アンジオテンシン‐へんかんこうそ‐そがいやく〔‐ヘンクワンカウソ‐〕【アンジオテンシン変換酵素阻害薬】
読み方:あんじおてんしんへんかんこうそそがいやく
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
【原文】angiotensin-converting enzyme inhibitor
ace阻害薬。血圧を下げるのに用いられる薬物。アンジオテンシン変換酵素阻害薬は抗高血圧薬の一種である。「ace inhibitor(ace阻害薬)」とも呼ばれる。
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 18:46 UTC 版)
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(アンジオテンシンへんかんこうそそがいやく、Angiotensin-converting-enzyme inhibitor)は、アンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換するアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する薬物である。略称はACE阻害薬(エースそがいやく)。
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- ^ Verresen L. (1994). “Bradykinin is a mediator of anaphylactoid reactions during hemodialysis with AN69 membranes.”. Kidney international (International Society of Nephrology) 45 (5): 1497-503. doi:10.1038/ki.1994.195. PMID 8072263 .
- ^ Brunet P. (1992). “Anaphylactoid reactions during hemodialysis and hemofiltration: role of associating AN69 membrane and angiotensin I-converting enzyme inhibitors.”. American journal of kidney diseases (National Kidney Foundation) 19 (5): 444-7. doi:10.1016/s0272-6386(12)80952-8. PMID 1585932 .
- ^ 「アミールS 健康野菜100」に係る食品健康影響評価に関する評価結果 (ラクトトリペプチド関連文書)
- 1 アンジオテンシン変換酵素阻害薬とは
- 2 アンジオテンシン変換酵素阻害薬の概要
- 3 副作用
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 19:12 UTC 版)
「高血圧治療薬」の記事における「アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)」の解説
アンジオテンシン変換酵素(ACE)は生理活性ペプチドであり昇圧作用を有するアンジオテンシンIIの産生に関与している。さらに、ACEは降圧物質であるブラジキニンの分解に関与する酵素キニナーゼIIと同等であり、ACE阻害薬はこの酵素活性を阻害することにより、アンジオテンシンIIの産生抑制とブラジキニンの分解抑制をもたらし、結果として降圧作用を示す。ACE阻害薬は輸出細動脈を拡張させ糸球体内圧を低下させ蛋白尿の減少を行う作用がある(腎保護作用)。このため慢性腎臓病、糖尿病性腎症で好まれる傾向がある。またACE阻害薬は心臓のリモデリング防止作用、心筋梗塞の再発予防、心不全患者の予後改善効果があると考えられている。またCa拮抗薬と同様の脳卒中予防効果もあるとされている。空咳の副作用が有名である。心房細動の抑制効果も知られている。特にイミダプリル(タナトリル)は糖尿病性腎症に適応がある。 カプトプリル(Captopril カプトリルなど) リシノプリル(Lisinopril ロンゲスなど) エナラプリル(Enalapril レニベースなど) デラプリル(Delapril) ペリンドプリル(Perindopril コバシルなど) ベナゼプリル(Benazepril) トランドラプリル(Trandolapril) キナプリル(Quinapril) アラセプリル(Alacepril) イミダプリル(Imidapril タナトリルなど) テモカプリル(Temocapril) シラザプリル(Cilazapril)
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