おこ〔をこ〕【▽痴/×烏×滸/尾▽籠】
ち【痴〔癡〕】
ち【痴/×癡】
癡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 07:25 UTC 版)
仏教用語 癡 | |
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パーリ語 | moha (モーハ) |
サンスクリット語 | moha (モーハ) |
チベット語 |
གཏི་མུག (Wylie: gti mug; THL: timuk) |
英語 | ignorance, bewilderment, confusion, stupidity, delusion |
癡( 新字体: 痴、ち、巴: 梵: moha)は、仏教における煩悩のひとつで、無知・蒙昧を指す。[1][2][3]。時には無明(Avidyā )と同義である[1]。別名を愚癡(ぐち、愚痴)、我癡、また無明ともいう。
癡は貪、瞋と共に、渇愛につながる要素(三毒、三不善根)だとされて、それは生存の輪である十二因縁の一部となっている[1][4]。そのシンボルは豚であり、チベットの六道仏画では中心に描かれている[5]。
脚注
- ^ a b c Robert E. Buswell Jr.; Donald S. Lopez Jr. (2013). The Princeton Dictionary of Buddhism. Princeton University Press. pp. 546, 59, 68. ISBN 978-1-4008-4805-8
- ^ Thomas William Rhys Davids; William Stede (1921). Pali-English Dictionary. Motilal Banarsidass. p. 543. ISBN 978-81-208-1144-7
- ^ Damien Keown (2004). A Dictionary of Buddhism. Oxford University Press. pp. 8, 47, 143. ISBN 978-0-19-157917-2
- ^ David Webster (2005). The Philosophy of Desire in the Buddhist Pali Canon. Routledge. pp. 100–105, 177, 236. ISBN 978-0-415-34652-8
- ^ David Loy (2003). The Great Awakening: A Buddhist Social Theory. Simon and Schuster. pp. 28. ISBN 978-0-86171-366-0
- ^ 中村元『龍樹』講談社学術文庫、2002年。ISBN 4-06-159548-2。
- ^ 「根本煩悩」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014年、Britannica Japan。
関連項目
癡
痴
癡
痴
「痴」の例文・使い方・用例・文例
- 方向音痴である
- 彼は同僚にコンピュータ音痴であることを詫びた
- 彼は音痴なので歌は調子外れだ
- 音痴である
- ラッシュ時に、電車に乗っている女性を痴漢から守るためです。
- そのボクサーは数ヶ月の間、拳闘家痴呆になった。
- 父が女性に痴漢行為をするはずがない。
- 捕まった痴漢は未成年だった。
- 彼は何もしないで愚痴を言うように見える。
- 実際のところ、彼女は彼の愚痴に少し邪魔をされた。
- 私は方向音痴です。
- 母の愚痴がまた始まった。
- 私はいつも愚痴を言う人がきらいです。
- 私は愚痴を言う人がきらいです。
- 私の愚痴を聞いてくれて、ありがとう。
- 日本で嫌なことがあると、何故かボストンのあなたに愚痴を言っています。
- あなたの愚痴をいくらでも聞きます。
- あなたの愚痴をいつでも聞きます。
- ある友人がずっと愚痴を話していた。
- いつも私の愚痴に耳を傾けてくれて、ありがとうございます。
癡と同じ種類の言葉
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