西アジア 西アジアの概要

西アジア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 03:36 UTC 版)

西アジアの地図
国連による世界地理区分[1]
国際連合によるアジアの地域の分類
  西アジア

概要

今日の欧米では、中東とほぼ同じ領域を指す場合が多い。ペルシア湾周辺では石油の埋蔵量が豊富であり、西アジアの多くの国家は原油産業に力を注いでいる。中国日本といった東アジアの国々も、これらの地域に石油資源を依存している。一方で地中海周辺の国々は、ヨーロッパとアジアを繋ぐ要所、ロシアとアフリカを往来する中継地点であり、世界の交差点となっている。そのため、西アジアでも取り分け複雑な民族構成になっており紛争も起こりやすい。2023年10月には、イスラエルにおける内戦も勃発している。

また、黒海カスピ海の間にある(コーカサス山脈の南側)旧ソ連アゼルバイジャンアルメニアジョージア(グルジア)を含めることも多く、これらの国々を含めない場合は西南アジアと呼んで区別することもある。国連の定義した区分ではアフガニスタンとイランを南アジアに含むが、日本外務省による解説ではアフガニスタンを西アジアに分類している[3]

アフガニスタンは、マザーリシャリーフを中心とする北部では中央アジア最南端の宗教都市がありウズベキスタンと関係が深い。ヘラートを中心とする北西部ではイランにまたがるホラーサーン地方の一部で、イランと関係が深い。カーブルを中心とする南部はカイバル峠を通じて南アジアのパキスタンインドと繋がりが深い。しかし、普通は19世紀イギリスの統治下に入ったインド亜大陸を南アジア、ロシア帝国の支配下にあった地域を中央アジアと呼ぶ。アフガニスタンは両国の緩衝帯として、独立国のまま残された。

該当地域・国家リスト

西アジアに該当する地域・国家については以下の通りである。

言語

民族

脚注

  1. ^ UNSD―Methodology”. United Nations. 2021年5月2日閲覧。
  2. ^ コトバンク 西アジア
  3. ^ アフガニスタンQ&A(FAQ)”. 2022年5月1日閲覧。

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