジン」の解説の一部です。
「ロボット型検索エンジン」を含む「検索エンジン」の記事については、「検索エンジン」の概要を参照ください。
- ロボット型検索エンジンのページへのリンク