期外収縮とは? わかりやすく解説

きがい‐しゅうしゅく〔キグワイシウシユク〕【期外収縮】

読み方:きがいしゅうしゅく

不整脈の一。心臓の規則的な収縮先立って異常刺激生じて起こる収縮


期外収縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 14:29 UTC 版)

期外収縮(きがいしゅうしゅく)とは、異常な刺激によって心臓が本来の周期を外れて早く収縮する不整脈で、正常で規則正しい脈に混じって、時々早い脈が入り込む。不整脈の原因としては最も頻度が高い。期外収縮を起こしている場所が心房(上室)の場合は「心房性期外収縮(上室性期外収縮)」、心室の場合を「心室性期外収縮」と呼び分けられる。




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期外収縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:24 UTC 版)

心筋梗塞」の記事における「期外収縮」の解説

ほとんどに合併する

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期外収縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 01:53 UTC 版)

心電図」の記事における「期外収縮」の解説

上室性期外収縮(PAC) 上室性期外収縮では通常のP波とは形状異なるP'波が出現し予想される周期よりも早期にP'-QRS-Tが出現するRR間隔短縮するがQRSの形状は正常である。上室性期外収縮の後洞結節リセットされるため、上室性期外収縮を挟むP波間隔は正常PP周期の2倍以内となる。出現形式により2段脈、3段脈、2連発、3連発short run、blocked AVPC,心室内変伝導を伴うPACに分類される通常の収縮と期外収縮が交互に出現する場合二段脈という。通常の収縮が2回あり期外収縮が1回認められるときは三段脈という。期外収縮が連発する回数によって2連発、3連発short run(3連発以上)という表現用いる。blocked AVPCは先行するP’波がQRSの不応期によって心室興奮伝導されない場合をいう。II度房室ブロック鑑別が必要となるがwenckebach型II度房室ブロックPP間隔一定のため鑑別は容易である。P'波がT波重なると発見難し場合もある。RR間隔が突然延長しPP間隔通常のPP間隔の2倍以内である場合はblocked AVPCを疑いすべての誘導T波観察するT波重なるP'波を発見できる場合が多い。心室内変伝導を伴うPACは上室性期外収縮であるがQRS波の拡大を伴うものである先行するP'波を認め、QRS波の最初立ち上がり方向通常のQRS波と同様である。心室筋の不応期上室性期外収縮が起こったときに出現する通常左脚は右脚より不応期からの回復早いため右脚ブロック型のQRS波形となることが多い。その他、上室性期外収縮であるがQRS波の拡大を伴う場合脚ブロック合併した上室性期外収縮がある。 心室性期外収縮(PVC) 期外収縮とは本来の収縮よりも早期認められる収縮である。予定より遅れた場合補充収縮という。心電図上の特徴としては予想されるQRSよりも早期出現し先行するP波がなく、QRSの幅が3mm以上であり、QRSと逆向きT波認められる、そして多く場合本来のPP間隔保たれるという特徴がある。動悸といった自覚症状心不全徴候なければ治療対象としないのが一般的である。治療をする場合左脚ブロック型ならば右室右脚ブロック型ならば左室由来心室性期外収縮ということ重要な所見となる。心室性期外収縮としてはLownの分類がよく知られている。grade重症度関係しない考えられている。 grade意味0 心室性期外収縮なし 1 散発性(<1/minまたは30/hr) 2 多発性(>1/minまたは30/hr) 3 多形性 4a 二連発 4b 三連発以上 5 短い連結期(RonT型) 一般に多形性の場合は期外収縮の発生源複数あり、単形性である場合は一か所からの発生考えられている。また通常の収縮と期外収縮が交互に出現する場合二段脈という。通常の収縮が2回あり期外収縮が1回認められるときは三段脈という。RonT型は先行するT波頂点付近に出現するPVCであり心室細動心室頻拍移行しやすく危険である。2段脈はRonTをおこし心室細動にいたる可能性がある。心筋梗塞後の二段脈は高リスク考えられる通常の期外収縮と同様にリドカインなどで治療できる。しかしCAST Study結果では急性期過ぎた場合は期外収縮といった不整脈治療するとむしろ予後悪化するということわかっている。 副収縮収縮とは期外収縮が洞調律一致しない固有の調律出現することである。心室収縮洞調律と主に房室結節心室調律によって支配されている状態である。心室筋が不応期ではないときに異所性調律入り込む二段脈と異なり先行収縮との連結性不定である。異所性興奮洞調律と府関係に発生しており、副収縮間隔最短の期外収縮間隔整数倍となる。基本収縮と期外収縮が衝突し波形混ざることがありこれを融合収縮fusion beat)という。心室収縮がRonTを起こすことがある一般の期外収縮と異なり心室頻拍誘導する可能性は低いと考えられている。ペースメーカーセンシング不全ではT波の上spikeがのるspike on Tという現象があり、この場合心室頻拍心室細動に至る。

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