単心室とは? わかりやすく解説

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単心室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/04 16:32 UTC 版)

単心室 または 単心室症: single ventricle, SV)とは、先天性心疾患における疾患群の一つである。胎生期の心臓発生過程における心臓の形成異常により右室または左室が非常に小さいか無いために、正常に機能する心室が一つしかない病態を指す。様々な複雑心奇形の集合体としての概念であり、その内包する疾患は多岐にわたる。共通するのは、両心房からの血液が流入する主心室が存在することである。主心室の他にもう一方の「痕跡的心室」が存在することも多いが、心室としての機能は無い。一方の房室弁が痕跡的心室に騎乗していてもその程度が50%以下(共通房室弁なら25%以下)であれば単心室とする。その他、弁や心室流入路・流出路の形成異常などを診断基準として分類される。




  1. ^ a b 龍野勝彦 他, 『心臓血管外科テキスト』, 中外医学社, 2007年, p194-197


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