き・く【利く/効く】
読み方:きく
[動カ五(四)]
1 効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。「てきめんに—・く薬」「宣伝が—・いて大評判だ」「腹部へのパンチが—・く」
2 本来の機能を十分に発揮する。機敏に、また、さかんに活動する。「鼻が—・く」「麻痺(まひ)して手足が—・かない」
3 それをすることが可能である。できる。「洗濯の—・く生地」「無理の—・かないからだ」「学割が—・く」
㋐言葉を発する。物を言う。「生意気な口を—・く」「口も—・かない仲」
㋑間に入って、うまくいくように世話をしてやる。まとまるように話をつける。「取引先に口を—・いてやる」
「日頃—・いたる口三味線、太鼓持ちとなれり」〈浮・永代蔵・五〉
[補説] ふつう、1は「効く」、2・3は「利く」と書く。
[下接句] 大きな口を利く・押さえが利く・押しが利く・顔が利く・気が利く・小口を利く・潰(つぶ)しがきく・睨(にら)みが利く・鼻が利く・幅が利く・目が利く・目先が利く・目端(めはし)が利く・山葵(わさび)が利く
き‐く【危×懼】
き‐く【喜×懼】
き‐く【奇句】
き‐く【▽崎×嶇】
きく【×掬】
き・く【聞く/聴く】
読み方:きく
[動カ五(四)]
1 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を—・く」「見るもの—・くものすべてが珍しい」「鳥の声も—・かれない」
2 (聴く)注意して耳にとめる。耳を傾ける。「名曲を—・く」「有権者の声を—・く」
3 話を情報として受け入れる。「—・くところによると」「君の評判をあちこちで—・いた」
4 人の意見・要求などを了承し、受け入れる。「親の言いつけをよく—・く」「今度ばかりは彼の頼みを—・いてやってほしい」
5 (「訊く」とも書く)尋ねる。問う。「道を—・く」「自分の胸に—・け」「彼の都合を—・いてみる」
㋐(聞く)においのよしあしや種類を鼻で感じ取る。においをかぐ。「香(こう)を—・く」
㋑(「利く」とも書く)酒の味のよしあしや種類を舌で感じ取る。味わい試す。「酒を—・く」
8 釣りで、当たりの有無を確かめるために、仕掛けを引いたり軽く竿を上げたりしてようすをみる。
[可能] きける
[下接句] 音に聞く・香(こう)を聞く・言承(ことう)け良しの異見(いけん)聞かず・天は高きに居(お)って卑(ひく)きに聴く・仲人口(なこうどぐち)は半分に聞け・胸に聞く
きく【菊】
きく【菊】
読み方:きく
1
㋐キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進んだ。観賞用に広く栽培され、食用にもなる。《季 秋》「わがいのち—にむかひてしづかなる/秋桜子」
㋑キク科キク属の多年草の総称。茎は硬く、葉は卵形で多くの切れ込みがある。秋、白または黄色の頭状花が咲く。ハマギク・リュウノウギク・イソギクなども含まれる。キク科植物は双子葉植物では最も進化・分化しており、世界に広く分布。約950属2万種が知られ、キク・タンポポ・ヨモギ・アザミなどの属が含まれる。多年草が多いが一年草や高木もある。花は頭状花序をつくり、合弁花で、管状花と舌状花との二形がある。萼(がく)は変形して冠毛となる。
2 襲(かさね)の色目の名。表が白、裏が紫または蘇芳(すおう)のものをいう。陰暦9、10月に着用する。菊襲(きくがさね)。
きく【菊】
読み方:きく
《原題、(イタリア)I Crisantemi》プッチーニの弦楽四重奏曲。嬰ハ短調。全1楽章。1890年作曲。オペラ「マノンレスコー」の第4幕で歌われる二重唱の主題として転用された。菊の花。
き‐く【規×矩】
き‐く【起句】
きく【×鞠】
きく【×麹】
キク
キク
キク
キク
キク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:25 UTC 版)
流人の娘で隠れキリシタン。夢屋の養女。漁師が起こした一揆をかばい自ら捕縛されるが、後にクシロに救出される。他のキリスト教徒を救うため苦渋の決断のすえ踏み絵を行った。聖母マリアの再来とさえ言われた。
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キク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 03:54 UTC 版)
機械の賢者。唯一知能を与えられた機械で、機械生命の中では唯一人間に近い外見をしている。2000年前の戦いが起こった頃に造られ、機械達の指揮官として黒い血の人間たちと戦った。戦いの後は蜘蛛の糸でコトの肉体を守りつつ、機械や護神像を通じて防人達の動向を監視している。赤い血の神の命令には絶対服従するようプログラムされているが、傍若無人な性格のコトと、争いを嫌う松田の2人の赤い血の神の相反する願いの板ばさみにあう。
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キク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/23 19:56 UTC 版)
麗女界に暮らす美しい女性。もとは魔界能力をもつ人間。姉のサクラやバンパイアのビターとともに異世界に飛び出し、麗女界にとどまった。うるわしの木の実の影響で、本来の容姿は失われているものの、姉のサクラとは魔界能力を行使して交流を続けている。
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キク(関口菊之)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:23 UTC 版)
「コインロッカー・ベイビーズ」の記事における「キク(関口菊之)」の解説
主人公の少年。1972年(昭和47年)7月12日、駅のコインロッカーに遺棄された。棒高跳びが得意。
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キク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 22:54 UTC 版)
「こいつら100%伝説」の記事における「キク」の解説
作中で唯一、ターミネーターに好意を持った女性。不良だが身持ちは堅いタイプ。彼の言葉が理解出来る。
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キク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 15:28 UTC 版)
甘味処「田村屋」で働く女性。ウラジに雇われ、ククリを監視する。ウラジが糸を引いてのククリの誘拐失敗後、死体となって発見される。
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キク(Lila)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:42 UTC 版)
センゾー博士とタテゾー博士が製作していた人工ブレイド。ハナよりもやや背が高い女性姿でメイド服を着ている。ハナにとっては姉に当たる存在で姉様と呼ばれている。タテゾーのことは「ご主人様」と呼びハナよりも言葉遣いは丁寧だが感情表現は乏しい。ただし、家でくつろぐタテゾーをゴミ扱いするなどたまに主人に対しぞんざいな扱いをすることは共通している。
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「キク」の例文・使い方・用例・文例
- 我々はアオウキクサの成長を観察している。
- 私はキクヂシャと豆のスープを作った。
- キクイタダキ属の鳥類を含むウグイス科の鳥類の1属
- 黒の縁の黄色の樹冠の斑点のあるヨーロッパのキクイタダキ
- アメリカの、金色の鳥冠を持つキクイタダキ
- 鳴声で有名でオスは赤い冠飾りがあるアメリカ産キクイタダキ属の小鳥
- 旧世界のキクガシラコウモリ類
- 馬蹄型の葉状のものを鼻に持つ、キクガシラコウモリ科のコウモリ
- キクガシラコウモリ
- 多数の小さいキクイムシを包括するキクイムシ科の標準属
- 小型のキクイムシ類からなる属で、特に成長した針葉樹に被害をもたらす
- ヤツバキクイムシはアラスカトウヒの森林の木を殺す主な害虫である
- 単一のキクは、ひな菊に類似していて、1列以上の花弁を持つこともある
- キクの深刻な害虫
- キク科の植物の、キク科の植物に関する、または、キク科の植物に属する
- 南エーゲ海のキクラデス島の青銅器時代の文明で、作品が紀元前3000年−1100年に繁栄した
- クローバーやキク科の一部などにおいて、短くてぎっしり詰まった花の房が非常に整列して並び、全体で単生花の効果を生じる
- ひも状の花冠を持つ小さな花で、キク科の花の周縁に輪になって並んでいる
- アザミやタンポポのようなキク科の植物の、鱗片・剛毛あるいは羽毛状の毛でできた萼
- 1種:ボタンウキクサ
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